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Leben in Deutschlandを受けるまで

こんにちは!!Tさんです。
突然ですが、皆さんは『Leben in Deutschland』をご存じでしょうか?
先日、私はこちらを受けてきましたので、今回は『Leben in Deutschland』について紹介していきたいと思います。

Leben in Deutschlandとは?

Leben in Deutschlandを直訳すると、『ドイツでの生活』になります。
ドイツの国籍を取得したい方は必須ですが(当時は『Einbürgerungstest=市民になるための試験』と呼ばれていたようです)、普通に滞在する場合でも任意で受けることができます。
この試験はB1レベル相当の語学力にあたり、生活するうえでドイツの歴史、背景、文化などを確認するための試験でもあります。

私の妻は現地のドイツ語の語学学校に通っていたのですが、妻の話によるとドイツ語のインテグレーションコースを受けた場合、移民用のB1テストの後にオリエンテーションコース(=ドイツの歴史や文化などの勉強)があり、その後にオリエンテーションコースで学んだ内容の理解度を確認するための試験がこの『Leben in Deutschland』になります。

Leben in Deutschlandを申し込むには?

ドイツ語学校(VHSなど)で申し込み可能で、申込時にパスポートの提示と25€を支払うことで受験可能です。
試験会場は申し込んだ学校とは違う場合があるので、場所の確認もしておくとよいでしょう。(私の場合は申し込み場所と試験会場が別でした。)

ちなみに移民難民局からインテグレーションコースの参加許可証を申請して、持っている場合には25€の支払いは免除されます。

Leben in Deutschlandを受けるきっかけ

この試験を受けるきっかけとなったこととして、直近でドイツのビザ更新があるのですが、外国人局から送付されたビザ関連資料にB1相当のドイツ語力を証明するものがあれば持参と記載されていました。
元々私はドイツ語学校に一時期通っていたことがあったのですが、仕事が忙しくなり、学校に通うことが難しくなったため、休止していました。

妻からのアドバイスでこの『Leben in Deutschland』に合格することで、B1相当の語学力が証明できるとのことだったため、受験することにしました。

どんな問題がある?

主に以下の内容に関する質問があります。

◆ドイツ憲法
◆ドイツの司法、立法、行政
◆ドイツの政治
◆ドイツの法律
◆ドイツの歴史
◆ドイツの文化
◆自分の住んでいる州に関わる質問

上記に関する質問がトータルで310問存在し、4択の回答のうち正しいものを1つ選ぶ方式です。
実際の試験ではこの中から33問がランダムで選ばれ、33点中17点以上が合格になります。

例えば310問の中の第一問は以下の質問になります。

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上記の質問と答えを翻訳すると以下になります。

ドイツでは人々は政府に対して何かを言っても良いです、なぜならば・・・
〇 ここでは宗教の自由があるから
〇 人々は税金を払っているから
〇 人々は選挙権を持っているから
〇 ここでは思想の自由があるから

翻訳するとわかりやすいですよね。正解は4番になります。

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こちらはあくまでインターネットでの選択画面であり、実際の試験は冊子が配られ、4択の選択肢の左脇に□があり、これをX印をボールペンで記入&選択していきます。

『Leben in Deutschland』の良いところ?はインターネットに出ている310問の問題と解答が全く同じであることです。
なので、ドイツ語ができなくても問題と解答を覚えることができれば誰でも受かることができます。
ちなみに合格率は95%とのことで、ほぼ誰でも合格できるみたいです^^

実際の310問の問題は知りたい方はこちらをクリックしてください。

後はインターネットでランダムで33問を回答したい場合は以下のリンクを参照ください。

私がどのように勉強したか?

実際に私が『Leben in Deutschland』を勉強を始めたのは、受験1か月半くらい前からです。
この1か月半前からどのような勉強をしてきたかというと以下になります。

◆インターネットの全310問を3回繰り返して実施
◆毎日1~2時間程度勉強(土日も休みなし)
◆わからない単語を都度メモし、ひたすら覚える
◆1週間に1回、インターネットのランダム33問を実施
◆歴史に関しては、出てきた人物を検索して、何をしたのか確認

最初は単語が全く分からず、とても時間がかかりました。。。
(最初の10問で1時間くらいかかったこともあり、あまりにもわからな過ぎてイライラしてやめようとも思ったことがあります。。。)
わからない単語もたくさんあり、単語帳を作ってひたすら覚えていましたね。
休みを入れるとすぐに単語を忘れてしまうので、毎日少しでも勉強することが大事だと思います。
私の場合は妻が毎日リマインドしてくれて、妻が出題者、私が回答者として一緒に単語を覚える練習に付き合ってくれました。

あとは単語を覚えていくと、スムーズに進むので、最初の大変さを根気強く乗り越えられるかも重要です。(何事もそうかもしれませんが)

まとめ

ということで、今回は『Leben in Deutschland』について紹介しました。
これはドイツに住んでいても、自分で受ける意思がないと知ることもなかったことだったので、自分にとってドイツをさらに知ることができて良い経験にもなりました。

この年になって、久しぶりに試験を受けたましたが、やはり何歳になっても勉強すること、挑戦することは大事だなとも思います。

もし今回の情報が今後『Leben in Deutschland』を受験しようと考えている方々のお役に立てられればうれしいですね。

まだ結果は届いていないので、もし結果が届いたら、こちらでまた紹介したいと思います。(感触としては合格しているはず・・・)

以上、参考になれば幸いです。

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