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「映画好きなワタシ」を語ってみる。

ふと思った。去年の日本国内の映画興行収入ランキングを見てみようと。なんとなく。50位まで掲載されている。
2016年映画興行収入ランキング50


一作品も見ていない。


そうだ、一昨年はどうかな。
2015年映画興行収入ランキング50


またもや一作品も見ていない…。


さすがに2014年まで遡れば何か見てるよね。
2014年映画興行収入ランキング50


皆無…。


で、2013年こそ…!と思って見てみたら、4位の「レ・ミゼラブル」と10位の「そして父になる」と28位の「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」を見ていた。

大体ここ数年の劇場での鑑賞数は、年間平均100本を超えているのだけど、それでいて、ほぼランキングにかすりもしないのは、どういうことか。

多分だけど、この18年くらいずっとそのスタンスを貫いている。なにしろ、全く「超ヒット作」には惹かれないのだ。別にマニアック路線を狙っているわけでもない。でも少し流行ると、ま、また今度でいっか、となってしまう。こんなあまのじゃくであることを加味しないでも、今後も「その年の」(←ここポイント。たまに往年のヒット作品は見たりするので)大ヒット作品は、多分ほぼ見ない。ガンコだね、保守的だね、と言われたらそれまで。それでも私は映画を見続ける。

ヒット作品を見ずして、映画を語ることができるのか。真の映画好きなら、好き嫌いなく見るべきなのでは。

色々言われることもあるかと思う。何で私はこんなにも映画にこだわってるんだろう。自分でもよく分からなくなってきた。それでも映画抜きに私の生活を、人生を語ることはできなくて、相当のスパイスになっている。とにかく全ての原動力になっていると言っても過言ではないのだ。

映画があるから仕事も頑張れて、
映画があるから旅をしてみたいと思い、そこでまた新たな世界を知って、
映画があるから素敵な友人もできた。
素晴らしい音楽に出逢い、知り得なかった事実を目の当たりにし、もっと知ろうと関連本を読んで、世界はまた広がった。

そんなスパイスになるのは、いつだって知る人ぞ知る作品なのだ。抜け落ちていく記憶があったとしても、それはたしかに、そのときの私の中に組み込まれていく。

それがどんなに辛く悲しい内容であっても、仕事帰りにクタクタの状態で映画館へ行くことは、私にとって究極の癒しになったりもする。単なる気分転換ではなく、けれども中毒とも異なる。感覚は決して麻痺したりしていない。

*****

いつまで、こんな感じで映画を見ることができるのだろうか。今は実家暮らし、両親共に元気で気ままな状態だから通用することだと思う。ずっと一人ならこの生活は年老いるまで続けていそうな気もする。

新しい家族ができたら? 空白の期間はできるだろうな。でも、もし私に子どもができたら、是非とも映画が好きな子に育ってほしい。親のそばで親が見るものを訳もわからずに見てくれるだけでいい。わからなければ聞いてほしい。わからないままでも、大人になって、あ、あの時のアレはこういうことだったんだ!と思ってくれたら最高だ。私がそうだったから。別に両親はコテコテの映画好きではなかったけれど。そんなキッカケを作れる大人になりたい。なる予定は皆無ですが。ですが。

こんなことを書いていたら、どんどん熱くなって、とりとめのない内容になってしまった。

スターウォーズ?ゴメン、どのエピソードも知らない。君の名は。、見てない。ラ・ラ・ランド、見逃したけど、多分わざと。

人生、損してる? いやいや、それは、断じてない!私は、自分が見たいと思う作品のラインナップには、根拠のない自負がある。私、こんな映画見たんだよ!もっと知ってもらいたい!こんな国があって、こんな考え方の人(たち)がいて、本当に世界って広いよね。私はこんな風に感じたよ!って。映画の中の、ほんの些細なことが、生活を一変させたり、それでポジティブになれたり、思いっきり涙して、その世界に没頭できたりする。そんなことって、やっぱり自分一人の人生だけでは経験できなくて。私はそれを味わいたくて、映画館へ今日も足を運ぶ。

はー、何かまだまだ語れそうな気がするけども、今日はこれでおしまい。

*トップ画像は、甥っ子にどうかなと思った可愛らしい長靴です。このnoteの内容に一切関係ありませんが、可愛いのでアップしてみました。甥っ子は、新幹線はやぶさのカッコいい長靴持ってるからいい、と妹に言われました…。

#エッセイ #コラム #私のこと #映画談 #コンテンツ会議 #とにかく映画が好きだ



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