テレアポ飛び込み、マジセンスねえ。

私は実は営業職だ。

通信会社で法人営業3年目をしている。
前年までインサイドセールスの部署にいたため、
外に出る、いわゆる外勤営業は未経験だった。

そんなだから、会社は私に営業力をつけさせようとする。当たり前だ。

で、上司は取引実績なしの企業リストを作り、
リストの上からテレアポをするように言った。ご丁寧にトークスクリプトまでご準備されて。
インナーセールスあがりだから、先ずは電話で営業経験を、と思ったらしい。

電話を切られるのが怖いということはない。
むしろ、本来架電なら好きなターゲットに好きにプッシュできる。自由度が好きだった。
しかし、だ。

これはセンスがない。

言われたところに言われたトークスクリプトで話す、なんて今時ボーカロイドでもできる。

せめて何か転職の経歴になるような創意工夫をしたいと思った私は、顧客が多いならメルマガ形式でやりませんか?と提案した。

しかし、調べてみるとメルマガを送る同意をしない限り、メルマガ送付することは「迷惑メール防止法」で禁止されていた。

迷惑メール防止法

迷惑メール防止法とは、

「無差別かつ大量に短時間の内に送信される広告などといった迷惑メール、チェーンメールなどを規制し、インターネットなどを良好な環境に保つ為に施行(Wikipediaより)

された法律だ。
つまり、同意者以外にメルマガを送るのは、
良好な環境を害すると法が言っている。

え?

これ犯罪なの?
メルマガ程度で良好な環境ハザードなの?
それを言ったらテレアポはなんでOKなの?
テレアポの方が拘束時間長いしうるさいじゃん。
営業マンのいう「お客様のためになるプッシュ」は良好な環境破壊の犯罪だそうですよ。

知ってた。

なんだかなあ、と思いながらメルマガは諦めた。例外措置はあるが、揉めそうだからだ。

テレアポが課される話を別の上長にしたところ、テレアポより飛び込みの方が営業力がつく、と言われた。
況んや、飛び込みをや。

創意工夫の余地なく、相手に迷惑かもしれないという思考を放棄して、
仕事をするのは苦痛なのだ。

この組織の規範に、私は染まり切ることができなかった。

転職しよ。

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