見出し画像

【昭和歌謡名曲集62】まちぶせ 石川ひとみ

新宿アルタがなくなるという。言うまでもなく「笑っていいとも」のスタジオがあったビルである。上京して、早速見に行った。ここがアルタかと見上げていると、当時はそこにバルコニーみたいなとこがあって、そこでマイク持った男の人が何やら喋っている。なんじゃろ、と見ていたら、どうぞ、の声と共に、なんとビキニ姿の石川ひとみが現れた。夢か。本物か。思うていたら、「まちぶせ」を歌い出した。東京は、なんちうステキな町なんやと、田舎の青年はボーっと見惚れたことだった。歌のあと、インタビューがあって、「どうですか、ビキニで歌われて?」と訊かれたひとみちゃんは、「ものすごーく、恥ずかしいです」と笑顔で答えた。アイドルって大変なんだなあー、と素直に思ったことだった。

この記事が参加している募集

思い出の曲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?