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【料理】お手製『クロテッドクリーム』でスコーンを味わう

最近ロンドン旅行の動画を見たのだが、そこでクロテッドクリームという謎のクリームが出現していた。

どうもバターと生クリームの中間みたいなものらしい。


……すごく食べてみたい。


だがこのクロテッドクリーム、最近高くなったと噂のバターより高いのだ。

しかも通販だと冷蔵か冷凍になるため、送料も結構かかる。

クラフトコーラといい、最近は食べ物にお金をかけすぎている。

節約せねば。


でもやっぱり食べたい……!!


そんなとき、ネットで見つけてしまった。

クロテッドクリーム(のようなもの)を生クリームで作る方法を。

作っていこう。

通販に頼らず。


なお、生クリームも普通に高いのはスルーだ。(200mlで500円)



作り方は非常に簡単。

レシピによると、まずはお湯を張ったフライパンに熱伝導率の高いガラスのボウルを入れる。

ガラスの熱伝導率が高いなんてことは初めて聞いたが、気にしてはならない。

黙ってレシピに従うのだ。(普段は基本従ってないが)

そして今回は温度管理が重要になる。

頼むぞ、TANITAの温度計

ケトルのお湯の温度を測って終わりなんてあまりにも悲しいと思ってたが、再び活躍の機会が巡ってきたようでなによりである。

さて、今回使用するのは純生クリーム。乳脂肪分は47%だ。

クロテッドクリームは乳脂肪分60%なので、元となる乳脂肪分が高いにこしたことはない。

植物性油脂の物を買わないように注意。

全部注いで…

あとは80〜90℃30分間湯せんしていく。

弱火でも気づいたら90℃を越えちゃうので、気をつけながら。

だんだん膜が張ってくる
30分湯せん後

そして30分の湯せんが終わったら、

粗熱を取って半日(12時間)冷蔵庫に入れる

このときラップをしてはならない

半日冷蔵後

そして半日冷蔵したら取り出して、この表面だけを削り取っていく。


楽しい。


これがクロテッドクリームのもとになるのだ

そんなわけで、200mlの生クリームから55gの固形物が得られた。

これを混ぜて滑らかにしたらクロテッドクリームらしい。

なお、ここで余った生クリームをまた湯せんすれば、追加のクロテッドクリームが得られる。

残り

しかしここまでの工程で面倒さを痛感しているので自分はやらない。

この生クリームはカレーにでもかけよう。

そしてこれは開封&放置をしているので、悪くなる前に速攻で使わないといけないのにも注意だ。

では混ぜていこう。

良い感じの混ぜるものがなかったので、竹串でいいか……。

まぜた

〜滑らかになった気がするので完成〜



さて、それでは実食といこう。

クロテッドクリームはイギリスではスコーンと一緒に出てくるものらしい。

もちろんスコーンの作成など今の自分には余裕である。

ではクロテッドクリームをスコーンに乗せて……


いちごジャムもつけて……

いただきます!!


(ハムッ……!)


・・・


うん!!




いやなにが「うん!!」だよという話である。


まあその、

正直なことをいうとなんというか……


「こうなるよね」という味です。


そもそもクロテッドクリームとは何なのかというと、先述した通り、『バターと生クリームの中間のクリーム』である。

そして実際、その通りの味と食感なのだ。

別に砂糖を入れたわけでもないので、「生クリームやバターのコクを感じられるクリームだね」という以外の感想が出てこない。

いや全然不味いとかではないのだが、砂糖入りホイップクリームのような「あまーい!」という感想が出るわけでもなく、実に素朴なコクだけを与える存在というかなんというか。


そんなわけで初めてのクロテッドクリームでした。

なんだか「衝撃的な美味さ!!」とかではなかったものの、知らないものを体験できてよかったとは思う。

バターよりも重くない味で、ホイップクリームよりもコク重視なクリームという感じなので、確かにそういう需要があるのはわかる気もした。


そして早急に残りのクロテッドクリームと生クリームを消費しなければならない。

冷蔵しようが数日で食べなきゃ問題なのが手作りお菓子である。

これらのクリームもできれば当日中、少なくとも1〜2日以内に消費しないとよろしくない。

カレーに入れたり、食パンに塗ったり、コーヒーに入れたり……?


……こりゃまた盛大に体重が増えそうだ。

トップのアオサギもデブるわけである。

(アオサギ…?)


そんなわけで、みなさんも冬太りにはご注意を!


そしてクロテッドクリームを作るのは大変なので、市販品を買おう!!


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