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【超短編小説】一世一代の告白を、3度でも

「……騙すみたいになっちゃって、ごめんね。
 実はボク、男の子なんだ」
 だから、君は俺と付き合えないと言う。
 一世一代の大勝負。
 なけなしの勇気をふり絞った告白だった。
「……違うよ」
 だったら、そんな大勝負が1度に1回あろうと、2回でも変わらない。
「俺は、君を男の子として愛してる」


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