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『鬱の本』に参加させていただきました。

(全文インスタグラムより)
ついに『鬱の本』が届きました。 
この本に書き手の一人として参加させて頂けたこと、心から嬉しく思っています。
と同時に、とても恥ずかしくも思っています。正確には思い始めました。
今回、出版社の方から寄稿依頼を頂いたときは本の企画趣旨と、その丁寧で率直なメッセージを読んで、こんな私で良ければ、と僭越ながらお受けしました。それに「鬱の本」というタイトルだけで、もうなんか自分に合ってるなと思ってしまいましたよ。
ただ点滅社さんという出版社名を存じ上げなかったし(大変申し訳ない)、何より私なんかにお声がかかるということは、そのような市井の人々の声を集めたミニマムな規模感で作られる本なのかな、と想像していたのです。(もちろん文章はちゃんとしっかり真面目に書きましたよ)
  
しかし驚きました。
なぜなら…84人の寄稿者の並びに、谷川俊太郎さんがいらっしゃるではないですか。
ただ並んでいるだけなんですけれど、なんと畏れ多い。
恐縮、恐れて縮こまる様子とはこのことか。
谷川さんだけではありません。他にもたくさん知っている方の名前が並んでいます。
え、何かの間違いですか。
その並びに載せていただいてしまい。
ちゃんと真面目に書いたけれど、だからこそ本当に恥ずかしい。
こんなに穴があったら入るどころか埋めてほしいと思ったことはないです。
  
  
さて、私もこれから読みます。
なので内容についてはまだちゃんと把握していませんが、間違いなく「鬱(憂鬱)に寄り添う優しい本」であることでしょう。
いまの鬱(憂鬱)が、決して自分だけのものではないこと、きっと誰かも経験していて、その誰かはそこから抜け出したという事実があること。
それはきっと、今現在何かに苦しむ人にとってのすがるべき「わら」一本になり得ると思います。
願わくばその「わら」がそこから抜け出す命綱になれば。

当店でも販売させて頂きます。
税込みで1,980円です。
店内に見本誌を置いておきますので、お手に取ってご覧ください。
ご購入希望の方は、お声がけくださればすぐに新品をお渡しいたします。
ハードカバーでタイトルに箔押し。
きっと長く手元に置いておけるお守りのような存在になると思います。
必要としている人に届くといいな。

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