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母の日の集合場所は

おはこんばんにちは〜いかがお過ごしですか?

今回は、久しぶりに純粋に好きなアーティストのお話をしたいと思います。
最近考えが深いところまで行きがちなので、ピュアにいきます。ピュアに!


BIGMAMAというバンド

皆さんは、BIGMAMAというバンドをご存知ですか?
私の中ではベテランロングブレスバンド(=長い間コンスタントに良い楽曲を作りライブをしているバンドのこと)の域に入るのですが、
もし知らない方がいらしたら以下の(ユーモアに溢れた!)バイオグラフィーをご覧ください。

バイオリニストとバケツのいる唯一無二5人組のロックバンド。
2002年 都内某高校にて金井・柿沼を含む同級生を中心に結成。 2003年「YELLOWCARD」に憧れ、ヴァイオリニストを加えた5人組の編成となり、BIGMAMAと名乗り始める。 (名前の由来は金井の自転車にBigmamaという名のステッカーが貼ってあったところに由来するが、正直言ったところでさほど盛り上がる話題ではないのであまり説明したがらない様子)

一同、大学へ進学し、学業と並行しながら音楽活動をするうちにレーベルの目に留まり、2006年7月にCDデビュー。 新人としては異例のセールスを記録するも、その2ヶ月後、9月に行われたSHIBUYA-AX、八王子MATCH VOXでのライヴ以降、 就職か音楽か、葛藤の末、就職を選んだGt、violinの脱退により活動休止。デビュー後、最速の活動休止として一部の方の記憶の片隅に名を刻む。

2007年 2月、恵比寿LIQUIDROOMにて開催されたイベントにて新メンバーとして、 同級生でひたすらバンド運に恵まれなかった男、安井英人(bass)と、 神戸のライブハウスで働いていた東出真緒(violin)を半ば強引に上京させ迎える。

その後、国内外の数々のロックフェスに出演。 2017年に初の日本武道館公演をソールドアウト。 これまで8枚のオリジナルアルバム、24枚のシングルをリリース。 またロックとクラシックを融合させたコンセプトアルバム「Roclassick」を三部作で発表するなど、 日本のロックシーンの中で、確かな存在感を示しながら、我が道を行く。

2020年 創設時のオリジナルメンバーの脱退の窮地に、バケツドラマーことBucket Banquet Bisが颯爽と現れる。 おおよそ1年間のサポート期間を経て2021年母の日、正式メンバーとして加入。 バンド名にちなんで毎年”母の日”に特別なイベントを開催している。

https://bigmama-web.com/about/ 

私がBIGMAMAを知ったきっかけははっきりと覚えていないのですが、小学生の時に邦ロックにハマった際に知ったということは記憶にあります。
スペースシャワーTVで当時放映されていた”Welcome![Alexandros]”という番組に、セッションゲストとして登場していたり、
(番組公式HPは見つけられなかったので、Blu-rayの情報を。)

THE ORAL CIGARETTES のアルバム発売特番(これまたスペシャですが)に、オーラルのメンバーが来るのを、対談相手である金井政人(BIGMAMAのボーカル・ギター)さんがサッカーボールを蹴りながら待つ様子が印象に残っていたり。

邦ロックを漁る中で当然のように出会ったのだと思います。
当時の私が一番好きだったのは"MUTOPIA"という曲。

このMVもとても好きで、360°のパノラマ映像なのです。
当時としては画期的で、再生する度たいそうワクワクしながら観ていたことを思い出します。

バイオリンとロックって融合するんだ!!!

と幼いながらに驚きと凄さを感じながら聴いていました。

しかし、何故か「ライブに行きたい!」までには及ばず(自力でライブに行くにはまだ早かったことが理由だと思います)、邦ロックディスカバリー期を終えてからはBIGMAMAを聴くことはあまりありませんでした。


思いがけない再会

どんぶらこどんぶらこ。時は過ぎ8年ほどが経ちました。

音楽を心から聴きたいと思うようになり始めた頃(詳しくは「好きな気持ちと同じくらい」連載をご覧ください)、
FM802の”on-air with TACTY IN THE MORNING”という番組を聴いていたある日のことでした。
番組DJの大抜卓人さんが大きな熱意を携えて、どうやらあるバンドを紹介しているよう。それがBIGMAMAでした。
新しいアルバム"TOKYO EMOTIONAL GAKUEN"を発売、全国ツアーを回るといいます。

「今のBIGMAMAが最高にかっこいい!!!」

と自信たっぷりに紹介する大抜さん。
直後に金井政人さんと東出真緒さんがコメント出演。

「"TOKYO EMOTIONAL GAKUEN"ってどうしたの?って感じだと思うんですけど、青春はエモいというテーマで作品を作りました。最高のものをお届けできたと思います。」
(何ヶ月も前に一回聴いただけの内容なので大幅に異なるとは思いますが、そこはご容赦!)

とのこと。そしてアルバムリード曲"虎視眈々と"が流れました。

それを聴きながら私は、

「BIGMAMAって懐かしいなぁ〜、小学生の頃聴いてたなぁ〜。
でもなんだか、大抜さんの熱量が桁違いだ。しかも、この曲バチバチにかっこええ。
もしかしたらあの時のBIGMAMAよりさらにかっこよくなっているのかもしれない。最高のライブしてくれるのでは。」

と思いました。私にしては珍しいです、こんなに一瞬で確信に近いものを抱くのは。
「必ず良いパフォーマンスを見せてくれる」という直感を信じてツアーファイナルのチケットを即座に購入。
それから最新作"TOKYO EMOTIONAL GAKUEN"を聴きました。

金井さんの歌詞といい、細部まで作り込まれた音像といい。。。
私のかつての「邦ロックの一つ」というイメージとは全く違い(小学生クオリティの感度だったことも理由だと思いますが)、
しっかりとBIGMAMAというジャンルを確立しているように感じられ、衝撃を受けました。
そして、コンセプトアルバムでありながらそれぞれの楽曲の色彩がダブったりいがみ合うことなく、固有の立ち位置をとりのびのびと生きていると思いました。ウヒャア、こりゃすごいぞ。


直感は裏切らなかった

そして、2023年11月23日。TOKYO EMOTIONAL GAKUEN(=エモ学)を提げたツアー"SCHOOL WARS TOUR"ファイナルを観に行きました。
口をついて出た感想はたった一言。

クオリティ高すぎる。素晴らしすぎる。

知っている曲と知らない曲とが半々くらいだったのですが十分に楽しめた上、何より演奏が洗練されていて驚きっぱなしだったのです。
メンバーの皆さんそれぞれが芯のある強さを持っていて、頼り甲斐のあるサウンドに感じられました。それらがカオスにならずに構築的に組み上がっていくので、それはそれは圧倒されるのです。
そのパワーが直感に訴えてくるので魅了されるのだと思いました。
理性と感覚の駆け引きが生む、良きバランス。即座にチケットをとった自分を褒めたいと思いました。


実はまだ続いていた

私が衝撃を受けたSCHOOL WARS TOUR。実はまだ続いているのです。
追試編・留年編を経て、2024年5月12日に「卒業試験」と題された正真正銘のツアーファイナルが行われます。

4月1日にはエモ学の追加履修パックの一味「化学|Utsu2」も配信リリースされました。

私がBIGMAMAにカムバックしてから半年ほどしか経っていませんが、その間にも常に最高を更新し続けていると実感しています。
いつもと違う感じで強気のレコメンドをさせていただきます。

卒業試験、必ずグッドミュージックを聴けます。その足をZepp Divercityへ向けるべきです!!!


好きなミュージシャンのことを書くのは、やっぱり私にとってセラピーの域に入るくらい好きです。改めて思いました。

ボーカルの金井政人さんもnoteをやっていらっしゃるのでリンクを載せておきます。ぜひ覗いてみてください。BIGMAMAのことがもっと好きになるはず。


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