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1年経って実感した「プロダクトマネジメントのすべて」の驚異的な効能

こんにちは邨山毅です。小城イズムを広めています。
最近、以下の記事を見てくださった方から連絡をいただいたり、当記事の内容を思い返しながら会話する機会が増えてきました。

ということで、自分自身の再インプットも含め、1年経った今改めての執筆です。


プロダクトマネジメントは1日にして成らず

改めての紹介ですが、ベースとなる考え方は以下の書籍から来ています。

プロダクトマネジメントは奥深い概念だとつくづく感じますし、ある種哲学的な側面も感じています。
ただ、その分ナレッジとして獲得してしまえばかなり汎用的な武器となり、事業運営の本質に近づけると思います。

具体的な内容は以下の小城さんの記事を読んでください。

プロダクトマネジメントの根幹は「顧客理解」と「世界観」

抽象度を上げてしまいますが、僕が実務上で感じるものとして、根底にあるのは「顧客理解」と「世界観」の2つかなと思っています。

この2つの解像度が高ければ一通りのフレームワークは動かせるし、逆にとっかかりがつかめなく停滞している方はこのどちらかの解像度が低いのでは、と思います。

小城さんnoteより

僕自身がマーケティングから入っている人間というのもあり、個人的には「誰をどんな状態にしたいか」の部分が最も解像度高い状態で始まっていました。

仮にこれからプロダクトマネジメントを本格的に始めるという方がいらっしゃった場合、僕はWhyの「誰をどんな状態にしたいか」からdeep diveしていくことを推奨します。
現状理解という意味では、既存のプロダクトを通じて「誰がどんな状態になっているか」を理解するのもステップとして良いかもしれません。

ユーザーに欲しいと言われたものを「そのままつくる」プロダクト開発がNGな理由

ただ落とし穴だと思うのは、表面のニーズだけを理解して実務にあたる人が(結果的に)ほとんどで、本質的な深層心理の部分までは理解しきれていないことが多い点かなと思います。
そうなると顧客自身の育ちのバックボーンや家族構成、思考性などまで理解した上でないと発掘できない深度になると思っており、インタビュースキルも磨いていかないと辿り着けないです。(自分自身も全く完璧ではないし、程度の話なので終わりのない探究。。)

僕自身はマズローの5段階欲求を頭に思い浮かべながら解釈することが多く、意外と、全ての思考は下の階層に繋がっていると思っています。

開示可能な表現・範囲でペイトナーファクタリングのものを

「ペイトナーファクタリング」のプロダクトミッションは
"フリーランスが資金繰りに悩む時間を0にする"
ことなので、それを前提としたプロダクトステージを設定しています。
(事業者目線の絵に描いた餅にならないように。。)

他職種に従事する際にも活かせる、最強のポータブルスキル

flywheelも事業構造の理解に役立つ

本題です。
上記のざっくりとした説明でもなんとなくイメージ掴める方多いかと思いますが、かなりの深さで物事を思考する必要が出てきます。
そのため、一連のフレームを回し"仮説のミルフィーユ"に納得感が出てくるまでになると、プロダクトマネジメント以外の領域の仕事も構造的に理解できるようになります。

社内でも時折会話になりますが、プロダクトマネジメントこそ事業運営の本質です、ぜひ学んでみて欲しいです。

事業運営のコアがプロダクトマネジメントであって、そういう視点でいくと、マーケティングやカスタマーサクセス、セールス、bizdev、エンジニアリングも全て具体レイヤーの話として解釈できるようになるイメージです。
PdMだけが理解しておけばいいものではなく、本来は全従業員が理解するべき。。

アナロジー思考が活きるようになるので、レバレッジのかかり方が桁違いです。俗に言う「具体と抽象」です。
話逸れますが、人生で読んだ本TOP3に入るのでまだ読んでない方はぜひ

「プロダクトマネジメントのすべて」という型

PdMとは、事業や組織のあり方、会社のスタイルによって定義の異なる役割だと感じています。(抽象度をあげれば同一とも言えますが)

だからこそ型があるというのは組織上の強みであると思っていて、それがペイトナーの場合は「プロダクトマネジメントのすべて」となっています。

既に体系的に言語化されているバイブルの存在が、より一層組織を強固にしています。

終わりに

少しお知らせ的なものを挟んでしまうのですが、ペイトナー社では現在PdMを募集中です。
弊社におけるプロダクトマネジメントの思想(≒「プロダクトマネジメントのすべて」の思想)に共感いただける方、ぜひお話させてくださいませ。

カジュアル面談からでも、ご連絡お待ちしています!

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