秋、ですよね?


秋なのにいつかの春を想わせる
黄緑色の空気も木々も

金木犀わずかに香る晴れの日の
キミドリ帝国秋立ち入れず

♫*:..。♡*゚¨゚゚・ 

※以下の文章は一か月以上前に書き、お蔵入りしていたので季節感にズレがあります。

今年はいつも歩いている散歩道の色がなかなか変わらない。
雲一つない青空のもと、木のトンネルの葉は若草のように見えた。

空気は秋、なのに目から入ってくる景色はまるで春。
木漏れ日が苔むした地面を照らしているその一帯は完全に黄緑の世界で、空気まで若草色に見えるのだ。

何年か前同じ場所で同じような気持になり、歌を詠んだ日のことを思い出した。
その日の自分とふいに出逢い直したような、不思議なひとときだった。

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熟成下書き

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