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【逆説プランニング】……あれ? 気づいたらコーヒーミルがあるぞ?

『独学大全』という本がある。

独学大全』は、読書猿氏による「独学者のためのあらゆる手法が詰まった本」だ。

そこらのビジネス本とは違い、あらゆる情報元をしっかりと載せた上で、それらを実用するための方法を詳しく解説してくれており、まさに独学者の最強の味方といえる。
(自分が図書館の素晴らしさや利用方法を理解したのもこの本のおかげだ)


そしてその情報量ゆえに、分厚さもヤバい。


悪いことは言わない。電子書籍版を買おう。

単語で検索も出来るし、電子書籍のほうが絶対楽だから!!



そんな独学大全が紹介するテクニックの中に、「逆説プランニング」というものがある。


何かを継続する
というのは辛いものだ。
多くの人は、途中で色々な理由をつけて投げ出す。

「今は仕事が忙しいから…」 「今日は体調が悪いから…」

理由がなんにせよ、それは継続の失敗である。

そしてやがて、「俺は何かを続けることも出来ないんだ…」というネガティブな感情を得て、新しいチャレンジへの意欲もなくなっていく。


しかし逆説プランニングは、そんな失敗を逆に利用する手法なのだ。


〜やりかた〜

  1. まず高い目標を立てる。(例:毎日1万字書く)

  2. その目標を最小化する(毎日1字書く)

  3. 「2の目標を”達成しないこと”」を目標にする(毎日1字すら書かない

  4. 「2の目標を”達成しないこと”」失敗する

  5. 目標達成してるー!!


……文章を見ただけではにわかには信じがたい手法だ。

だが人間は、「やるな!」と言われるとやりたくなっちゃう生き物らしい。

毎日1万字書く」という元の目標を、「毎日1字すら書かない!」という超簡単だけどやっちゃだめという謎の目標にすることで、逆にそれを破りたくなり、結果として文字を書くことに成功するという。

おそらく1万字は書けないとは思うが、着手しないよりは圧倒的にマシだ。

やる気は着手さえすれば自然と湧いてくるというのはよく聞く話だし、なんだかんだでまず手を付けるのが大事なのだ。

失敗を繰り返して自分を信じられなくなっている人には、思わず達成してしまうこの逆説プランニングがかなり有効だという。


……まあでも、自分はこの手法を使おうとはしなかった。
なんだか自分に馴染まない気がしたし。

独学大全には多種多様なテクニックが載っているが、全部やれと強制しているわけではない。

今の自分の合いそうなものを、自分の好きなタイミングで選び取って実行するのもありなのだ。(多分)


……しかし、最近気づいた。

○○なんてやらないっすよ〜」と記事で宣言したあと、自分がそれを後日やっていることに


例えば、「映画館で映画なんてみないっすよ〜」とか記事で言っといて、それからもう3回以上は映画を見に行っている。(今までは年1回すら行かなかったのに)

そして現在、「これ以上のコーヒーの探求は面倒なんで、一旦やめます😉」とか言っといて、

気づけば自分の手元にはコーヒーミルがある。



(逆説プランニング、効果ありまくりでは…?)



というわけで、コーヒー記事が今後いっぱい出てくると思う。

なにせもう研究は始まっているのだ。

毎日コーヒー飲みまくりの日々。
カフェインのとりすぎなのか、お腹がギュルギュルでもう大変!!

なんだか冷凍庫も豆で埋まり始めたし、これはかなり厄介な沼に足を踏み入れてしまったかもしれない……!


それはともかく、継続力に悩んでいる方は「逆説プランニング」を一度試すのも良いかもだ。

自分は使っている自覚がなかったが、どうも効いていた可能性が高い。


他にも色々とテクニック満載の独学大全

独学に励む人は、是非とも本屋や図書館で自分の悩みに合致してそうな項目だけでも試し読みしてみると、何か発見があるかもしれない。

自分もたまに開いて読んでいる。

……た、たまにね?


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