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ある先輩とお話ししているときのこと。

「立花さんのデュアルライフに刺激されて、私もプチ・デュアルライフを始めたんですよ」とおっしゃる。

「プチ？」と僕は質問した。

「自宅のマンションの別のフロアに、自分専用の部屋を借りたんです」とのこと。

次の瞬間、僕は声高にほぼ叫んでいた。

「それいいですねー！！僕もやりたい！！」と。

先輩は笑って、「だって立花さん、もうデュアルライフしてるじゃないですか」と言ってくれた。

でも、僕のデュアルライフとは違う魅力が、先輩のプチ・デュアルライフにはあった。

それは、「自分だけの秘密基地」への誘惑だった。