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「チャンス」という名の雪だるま【2019年振り返りとトビタテに受かった話】

お久しぶりです〜。
最後の記事からなんと半年経ってしまいました…。その間にも記事を多くの方が読んでくれて、フォロワーが地味に増えていたので嬉しい半々書かなきゃ〜!って思っていたらもう2019年終わってました。
その間に何をしていたかというと、課題して、展示マネジメントして、いろんなところでUI/UXデザインのバイトやインターンをしていましたw

そして2020年になって、春休みに入って余裕ができたのでのんびり書きます。年末に師匠の翔子さんに「1年で達成できたことをまとめてみたら?」と言われて、まとめたメモが感動的だったので今日は振り返りながらどんなことがあったのかを書きます〜。

まとめ直してみると↓
2019年
・ポートフォリオ1号完成した
・お弁当工場バイト辞めた
・インターン探しまくった
・UI/UXインターン受かった
・UIとXD勉強しまくった
・アプリのUIをすべて作る、作ったものがリリースした
・授業で1からUXを企画してUI作ってアプリ完成
・noteいろんな方に読んでもらった(教授、デザイナーなど)
・広報チーム代表としてしっかりプロジェクトを終わらせた
・OC展示代表、展示用ポスター作った
・作ったOCポスターがTwitterで呟いていただけた、1000超えのいいね
・デザインマネジメントやりまくった
・企業プレゼン大成功、企業の方からインターンのお誘い
・サイバーエージェントのお食事に行く
・ポートフォリオ2号完成
・サイバーエージェントUI/UX3日間合宿
・アプリサービスのインターンスカウトいただく
・初めてのクラウドファンディング大成功(目標1200円で6500円達成)
・講師バイトでプレゼン力上がった
・ベトナムでのWEBメディアのUI/UXのお仕事スカウトされた
・WEBのデザイン、ロゴ含めてをすべて自分で完成させた
・グループ課題でリーダーとしてマネジメント、マネージャーやる
・できかた展総括としてマネジメント、WEBUI/UX、カタログデザイン大成功
・作品選抜される(産学、展示)
・ベトナムの仮想通貨メディア完成(ローンチ)

2月/レイアウト勉強しまくる、初めてのポートフォリオが完成する!

2019年の始まりは、ポートフォリオを作るために翔子さんにレイアウトについて教えてもらいながら、ポートフォリオ完成。それについての記事はこちら↓

初期のクソダサイポートフォリオ恐ろしいですね…。そしてこのポートフォリオをもとに、ずっとやっていたお弁当工場をやめ、初めてのデザインインターン探しへ!そして未経験ながらスタートアップ会社のUI/UXデザインを任せてもらえました。未経験だしデザイナーがいない環境だったので、XDは勤務1日目で初めて使い、Google先生に頼りながら黙々と任せてもらった作業をやる。登録制ですが、なんとかリリースされました。

「自分で調べる、考える、手を動かす」大切さに気づかされました。
デザイナーがいない環境で非デザイナーの方とコミュニケーションを取るためには、しっかりアイデアや自分のやろうとしてることをしっかり筋道通しながら言語化しないといけません。当たり前ですが。そのために自分で調べまくる、わかりやすく伝えるために考えまくるしかない。
そして信頼してもらえるようにしっかりスピード感もってアウトプットする。修正はめげずにやる。とにかく手を動かしまくる!めっちゃ大事。
私にとって初めてのインターンがこのようにすべてのデザイン作業を任せていただける環境は、すごくいい経験になったなあとしみじみ思います。

4月-7月/初めて自分でアプリを作る

2年生になって情デの植村先生「UIデザイン演習」という授業を履修。はじめて自分でアプリを作りました。そちらの記事もありますので、アプリに興味がある方ぜひお読みください。

このアプリを作って、ツイッターに載せてから色んな方からリアクションをいただいたり。また情報デザインコースの1〜3年の授業ごとに選抜される課題展示「できごとのかたち」で展示されました。あとで少し展示にことも少し書きます。企業でのプレゼンも大成功。そのおかげでデザイナーさんと繋がる機会ができました。

この課題のおかげで、サービスを作るさに目覚めました。
この授業ではXDを使ってアプリを作るのですが、先ほど書いたインターンに行ってたおかげで「社会で使われるサービス」「役に立つアプリ」を意識しながら、デザインするのが癖になっていました。そしてできたアプリに「こんなアプリほしい…!」と言ってもらった瞬間に、自分の作るサービスが誰かの日常に楽しみを与えるという喜びを感じました。

8月/初めてのクラウドファンディング大成功

そういえばクレジットの分割でiPadproを買ったのですが、全然活用できてない!って思って絵を描こう〜って思った時にいいソフトがなかったんです。Procreateというアプリがずっと欲しかったんですが、アップルストアで1200円するんです。でもそんなお金もないので、諦めていたら「noteでお金集めるか、ポルカ(クラウドファンディングが気軽にできるアプリ)でお金集めてみな?」って翔子さんに言われまして。
わたし、人様からお金をいただくのに謎の抵抗がありまして。なのであまり乗り気じゃなかったんです。
そしたら翔子さんから「noteは、UIデザイナーになる学生の記録を書いて、今まだそんなに稼げてないけど、どうしてもソフトウエア買うお金が欲しいからと言ってみたら?とにかく頭使ってお金集めてみてー世の中は意外と優しい」といわれました。言われたことはとりあえず行動がモットーなので、早速ポルカで企画たてました。

目標金額は1200円。300円から寄付が可能です。企画をたてるときに「どうやったらお金をいただけるのか?」を考えました。そのために過去にお金をもらえた・もらえなかった企画をとにかくリサーチしまくりました。

そこで私が気づいたことです↓
・「もらう」ではなく、「応援したくなる人」「投資したくなる人」になる
・自分はどういう人間なのかしっかりと可視化する
・そして何が欲しくて、何のために欲しいのか、企画達成したらどうするのか、具体的に!
これらが大事だなと感じました。そしてその気づきをもとに企画した内容↓

【デザイナーを目指す私に制作ソフトを買ってください。】 こんにちは、ベトナム人で美術大学に通っている者です。現在UI/UXを勉強しながら、東京のいろんなベンチャー企業でインターン生としてアプリデザインをしています。ただバイトしながらインターン行ってるので、交通費やらで貯金がつきそうです。そして制作ソフト“procreate”が欲しいのですが、そんな余裕もないので支援いただけるとありがたいです。 また支援いただいた方がよろしければ、イラストをプレゼントしたいです。 こちらが勉強していることをアーカイブしているnoteになります。 よければ読んでみてください〜! https://note.mu/tuku_note926

結果は大成功、目標が1200円なのに対して、結果は6500円をいただけました。
クラウドファンディングとしては、金額は小さいかもしれませんがこんなにお金を人様からいただけるのは、はじめて。私にとってはすごい経験です。
そしてDMで寄付していただいた方へ感謝を伝えると、「がんばっててとてもいいなと思いました。がんばってね」というふうに言ってもらえました。

世の中優しいと思えば優しいのですね…そのおかげでお金に対する恐怖心がなくなりました。お金は決して悪いものではないのだなと気付かされました。
そして翔子さんに「1200円わたしは払えたがお金を払うより、自分で頭を使って稼ぐ術を1つ伝授したので、これからまた違う稼ぎ方できるはず。受け取るお金で、自己投資ができて、もっといいデザイン、サービスが世の中に提供できるのです」というふうに言われました。翔子さんの「体験させて学ばせる」ような励ましてくれる指導がとても上手だと思います。自分で企画したことがお金になった、超自信になりました。そして人に甘えること、頼ることの大切さにも気付かされました。世の中怖くないんだ。

9月-12月/甘えられるプロジェクトリーダーとして。

後期には「展示計画演習」を履修して、この演習では先ほど触れた課題作品展示「できごとのかたち」をすべて企画、制作、運営します。授業が始まったのは9月中旬、展示会期は12月の末。約3ヶ月間しかない中で、什器作りやグラフィック、DMやカタログ、ポスターなど展示すべてを制作しないといけません。なにより大変なのは、チームプロジェクト組織のデザインです。

あたりまえですが、先生はデザインのアドバイスをくれるだけです。生徒全員を動かしてくれるわけではないので、誰かが指揮をとらないといけません。もう自分しかいない!ということで全体総括を任してもらいました。

1ー作業環境を作る
まず最初にプロジェクトを進める上で、円滑にコミュニケーションがとれ、効率よく作業できるように環境作りをするところからはじめました。
・連絡はすべてSlack!
やはりSlackが1番楽!ていうことで、みんなにSlackを使ってもらうよう声がけしました。ですが、使ったこともない人もいてこれはまずい!ていうことで、登録のやりかた、使い方マニュアルをスクショ全て撮ってまとめました。地味な作業だけど、とても大切。可視化大事。

・一人一人のスケジュールを細かく、全員が見れるように。
つぎに各班、個人個人のスケジュールをGoogleのスプレットシートでつくりました。こちらも私が一人一人の動きを決めて、状況に応じて毎日そのスケジュールを更新していました。そしてそのスケジュールもみんながアクセスできるよう、更新するたびSlackでURLを張りながら、連絡。なので合計21人ほどの動きをイメージしながら、スケジュール立てるのはすごい頭使いますね。疲れる。だけどこれがしっかりできれば、組織はなんとか動く。組織のみんなが歯車だとしたら、リーダーは潤滑油だったりするのかもしれない。

↓会期2週間前の個人個人のスケジュール(展示班がおおいそがしい)

ほかにもたくさん学びになったことはありますが、プロジェクトリーダーは自分にとってもすごく学びになりました。あと色んな人とコミュニケーションとれるのとてもたのしい・・!そして「なりたいリーダー・なりたくないリーダー像」についても考えさせられましたね。

○なりたいリーダー
・褒める時はみんなのまえ、叱るときは1対1
・褒める時は具体的に、比較しない
・論理的に物事を考える説明できる
・論理的の話す(目的をしっかり)
・みんなのタスクを明確、分割する
・具体的なイメージを見せる
・相手が分かってる前提で話さない
×なりたくない
・みんなの前で怒る叱る
・理由なしに叱る
・熱意を強要する
・根性論、効率悪いこと、無駄なことを頑張る
・イメージで話す
・言わないくせに後から怒る

↓できごとのかたち2019の展示風景です。

ps.お越しいただいた方々ありがとうございました〜!

8月〜now/家族に留学費用を出してもらえないけど、留学を決意!交換留学、トビタテ!留学JAPAN応募してみた。

そういえば私の中学校のときの目標が「留学して世界中の人とコミュニケーションとること」だったんですよ。
だけど、大学に入学してから学費の高さ(美大はかかりすぎ!)にそんな目標は忘れようとしていました。また自分はベトナム人パスポートだったので、旅行も自由にいけず。なので留学や旅行は、難しく、諦めていました。
だけど高校時代の友達が数人留学しだして、もし自分が留学したら…?という妄想をしてみたら、行きたい!という気持ちになりました。そこでふとツイッターで「留学してみたい〜」的なツイートをしたら、師匠のしょうこさんに「したほうがいい、まじで」 といわれ、「まあ交換留学に応募だけでもしてみよう」と。

ですが、我が家は母子家庭なので、当たり前のように留学するお金なんてありません。親にも「一銭も出せないから。」と何度も怒られました笑
ということで相談をしてみると、「トビタテ!留学JAPAN」日本代表プログラムがあるよ!というふうに言われました。

文部科学省は、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として、2013年10月より留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を開始しました。政府だけでなく、社会総掛かりで取り組むことにより大きな効果が得られるものと考え、各分野で活躍されている方々や民間企業か らの御支援や御寄附などにより、官民協働で「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成します。

採用されると、留学準備金+月々最大16万円の支援金がもらえるという給付型奨学金です。条件としては、「実践活動をすること」(インターンシップ、フィールドワーク、ボランティア、プロジェクトベースドラーニングに限らず、上記の趣旨に沿う多様な学修活動)。

私は大学生コースの12期での応募だったので、9月中は第1次書類選考でした。それが受かれば第2次面接選考です。
書類選考には、「留学計画書」「志望動機」が必要でした。応募コースは「多様性人材コース」(スポーツ、アート、国際協力、医療など様々な分野や活動において、今後の活躍が期待できる人材の留学を支援します。)で、倍率が高く人気なコースです。留学行くためには、交換留学とトビタテどちらも受からないといけない。というすごい究極の難易度ミッション。

まず留学計画書の準備。私は多摩美内の交換留学+インターンという計画なので、交換留学で行ける大学をまず調べました。後期での留学なので約5ヶ月の座学、そして私は翔子さんのもとで修行したい!という気持ちもあったので、ドイツのベルリンでインターンするという計画を立てました。この時点では、何もかも自分の中の計画だったので、実現できるかどうか?はすごく不安でした。そのために、大学側に相談したり、翔子さんに相談したり、ツイッターで留学している方にDMで色々きいてみたり。こうして実現の可能性を少しずつ高めます。途中で大学の学部と修士でコース間違えてたり、ハプニングはありましたがなんども色んな人にチェックしてもらいながら完成させました。

次に志望動機。志望動機には4つの質問をされました。

1-留学によってどんな自分になりたいのか
2-困難を克服した経験
3-トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムに対して自身が貢献できると考える事
4-その他アピールできるポイント

これらの質問に対して、自分の気持ちを素直に書きました。まずは自分の言葉で。箇条書きでどんなこと書いたのかまとめると、

1-留学によってどんな自分になりたいのか
・「360度以上の視野を持てる」ような自分になりたい。
・自分はベトナムのホーチミン市に生まれ育った。ベトナム文化と日本文化と、両方の計360度の視野持ってる。
・社会にはまだまだ解決されていない問題が多く、物事は複雑。
・360度の視野じゃ足りたない。だから留学してさらに広げたい。
・社会問題の解決のために役にたつサービスを作れるようなデザイナーになりたい
2-困難を克服した経験
・母子家庭で家族は日本語が話せなく、コンビニ弁当を作る工場で非正規雇用社員(派遣社員)として仕事してます。
・7歳で学校に通う私にとって、日本文化がわかる頼れる人がいなく、社会に溶け込むのは難しい。
・「ベトナム人だから所詮大学にいっても日本で就職は難しい」という呪縛。それがコンプレックスに。
・「好きなことを勉強したい」「自分の好きな事で誰かを喜ばせたい」「私は私、どこに生まれようが関係ない」と大学進学を決意した瞬間。
・「ベトナム人だから」ではなく、「ベトナム人だからこそ」を大事にすることができた。
3-トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムに対して自身が貢献できると考える事
・自分が勉強してる「デザインの力」を発信。社会と人間と向き合う学問である。
・自分はまだ大学生の未熟者でデザインを勉強している歴は短いが、それでもデザインは社会、世界をより良くできると確信してる。
・日本で生活しているとアートやデザインの認識は低く感じる。
・だからデザインについて学び、サービスや作品を作り、学んだことや経験、体験を情報発信する。そこで「デザインの力」について気付いてもらえるはず。
・また自分のようにアイデンティティで悩んでいたり、留学など目標に向けて頑張っている人たちへの励みになるはず。
4-その他アピールできるポイント
・チームをまとめられるリーダーシップ力
・デザインマネジメント力
・ベトナム文化と日本文化を活かした、発想の柔軟性
・アウトプットスピードの速さ。

そして留学計画書含めて翔子さんに見せると、

といってもらい、さらにアドバイスを何個かいただきました。

1ー「パッションだけでなく、具体的にどのような形で社会貢献をするのか、もっと踏み込んだビジョンが書いてあるとさらに素敵」
2ー「・こういう人間になりたくて、こういうものを作りたいというビジョン
・今これが足りない、これを経験したい、TO思っている
・今までこういう成果を上げてきた、スキルがある
・だから、私を行かせてくれというロジック」

トビタテ!の準備してから思ったことがあります。
「なんだかクラウドファンディングの時と、同じような思考で物事考えている。」
というのも、「奨学金」とはいえ、審査官側から見れば「投資」でもあるから。

これは将来活躍できる人材を育成するための投資であるのです。なので、上に書いたクラウドファインディングのときに気づいたことを思い出しました。

・「もらう」ではなく、「応援したくなる人」「投資したくなる人」になる
・自分はどういう人間なのかしっかりと可視化する
・そして何が欲しくて、何のために欲しいのか、企画達成したらどうするのか、具体的に!

そして課題とインターンと並行しながら淡々とやり、全ての書類を約2週間で完成させて応募しました。(これが10月ぐらい?)

その後はできかた展のリーダーやりながら、多摩美内の交換留学の応募書類作り。これも第1次書類選考、第2次の面接選考。そして第1次選考は、志望動機とポートフォリオ、語学テストの点数などを提出。志望動機は清水先生に見てもらいました。私の最初に書いた文章がふわっとしていたので、1度打ち合わせをしてくれました。考えていたことをどんどん引き出してくれて、修正したものを最初深夜に先生にメッセージ飛ばしたら、5分ぐらいで返信がきて、こんだけ添削していただきました。清水先生いつ寝てるんですか…?あと言葉の表現にすごく感動しましたw

そしてこちらも修正して提出。(12月上旬)

トビタテ、交換留学の第1次書類選考結果は…どちらも通過!

なのでそれぞれの2次選考の面接選考に備えて、また淡々と準備。

交換留学の2次は英語面接だったので、志望動機と自身の代表作含めて英語で言えるようにひたすら練習。
トビタテの2次は「個人面接」と「集団ディスカッション」でした。大学で12期トビタテを応募しているのが私だけだったので、とくに面接の練習をしたりはしてませんが、とにかく資料作りをがんばりました。自分のコミュ力を信じて。
まず個人面接でどんなこと聞かれるのかリサーチしました。自分の留学計画について深く聞かれるような印象だったので、まず自分のことをしっかり言えるようにまとめました。
集団ディスカッションは、面接案内に「各自の留学計画を発表(発表方法は自由)」というふうに書いてあったのでiPadでスライドを見せる発表方法でいきました。ただ、iPadは画面が小さいので集団ディスカッションではおすすめしません。最低A3ぐらいにするといいかと…?スケブに書いたり、印刷したり。
スライドをある程度つくって、翔子さんに見せたら伝わりづらい!ということで、翔子さんから電話かかってきてフィードバックをいただきました。

ご飯食べてた時に電話かかってきて、メモ帳がなかったのでティッシュ箱に急いでメモ書いてます。そこで言われたのが「自分のためだけにこれが勉強したい、っていうプレゼン見えたので、ベトナムと日本の社会問題解決するためのサービスを作りたい。そういうデザイナーになりたい、だから学びたい、って伝えた方が良い」。とにかくなぜ留学したいのかを明確にしないといけない。
そしてイメージトレーニングのように、発表するように原稿をひたすら読む練習。iPadが小さいので、相手に近づいて対話するイメージでしゃべる練習をしました。

2次面接は…なんとかやりきりました。

交換留学の面接は、部屋入った瞬間にスタッフと教授含めて8人ぐらいに囲まれて英語と日本語で面接。英文用意してきたのに、違うこと聞かれてめっちゃ焦りました。
トビタテの面接は、虎ノ門駅にある文部科学省へ。緊張しすぎて1時間早くついたので大戸屋で朝ご飯。
会場に着くと、他の学生さんがたくさん!面接に備えて、でかいスケッチブックを持っている人、面接準備している人。ワクワクが止まりまりませんでした。
私にとって留学は夢の夢だと思っていたので、特に緊張はしませんでした。自分にできることをやるのみ。別に合格できなくても、ここまで挑戦した自分を褒めよう!と。自分のこういうところ大好きなんですよね。何事も楽しめるところ。

会場に入ると、集団ディスカッションでグループになる人で固まって座って待機。自己紹介して、みなさんと「緊張しますね〜」とおしゃべりしていると、個人面接の順番が。
長机を挟んで、審査官の方と1体1で面接が始まりました。とても優しそうな方だったので、とても安心しました。
ここで、自分のスライドを見せるつもりなかったんですが、「自己紹介と留学計画についておねがいします、」と言われ、これは!作った資料が使える!と思いました。「iPadで資料作ってきたのですが、使用しても大丈夫でしょうか?」と許可をもらい、iPadを広げ自分について紹介しました。
先ほど言ったように、相手と対話する感じで発表するのを心がけました。デザインのお話などは少し難しいので、時々質問を投げかける感じで発表しました。「UI/UXデザインというのをご存知ですか?」というふうに。1体1の面接は対話がしやすいので、こういう仕掛けができるのが楽しいです。もちろん全部アドリブですが。そのあとは自分の準備計画について聞かれるので、それに応えつつ世間話なども挟み、個人面接終了。意識したことをまとめると…

・対話(双方向のコミュニケーション)であると、おもって発表する。
・質問の内容が10だとしたら、10答えるのではなく、100答える気持ちで話題をつなげる。
・ジェスチャーを。全身で伝えるように。
・笑顔で、ハキハキ、早口にならないように。
・審査員は運。

集団ディスカッションでは、各テーブルに審査官がつきます。
そしてまずお互いの留学計画について発表します。私プレゼン資料がiPadで、画面が小さく見にくいため、資料には文字は入れませんでした。イメージ画像がメインです。見て欲しいところは、iPadを相手に近づけてみてもらう。これは発表ではなく、対話なので。相手の様子をしっかり見ながら、しゃべるのが大事です。原稿を正確に読めなくても相手が聞きやすく、伝われば良いので、私は暗記した原稿をもとに相手の様子を見ながらアドリブでしゃべりました。
個人発表が終わると、審査員からの質疑応答。これがめちゃめちゃ緊張しましたね…。デザインはただでさえ、言語化が難しいので。デザインがわからない人にデザインを伝えるのはさらに。
そしてその後は学生同士で質疑応答。私は「なんで?」というすこし威圧的だったり、ネガティブな意見や質問は好きじゃないので、自分の勉強する分野と相手の分野の共通点を見つけながら、質問や意見をしました。「デザインを勉強していて、こう思うのですが〜」というふうに相手が考えやすいように具体的に質問。いきなり質問を投げかけられても困りますからね。
最後は代表者が審査官に対して、ディスカッションした内容を発表します。なのでグループの中で時間を測りながら、お互いに意見しあって、資料をまとめました。私は集団ディスカッションでどんなことやるのか、とくにリサーチしないまま来てしまったので、スピードについていけなくてびっくりしました。グループ内の方がファシリテーター、タイムキーパーをやってくれてとても助かりました。(ほんとにありがとうございます!)

という感じで2次の面接はおわりました。その後に交流会があり、他の学生の留学計画を聞く機会がありました。そのほかの理系コースや、色んな方とお話をする機会があって、めっっっっっちゃおもしろかったです。「コンクリートの研究をしている」「無線充電の研究をしている」「北欧で最先端技術を活用した林業について学びたい」「持続可能なエネルギーを研究している」「女性の社会進出について研究している」すべてが学生の方です。自分とはまったく違うことを学ぶ人たちのお話はすごく刺激的になりました。デザインだけ学んでいたらもったいない!って思えました。自分の価値観と視野が一気に広かった体験です。留学を目指してよかったなと思えました。

忘れていた頃にきた選考結果

交換留学は1月の下旬、トビタテは2月中旬に結果発表です。
まず交換留学は学校で1年生の展示準備していたら、国際交流センターから電話がきて「メール送ったのですが、交換留学合格です!」という電話が。あっ!メール見てませんでしたああ!!と。第二希望の学校での合格でしたが、ひとまず安心。これで学校からの推薦をゲットです。あとは最終選考で留学先の学校へのエントリー!!うれぴ。
2月14日、家でYoutube見ていたらまた国際交流センターから電話が。「多摩美の〇〇です〜。トビタテのほう採用されましたよ。」と!担当の方のテンションが一定すぎて何事かと思いました笑
結果のこと忘れていたもんで。採用?…採用?!ってなりました、メール見たらめっちゃ資料が送られてきて、改めて合格したことを実感。急いで翔子さんにライン。

留学行くためには、交換留学とトビタテどちらも受からないといけない。
という究極の難易度ミッション。

交換留学=書類選考◎⇨面接選考◎⇨残りは受入選考
トビタテ=書類選考◎⇨面接先行◎⇨合格!

というふうになりました。夢の夢だと思っていた留学に向けて、淡々と自分ができることをやっていたら目先に見えてきて、自分でもびっくりしてます。留学を決意した半年前の自分にありがとうです。そしてここまで来るのに、翔子さん、清水先生、永原先生、色んな友達などたくさんの方にサポートしていただいた結果です。

弟子入りしたときに翔子さんに言われた言葉、

「いまできることをしっかり見つめて受け入れながら、たんたんと先を見つつやっていくの。理想には時間がかかると思うかもしれないけど、ほんとは世の中時間なんてなくて、理想なんてすぐ実現するから。自分で考えたことが現実になるの。だから、能力がないとか思うとそうなるし、能力がある、天才と思うとそうなるから。」

淡々とやる。っていうのがいつの間にか自分の中のモットーになっていました。とにかく行動が大事だね。引き続きがんばります。長い記事になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます!

おまけ。
わたしがここまで来た道を辿って振り返ると、1年生のときに清水先生にリーダーシップ力を見出され、展示代表を任されたところからなのですが。そこから翔子さんの特別講義のポスター、弟子入り、ポートフォリオつくる、インターン、というふうに小さなチャンスが気づいたらこのように大きなチャンスにつながりました。これからも「チャンス」という雪だるまを大事に転がしていきたいと思います。


よろしければ〜!いただいたサポートでデザインの勉強がんばります。