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とあるOLのうつ病闘病記#1

普段使いしていたメガネが壊れた。
少しお高めの、ブランドのメガネだった。

壊れた瞬間はとてもショックだったが、正直デザインに飽きが来ていたところだったので、ちょうど良かったのかもしれない。
私の人生は、不思議と「ちょうどよかった」タイミングが多い。人生生きてるって感じがする。

さて。

少し思い立ったので、自分がこの1年間経験したことを文字に起こしてみようと思う。
社会人3年目から4年目にかけて、私はこの1年間うつ病に苦しんできた。半年間は働きながらうつを治そうとした。治りかけまできたのだが、結局悪化してしまい、休職をした。

闘病記と言えるほどのものではないが、どこかにいる誰かの参考になれば幸いだ。

2020年6月、謎の体調不良が続く。

6月、変な風邪をひいたことがきっかけだった。
変と言っても、私は季節の変わり目に弱いタイプで、季節柄その気温差にやられたのだろうと思っていた。仕事していても寝てれば治るだろうと思っていた。

風邪をひいてから3日後、どうやら様子がおかしい。風邪の症状に加え、激しいめまいがする。
しかも、会社のPCを立ち上げると、だ。
会社のPCを立ち上げるだけで、激しいめまいと頭痛と吐き気に襲われる。

ああ、でも、朝はmtgがある。しかも朝の一言担当だ。これには参加しなければ・・。
おかしい。声が出にくい。なぜか目が開かず、画面を直視できない。

なんとか一言言うことができたが、一言がめちゃくちゃ短く、しかも眉間にシワを寄せながら話したものだから、きっとどうした?と思われたことだろう。

なんかおかしい。普通の風邪ではなさそうだと思いだしたのはその時からだった。

もしかして、精神的なところから来てるかもしれない。

と言うのも、私は大学院生時代にも適応障害を患ったことがあった。その時の身体の症状に似ていたのだ。

会社の先輩に相談したところ、それは病院に行った方が良いとのことで、紹介してもらい病院に行った。
そこで、自律神経失調症とうつ病と診断された。

うつ病、辛い。

具体的な身体的症状は下記の通りである。思い出したら追記していこうと思う。
・頭痛、めまい
・吐き気
・異常な眠気と疲労感
・朝起きれない、夕方にかけて徐々に体調が良くなる

また、具体的な精神的症状はこちら。
・疲労による(?)無気力(休みもずっと寝続ける)
・絶望感(どうせ私なんか必要ない、みたいな)
・希死念慮(死にたい、消えたいと思うこと)
・誰にも会いたくない、連絡をとりたくない

このような症状が2ヶ月程度は続いていた。
ほとんど寝ているだけだった(というか、寝る以外のことができなかった)が、振り返るとこの時期は主に身体的に無茶苦茶キツかった。

そのような状態になってもなお、この時の私はまだまだ仕事バカだったので、休職はせず、なんとか時短勤務で治そうとしていたのだった。
マネジャーに報告、相談し、勤務時間を6時間程度にしてもらった。

今思い返せば、仕事バカというか、本当に単純にただただバカだったと思う。この段階で休職しておけばと何度思ったかわからない。

大好きな旅行が、全然楽しくない。

平日の水曜日頃から土日を合わせた5日間のお休みをもらい、リフレッシュに大好きな鶴岡八幡宮に行った。

ここで気づいた。
大好きだったはずの旅行が全然楽しいと思えない。
美味しいはずのものが全然味がしない。
気持ちいいはずの海が全然気持ちよくない。きれいに見えない。

やっぱりおかしいんだ自分、と、ここで初めて思った。

鶴岡八幡宮に行った次の日、疲労で2日寝込んだ。

日帰りで近くに小旅行しただけなのに。
それほどまでに自分は身体的にも精神的にもダメージを受けているのかと絶望して、また寝込んだ。

いくら寝込んでも体調は良くならず、さらに自分に絶望してまた寝込んだ。

寝込みながらも仕事はしていたが、正直結構ギリギリのところで仕事していたと思う。
そんな爆弾が、爆発した。

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