ぶらりバイク一人旅〜in唐津市呼子町〜
どうも皆様こんにちは、ツキです。
納車されて1ヶ月、バイクの運転に慣れてくるとだんだん遠出したい気持ちが高まってくるものです。ですので今回は佐賀県唐津市の呼子町に行ってきました。
個人的に唐津市自体結構好きなエリアで、その中でも呼子町は思い入れのあるお気に入りエリアなんです。ですので、自分の好きな呼子町を色々と紹介していきます。いつもとは趣向を変えまして、一つのスポットをしっかり紹介というよりは、複数のスポットをさっくり紹介という感じになっております。
少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
佐賀県唐津市呼子町とは
さて、本題に入る前にあと少しだけ。
今回紹介する呼子町について軽く歴史と地理を振り返っておきましょうか。
まず、「唐津市呼子町」というエリアは2005年に市町村合併して生まれたエリアになります。もともとは「東松浦郡呼子町」という町でした。わりと近年合併したため、人によっては唐津市というイメージはないかもしれませんね。
地理的には佐賀県の北側にあたるエリアで、周囲には波戸岬や名護屋城跡で有名な「鎮西町」エリアや七ツ釜などがありますね。
「呼子町」自体のエリア分けとしては、イカや朝市で有名な「呼子」、呼子大橋を渡った先の島「加部島」、武将の陣跡が多数ある「殿ノ浦」、捕鯨の歴史の残る島「小川島」、変わったモニュメントのある「小友」、遺跡や浜辺のある「大友」に分かれています。
今回の1人旅はこの中の「呼子」、「加部島」エリアを中心に回ったため、主にこの2エリアをまとめております。他のエリアはまた機会があったら行ってみたいと思います。
日本四大朝市でも有名な「呼子」
ではまずはこちら、呼子町の中で1番有名なエリアの「呼子」エリアです。主に呼子港を中心とした呼子町の中心部ですね。
イカの活き造りの食べられる多数の飲食店に、海中展望船ジーラ&七ツ釜遊覧船イカ丸で有名な「マリンパル呼子」、呼子の新鮮な魚介などを売っている直売所の「呼子台場みなとプラザ」、そして日本四大朝市にも数えられるほど有名で賑わいをみせる「呼子朝市」といった施設やイベントは主にこのエリアに集まっています。
ここらへんはかなりの有名どころなので今回はあまり行ってません。いや、まあ金銭的とか時間的な理由もあるんですがね。
ちなみに呼子の朝市は朝7時半から昼の12時までなので、行ってみたい方はしっかり時間を考えて行くようにしましょう。そうしないと着いた頃には終わりかけだったりするので注意です。
では、まずは呼子のイカの紹介からですね。
呼子では外せない名産品「イカ」
これはもういわずもがなですし、観光ガイドでも必ず触れられるところなのでこちらではさっくりと。
呼子は御存知の通り日本でも有数のイカの産地です。イカの種類は主に夏場ケンサキイカ(ヤリイカ)、冬場はアオリイカが穫れるようですね。付近にはイカの活き造りが食べられるお店がいくつもあり賑わいを見せています。自分も何回か行きましたが、本当にとても美味しいです。ここで食べられるイカは透明で食感もよく味も甘くて感動するレベルです。しかも、コースがあるお店だとゲソを使ったゲソ天などもあり大満足間違いなしなので是非行ってみてください。
また、港周辺では「いかぐるぐる」と呼ばれるイカの一夜干しを作っている名物の風景がよく見られます。ところどころにはイカの一夜干しを売ってるお店もあり、本当にイカの町なんだなって感じです。
その他、有名な萬坊さんのいかしゅうまいや揚げたてのイカ天、変わり種だとイカスミサイダーなどもあって色々楽しめます。こちらは活き造りなどよりも、手軽に楽しめますので軽く食べたい人などにオススメです。
呼子の歴史を知れるお屋敷「鯨組主 中尾屋敷跡」
さて、イカの町として有名な呼子ですが、昔はクジラの町だったということはあまり知られていないかと思われます。
そんな呼子の捕鯨の歴史を知ることができるのが、この「鯨組主 中尾屋敷跡」です。江戸時代に鯨組主として巨万の富を築いた「中尾家」のお屋敷で、当時の姿を残したこのお屋敷は佐賀県の重要文化財であり、佐賀県の認定した「22世紀に残す佐賀県遺産」や唐津市の景観重要建造物に指定されている大切な場所になっています。
受付のある主屋では、当時のお屋敷の中を見て回ることができます。そして、奥の勘定場跡は呼子の捕鯨に関する様々な資料の展示がされており、この町がどのように栄えていったのかを知ることができる貴重な資料館になっています。
入館料はかかりますが値段的には安いですし、スタッフの方々もとても優しい方々なので満足度は結構高いです。朝市通りに面しているので立地的にも行きやすいですので、呼子に行かれた際には是非行って頂きたいスポットの1つです。ちなみに屋敷内は撮影禁止なのでご注意を。
また、ここ以外にも鯨の供養塔や中尾家関連の神社、他の捕鯨関連の史跡が呼子や小川島には多数あるので興味のある方は行ってみてください。自分も今度巡ってみようかなと思います。
港町に眠る信仰の場所
呼子は歴史ある町だけあり、町の各地に様々な信仰を見ることができます。ここではそれらを何か所か紹介しますね。
スポットによっては今度個別で記事を作るかもしれないので、その時はよろしくお願いします。
呼子には、港町らしく恵比須さまや中尾家由来の神社など様々な神様や仏様が祀られていらっしゃいます。
それでは次のエリアに行きましょうか。
加部島に入る前にちょっと一息「呼子大橋」
さて、次はもう一つのエリア「加部島」ですね。しかし、入る前に休憩がてら是非とも足を止めて頂きたいスポットがあります。
それがこちらの「呼子大橋」です。佐賀県の観光スポットとして名高いこちらの橋は、本土と加部島を結ぶ全長728mの大きな橋で「新さが百景」にも選ばれています。
手前には駐車場があるので休憩がてらに、気持ちいい風を感じながら美しい景色を眺めれられるというとても良いスポットとなっています。個人的にめちゃくちゃオススメです。
古くより信仰のある島「弁天島」
実はこの呼子大橋の下には古くより信仰されてきた小さな島があります。それがこちらの「弁天島」です。
「女弁天」と「男弁天」と呼ばれる2つの島で構成されているこの島には、地元では「弁天さん」と呼ばれる「厳島神社」や干潮時にしか行けない島の最奥に鎮座する「舟地蔵」といった信仰されているスポットや、佐賀県の天然記念物の岩脈群や綺麗な海といった美しい自然を味わうことができます。
駐車場から「女弁天」までは「弁天遊歩橋」という橋がかかっているので、潮の満ち引き関係なく歩いていく事ができます。下から呼子大橋を眺めることができるのもなかなか面白いポイントですね。
ちょっと足を延ばして行って欲しい「加部島」
それではオススメの呼子大橋を渡った先、今回の記事では最後のエリアである「加部島」を紹介します。
古い歴史を持つ島で、見どころもいくつもある素晴らしいエリアです。呼子のすぐ近くなので、呼子に行ったら是非とも行ってほしいと思っています。
実は特産なんです「甘夏」
呼子はイカを中心とした海産物の町でした。すぐ近くの加部島にも当然海産物はあります。ですが、それ以上に特産として推しているのがこの「甘夏」なんです。呼子でイカを食べたあとのデザートとして食べるのもありだと思います。
島内には甘夏や甘夏を使ったスイーツを扱うお店があるので是非行ってみてください。
かなり古い歴史を持つ神社「田島神社」
加部島といえばここには絶対行ってほしいというスポットがこちら「田島神社」です。
加部島の東端にあるこの神社は、佐賀県の神社の中でも最古もしくはそれに近いレベルで古くからある由緒正しい神社となっています。おそらく呼子町の中では最大規模の神社でもあると思います。
御祭神は宗像大社や厳島神社でおなじみの宗像三女神です。また、大山津見神と稚武王命も共に祀っているそうです。
創建の詳しい年代は不明ですが、天平10年(738年)に田島神社の神号を贈られたという記録が残っているらしいので、少なくともそれ以前にはあったのだと思われます。確実に1000年以上の歴史を持っているってスゴイですよね。
境内には境内神社の他に真っ二つに割れた「太閤祈念石」という巨石や、源頼光が寄進した「頼光鳥居」や、はたまた元寇関連のものがあったりと様々な時代の跡が残っていてとても面白いです。
その中でも、境内社の「佐與姫神社」はこの地の悲恋伝説「佐用姫伝説」の佐用姫を祀る神社で。佐用姫伝説を語る上では外せないスポットですので興味のある方は是非。
また、奥にある「太閤祈念石」は大ヒットした「鬼滅の刃」の影響で話題になったそうです。まあ、他の県にもありますが真っ二つに割れた岩ってのは、炭治郎が岩を切ったシーンを連想させますもんね。
その他にも見どころはありますが、今回はさっくり紹介なのでここらへんで一区切りとしておきます。こちらの神社はまた後日個別で記事を作ってさらに詳しく紹介しようと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
加部島に来たら見てほしい景色
加部島には素晴らしい景色が見られるスポットがいくつかありますので、まとめてこちらでご紹介します。
それでは今回はここまでですね。今回は自分的にも結構思い出のあるところなので長くなってしまいました。まあ、それぐらい素晴らしいところってことなんですけどね。
紹介したもの以外にも、このエリアや周辺エリアには様々な良いスポットがありますので是非行ってみてください。自分もまた色々周ってこようかなと思います。
ではまた次回もよろしくお願いします。長い記事になりましたがここまでお読み頂きありがとうございました。
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