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日々積み重なる

大学の授業をフケってこれを書いている。

夏休みに車の免許を取ってから、運転に慣れるために乗り回しまくっている。意識が途切れそうになるほど長い大学の夏休みを終えて、大学への登校も車になった。

以前は電車で通っていた。電車に乗るのも案外楽しかったのだが、知ってる人、ちょっとだけ知っている人、全く知らない人に毎朝囲まれるのに、精神が参ってしまったのだ。具体的な理由は分からない。ただ、自分の明確な居場所の無い、あのごちゃごちゃした中に放り出されるのが、苦手なのかもしれない。こういうところで、「あ~、自分って人より何か足りてないなぁ」と感じて自己嫌悪してしまう。

今日は1限からの授業だった。朝8時50分からのスタートで、学校までは車で1時間ほどかかる。朝がすこぶる苦手な僕は、いつも通りギリギリに出発した。なんとか間に合いそうな時間だったのだが、ここで大変な事件が発生した。トイレに行きたくなったのだ。しかも、時間のかかる方。究極の選択だった。遅刻か、我慢するか。

結局僕は遅刻を選んだ。トイレを済まし、10分ほど遅れて、教室の前にたどり着いた。

しかし僕には、教室に入る勇気がなかった。

いつの間にか手汗がじっとりと滲み、頭がごちゃごちゃして、マトモに思考が出来なくなっていた。もう一度トイレに行き、何をやってるんだと自分に渇を入れるも、その場から逃げ去ってしまった。

なんだ、しょうもない。と人は笑うかもしれないが、僕はまた思ってしまう。

「あ~、人より何か足りてないなぁ」

僕が憧れる、行動力のある人なら、何ともなしに行くんだろうなぁ。ダメだなぁ。変わらなくてはなぁ。

こうした日々の自己嫌悪が積もりに積もって、自分が構成されてゆくのだな。そう思った。

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