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絵画からイメージ作曲2021.10.1(18)

「うずくまる女」ドラクロア
タイトルだけでは、どうしてうずくまっているのか分からないですね。
哀しい物語の一部の描写でしたか。

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緊迫と官能。
テンションノートとドミナントモーションを強調して入れました。ホ短調。

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『うずくまる女』は、フランス・ロマン主義の中心人物としての評価を確固たるものにした、ウジェーヌ・ドラクロワの傑作『サルダナパールの死』のための5点のパステル画の習作の内の1点です。

『サルダナパールの死』は、アッシリアの最後の王をドラマチックに描いています。自軍を敗北に追い込んだ敵軍によって虐殺されるのを防ぐべく、王は妻たちや愛妾、家畜の殺害を命じます。自らも死を覚悟してベッドに横たわり、死にゆく彼らを無表情に見つめる王。
感情を露わにした愛妾の一人の姿に、画家は恐怖の瞬間を凝縮させました。突き立てられるナイフの動きから逃れようと躍動する人物の張りつめた姿が、しっかりと弧を描く線で描写されています。
デイリーアートより

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