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テッセレアワールド:清蓮(11)大河交易:ほぼ日刊ファンタジーを創ろう

清蓮にも流れ込む大河。その大河を遡りそして、下ってくる船で行われる交易は清蓮の発展させた一つである。小舟のマーケットもこの大河交易に含まれるだろう。上流から流れに飲まれず下ってくるわけだ。

大河交易は歴史が長く、清蓮と呼ばれる前から行われていて、下流の薬草や食料、上流から香辛料などが運ばれた。

大河は、山脈や他の山地、氷地を水源として、流れ束になり出来ている。その流れは砂漠や森林など様々な土地を流れて清蓮で終わる。今は上流から来るのは、茶や香辛料、魔石や鉱石、肉や魚、魔物の素材や生きた魔物が連れてこられる。ときにヒトも、違法な品々も商品として流れ着く。ときに摘発し、ときに黙認されるのが清蓮の街である。

逆に河を遡り上流で取引されるのは、海の向こうの品々や下流の他の地域の品、各地の贅沢品も上流まで運ばれる。上流の品も国外では高値で取引され、茶や香辛料などは西の国々、鉱石なども含めて桜華皇国の島々に、沿岸伝いに、東の国々でも取引される。

大河を行き交うのは交易のための大河に合わせた大きな船、船底は平たくするかわり、転覆しないように舷外浮材を取り付けたりする。その分荷を詰めるとやるのは商人たちだが……

商人らも下りはのんびりなもので歌とともに降りてくるが、上がりは魔物に引かせたり、魔法道具や特異な風を帆で受けて登っていく。大河が見える宿からはいつもその様子が見れる。

カバー画像等イラスト
33@素材屋さん様 https://booth.pm/ja/items/4287488
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