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猫舌堂のスプーンの優しさで、だし茶漬けがさらに温かく感じられる

【651むすび】いとはん(新宿伊勢丹)だし茶漬け

最初見た時は、いわゆるお洒落なスプーンだなって。

だけど、使ってみてわかった。
なんというか優しさに包まれているような。
そんな不思議な存在。



先日、こんなカトラリーを教えてもらった。

猫舌堂のイイサジーという名前のスプーンとフォーク。

がんや麻痺などによって食べることに苦痛を経験した方々が、食べる喜びを取り戻すきっかけを作りたい。そんな思いから看護師やがん経験者のメンバーによって猫舌堂はオープンしました。

その一貫として、オリジナルカトラリーの制作に至ります。猫舌堂ではオリジナルカトラリーの他に、がん経験者やその家族などが情報交換できるサポートコミュニティを通じて、新しい価値で社会をUP DATEしていきます。猫舌堂はがんと共に生き抜くために一緒に体験しながら食のバリアフリーを目指しています。


がんや麻痺などで食べることが辛くなってしまった方に、食べることへの喜びを取り戻してもらえるようにと、開発されたスプーン。

見た目は本当にスマートでお洒落なスプーン。
でも、凄いのはそこだけではなく、その誰にでも使いやすいように設計されていること。


しっかり持つことができない方にも持ちやすく、すくいやすく、口唇に力が入らなくても食べやすく、口元を汚しにくい。



しかも、すくうだけでなく、切ったりつぶしたりといろいろ使い勝手がいい。

病気の方だけでなく、小さな子どもからお年寄りまで、みんなが使える設計になっている。これって結構凄い!


さらに、この猫舌堂には素敵なところがある。
それは、機能面の素晴らしさにプラスして、人を繋ぎ、人を惹きつけるような活動をしていること。


がんサバイバーやその家族をつなぐコミュニティ活動をされていて、さらには食べることへの悩みがある方も周りを気にせずに食べられるようなカフェスペースも設立予定らしい。

自分の周りにも、がんサバイバーの方や高齢で嚥下に困っている方もいるので、そういった活動があることはなんか嬉しい。



さっそくオンラインショップで購入してみた!
お洒落なパッケージやパンフレットと一緒に、手書きのメッセージまで入っててびっくり。
でも嬉しい。



スプーンやフォークって金属だし無機質なものだから、本来冷たいイメージがある。
だけども、この猫舌堂のスプーンは、人の温もりや思いみたいなものが詰まっていて、使う方も温かい気持ちになれる。


(加藤洋菓子店とコラボした母の日ギフトなどもあるみたいなので、ご興味あれば)



そんなスプーンを使ってみたくなるような、おむすびを発見!!


新宿伊勢丹の地下にある、いとはん。
野菜をたくさん使った和惣菜が有名なお店。


お惣菜やお弁当を眺めていたら、なんとなんとおむすびが!
最近、おむすび探し眼が冴えてきたなあ。

しかもパッケージの形が面白い。
「焼きおにぎりのだし茶漬け」って。
いったいどんな味がするのだろう。


その名も「生姜香る雑穀焼きおにぎりのだし茶漬け」

器はセパレート式で、中側の入れ物にだし。
上の入れ物に焼きおにぎり、湯葉、三つ葉、塩昆布、そして生姜が入っている。
温めるとより美味しいと説明もついている。


レンジでチンして、
買ったばかりの猫舌堂のスプーンを使って。
いただきまーす!



まずはスープをひと口。
しっかり取られたかつお節のだし。その上品な旨味に酔いしれる。

そのスープに雑穀焼きおにぎりをほぐしていく。
固めに焼かれたおにぎり。
ほぐされた部分が少しずつだしを吸ってふくらみ柔らかくなる。

すーっと。

猫舌堂のスプーンを伝わり、口元から喉の奥に溶けていくようだ。
三つ葉の香りと塩昆布の旨味が味をさらに深めていく。

半分食べたところで、味変タイム!
すりおろし生姜をたっぷりとだしに溶かしていく。

ピリリ!

刺激的な旨みによって、さらに食欲が増していくようだ。

焼きおにぎりのだし茶漬けと猫舌堂のスプーン。
体もそうだけど、心もほっこり温まった気がしました。

ご馳走たまでした!



先日記事に書いたラベンダーリングの本。
そのラベンダーリングの発起人の御園生泰明さんが先日お亡くなりになられたそうです。

謹んで哀悼の意を表します。

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