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「はじめてレッズをみた日」4つの話に込めた思い


現在、noteの中で行われているコンテスト「はじめてレッズをみた日」

この4年間、浦和レッズのことを中心にスタジアムの素晴らしさを100本以上書いてきた自分にとって、またとないお題!


これは精力的に取り組まなければということで、4本の作品を書き上げ、このコンテストに応募をしたのだった。



応募するには、ハッシュタグに「#浦和レッズ」を設定して記事を投稿する必要がある。

ただし、この「#浦和レッズ」自体は多くの人が普通に使っているハッシュタグなので、応募作品とそうでない普通の記事も混ざってしまう。

自分の場合、この応募期間に「#浦和レッズ」で書いた記事は8本。
そのうち、コンテストに応募した作品は4本なので、残りは試合の観戦レポートなどになる。

コンテストに応募した作品はどれも、熱量たっぷりに書き上げたもので、できれば多くの方にも読んでほしいと思っている。


そこで今回は、このコンテストに応募した4本の作品がどういう想いで、なにを伝えたかったのかを「あとがき」というカタチで書いてみたいと思う。





❶はじめてレッズをみた日は、はじめて浦和レッズが勝利をした日



自分がはじめて浦和レッズの試合を見た30年前の試合を、当時を思い出しながら書き上げた作品。
プラチナチケットの言われたJリーグのチケット。しかも当時スター軍団と言われたヴェルディ川崎戦。それを徹夜で並んで手に入れたことや、スタジアムまで高揚して向かったことなどを書いている。
そして、スタジアムを揺るがす「大ハンドコール」から、PK戦での劇的勝利!

こんな試合を見たら、誰でも、絶対ファンになってしまう。
浦和レッズのリーグ戦初勝利でもあり、今の自分につながった思い出深い試合となった。

この作品の最後の部分では、自分の言葉でこのようにまとめている。


あれから30年。
日本中にJリーグのクラブができ、素晴らしいスタジアムとサポーターが増えていった。
スタジアムでは多くのドラマと奇跡が起こってきたし、これからも起こり続けると思う。そして、その瞬間に立ち会ったファン・サポーター達の熱量は高まり、熱狂の渦が沸き起こっていく。
それが、自分達の持っているアイデンティティと重ね合わさり唯一無二の存在になっていった。

自分も同じだった。
あの試合から、浦和レッズの虜になった。
浦和レッズのシーズンチケットを買うようになり、アウェー遠征にもいくようになった。
浦和に住むようになった。
Jリーグのファンを増やすアイデアコンテストに応募し、受賞することもできた。
そして、ファンやサポーターの気持ちを考えることやそれを高め広げていくことをずっと考え続けていて、それが今の仕事につながっている。

それも、あの1枚のチケットのおかげだ。
あのチケットを選んだおかげで・・・
「はじめてレッズをみた日」が「はじめて浦和レッズが勝利をした日」になった。
そして、その後30年間ずっと、心が躍るような日々を送ることができている。
ありがとう。

そして・・・
We are Reds!



❷埼玉スタジアムへ浦和レッズサポーターが帰ってきた"はじめての試合"


思いっきり、声をだして、飛び跳ねて、拍手できる。
ゴールの瞬間、周りの人とハイタッチをし、抱き合う。
こんな当たり前のことが、この3年間スタジアムではできなかった。

その中で、Jリーグがコロナで中断し、観客がいないリモートマッチを経て、はじめて有観客試合になった時のことを当時自分が書いた記事を元に振り返ってみた。
当時でしか書けない状況や複雑な感情なども、そのまま伝わるようにしている。自分が読んでも、当時のことを思い出して、涙がでてくるような内容だ。

この記事で見て欲しいのは、スタジアムの写真だ。
一生のうち、こんなスタジアムに出会えるのはこの試合しかないかもしれない。


スタジアムに入ると、とにかく壮観な眺めに驚く。
スタジアム中のひとつひとつの席に色つきのビニールシートをかぶせて​、赤白黒の浦和レッズカラーに染め上げている。


サッカーには味方もいるし敵もいる。
その敵に勝つことこそ、最大の目標としてきた。
だけど、今、それ以上に大きい敵がいる。
その大きい敵に勝つためには、ファン、サポーター、選手、スタッフを含め、あるいは他のクラブとも協力し、まさに総力戦で戦っていく必要がある。

もしかしたら長期戦なるかもしれない。
それでも焦らずに、周りを信じて応援していこう。
必ず、あの熱狂のスタジアムは帰ってくるから。





❸はじめて埼玉スタジアムに見た「赤い悪魔」と15年後に再び現れた「赤い悪魔」



2022年8月に行われたAFCチャンピオンズリーグ準決勝の全北現代戦と2007年に行われた同じくAFCチャンピオンズリーグ準決勝の城南一和戦。
どちらも歴史に残るような激戦であり、同じようにサポーターのチカラをみせつけたPK戦があった。
その時間を超えた共通点を探りながら、ヒリヒリしたスタジアムの緊張感を描いている。

そして、実際の動画を記事内に加えただけでなく、スタジアムに響き渡る応援歌を冒頭と最後の部分に入れて、この試合の雰囲気を伝えるようにした。


酷暑の中、最後まで走り抜いた選手の頑張りも素晴らしかった。
さらには、スタッフやサポーター、ボールボーイなど全員が心をひとつにして応援し、戦い、掴み取った勝利だった。

この日は、アジアチャンピオンに賭けるクラブの想い、それが15年の歴史を超えてつながった歴史的な夜となった。
そしてそこには、自分がずっと追い求めていた熱狂のスタジアムの姿があったのだ。

はじめてスタジアムで見た「赤い悪魔」と15年後に再び現れた「赤い悪魔」
浦和レッズを愛する人々の中で、記憶に残り、語り継がれていくものになるだろう。





❹はじめて、スタジアムの奇跡を見た日


忘れもしない2000年11月19日。
J2リーグ最終戦。J1に復帰するためには絶対勝つしかないという試合。

選手も、自分も周りのサポーターも必死になって戦った。
そして、絶対的なピンチを乗り越え、延長後半に決まった奇跡のVゴール。
歓喜の涙でぐちゃぐちゃになった観客席。

何年、何十年経っても、そのシュートの弾道はスローモーションのように目に焼き付いている。

そして、この作品では同じようにこの日のことを書いてくださったいる方々のnoteも紹介しているので、ぜひ読んでほしい。

選手もサポーターも誰も試合を諦めていなかった。絶対にこの延長戦でゴールを決める。
試合を決めてやる。そんな熱い想いが駒場スタジアムを包み込んでいた。
2年続けて、このスタジアムで悔し涙を流したくない。
そして遂に、みんなの想いが奇跡を起こした!
延長前半、浦和レッズのフリーキックの場面。
相手にあたったこぼれ球が土橋選手の前にこぼれていく。
そのこぼれ球を拾った土橋選手がロングシュートを打った。そのシュートは大きな弧を描くようにネットへ吸い込まれていく。

うおおおおお。うわあああああ。
もう、誰も声になってない。叫び声がスタジアム中に浦和の街に響き渡った。

浦和レッズが延長Vゴールで勝利を決めたのだ。
土壇場の土壇場でJ1復帰を決めることができたのだ!



「はじめてレッズをみた日」に込めた思い


あらためて4本の作品を読んでみた。
どの作品も熱量が高すぎて、書いた自分でもびっくりしてしまう。

でも、サッカーのスタジアムの熱量はもっともっと高い。
その熱狂のスタジアムのことを、これからもnoteに書いていければと思う。
多くの人に伝えていきたいと思う。


最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。



こちらのマガジンでは、スポーツのファンの熱量を高め、熱狂のスタジアムを作っていくことをテーマに書いています。




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ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!