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LAで制作 短編映画”SPARKLE”

アメリカ・ロサンゼルスで制作、撮影された短編映画”SPARKLE”を配信開始いたしました。8分ととても短い短編映画です。

この作品は日本人ディレクターによって制作されました。アメリカで日本人監督が作品をつくると、どうしても日系や日本文化に傾倒してしまうところがあるんですが(批判ではありません)、この作品はアメリカ人キャストによるアメリカのお話。しかもセリフがほとんどないためキャスト陣が演技だけでお話を見せています。

●ストーリー

妻に先立たれた老人男性。妻が生きていた時と同じような生活を続けることで、妻がいない生活の寂しさを紛らわしているた。しかし、そのルーティーンが崩される出来事が起こりー。

この作品は、LA近郊の小さな映画祭で、出品され上映されました。上映後、この作品をみたアメリカ人の女性が、監督の元へかけより、”すごく胸にくる映画だった”と言われたそうです。

ストーリーは、監督自身の祖母との思い出からインスパイアされています。監督のおばあ様は、おじい様を突然亡くされたあと、まるで抜け殻のようになってしまいました。おじい様とおばあ様は本当に仲が良くいつも2人で多くの時間を一緒に過ごされていたからです。

<<ここからネタバレに関係するエピソードになります>>

その半年後、監督のおばあさんも後を追うように突然亡くなりました。その時、監督は、おばあっちゃん子でおばあ様が大好きだったのでとても悲しみにくれていたのにもかかわらず、一方で”これでおばあちゃんは、おじいちゃんのいない苦しみから解放されて、天国でようやく会えるんだ。なら良かった。”と思ったそうです。その時の気持ちをとても強く覚えていて、映画のストーリーの原案になったんだとか。

また、あえて黒人男性と白人女性のカップルにしたんだそうです。それは、監督が、映画『 ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』で目にした黒人と白人の老夫婦の映像がとても好きだったからだとか。

8分の映画です。ぜひご覧ください。

近日、もう1本の短編映画を配信いたします。お楽しみに!


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