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どこでどんなお店にするか

備忘録です。

昨日、すごく久しぶりに晩飯を家で食べてから外出しました。
19時頃だったかと思います。
もちろん「夜の街」へ遊びに出かけたわけではありません。
いや、正確には夜の街へ出かけたし、遊びか仕事かと言われれば遊びになってしまうわけですが…。

営業想定時間の街の様子

珈琲屋を開業したら、今のところはまだ営業時間を朝と夜に分けて行おうとしています。
理由は、朝と夜が好きで、日中が苦手だからです。夏なんかは特に。
基本朝型なんです。
朝は人が少ないし、空気も綺麗だし、早起き気持ちいいし、朝を気持ちよく過ごせたら一日は良い感じで回ります。
夜は、仕事帰りなどに一人で珈琲屋に寄って、自分を整えてから家路に着くのが、最高のリフレッシュであり癒しだったからです、自分自身が。

そこで、実質お店を営業する時間帯の街の様子を感じた方が良いだろうと思い、今日は夜の街をひたすら歩き回っていました。

まだまだ絶賛物件探し中なんですが、エリアは伏せておきます。あまり気に入っていないようなことを書いて、結局そこになる可能性もゼロではないので。

今日は、2時間程度でしょうか、3駅分くらいを歩きました。

どこも、あまりピンとこないエリアでした。
何がピンと来なかったのか。
言葉にしてしまうとひどく限定的に伝わってしまうしきっと正確ではないのですが、あえて言葉にするのであれば、「寂れた」というか「治安が悪そう」というか。

立地はどこまで拘るか

逆に理想的なことをいってしまえば、規模感(栄え具合、賑やかさなど)があまり大きくなくて、何かしらの「趣き」を感じられる街並み、雰囲気であること、でしょうか。
エリアのイメージです。
チェーン店がひしめき合ってギランギランと眩しくないところ。
個人経営のお店がそれなりに元気なところ。
巨大な建物が乱立していないところ。
ほどよい落ち着きを感じるところ。

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やはり路地裏はいいですね。

とはいえ、歩きながら考えていました。
エリアとして魅力的とはあまり思えないようなところに、超人気店があったりするじゃないですか。
立地にかかわらず何か強い魅力があるのだとは思いますが、どこまで立地に拘るべきなのか、すごく悩みます。

私は準備できることは準備したいし石橋を叩いて渡りたいし妥協はしたくないとも思うので、とことん粘り強く探したいですが、やはり物件は運ですし、見つからない時は2年も3年も見つからないともいいますから、どこかでえいやっ!と決めてしまわなければならない時がくるとは思っています。

上の理想はやはり理想であって、そこと賃料・坪単価で見合う物件を求めるのは、なかなか非常に難しいことなのではないか、と。

どんな店をイメージするか

加えて新型ウイルス。
既存の飲食店含め多くの小売店やら企業やらが大変な思いをしている状況で、今まで通りの事業イメージで本当に大丈夫なのか、ということです。

やりたいことは依然として変わっていません。
ひとりでゆっくり過ごしたくなるような空間とネルドリップの珈琲を提供すること。

しかし外出機会が減って、外食やお茶をする、カフェで一服する、という文化が衰退するかもしれません。
そもそも「儲からない」と公然と嘆かれる商売です、珈琲屋。
「儲からないのであれば、儲かるように頭を捻って工夫を凝らせばいい」
基本的にはそう思いながらこの道を歩み続けてきましたが、この食文化の変革は想像だにしていませんでした。

今までのようなイメージ通りで、進み続けていいのかどうか。
少し違った形で、珈琲豆のオンライン販売のみであったり、菓子類のオンライン販売であったり(施設が必要なんですよね)、焙煎所やスタンドや、そういったワンステップを踏むということも。
今までより柔軟に、考えていきたいと思います。

まだウイルスが流行して半年も経っていません。
ワクチンも開発されていません。
いわゆる「アフターコロナ」の世界はまだまだ遠い未来になりそうです。
その頃、私は、皆さんは、どのような世界で、どんな生き方、暮らし方をしているのか。
今まで通りでなくても、それなりに幸せな世界であることを祈るばかりです。

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