こんにちは。中継ヘリコプター🚁です。

突然ですが、

みなさんは今まで出会った人の中で、自分の人生に大きな影響を与えられた方はおられますか？

私は家族を除き唯一ひとりだけ、自分の人生に大きな影響を与えられた人がいます。

いや、、

与えられ続けているといっても過言ではありません。

今は私が転職したので、その人と出会う事がなくなったのですが、困った時や迷った時などに必ず思い出し参考にする方です。

恐らくこれからも一生参考にしていくでしょうし、会うことがなくても感謝し続ける人かと思います。

そのくらい私はその人をリスペクトしていますし、教えていただいた事は道標として私の人生に大きな影響を与えています。

今回、

その人をリスペクトするにいたった経緯と教えていただいた事を振り返り、自分も他人の人生に大きな良い影響を与えられる人になれる方法を探っていきたいと思います。

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私とその人の出会いは十数年前まで遡ります。

当時私は新入社員として、ある大手電機メーカーに入社しました。

入社後配属された部署は、これから数十年先の未来に向けて新事業を取り組んでいく部署であり、新入社員から非常に人気のある部署でした。

当時私は、人気部署に配属されたことに満足しており、ウキウキワクワクし、めっちゃ浮かれていた事を今でも思い出します（笑）

その浮かれておかしくなっていた時に出会ったのが、今なおリスペクトしている人になります。

今思うと、その人にこのタイミングで出会っていなかったら、私は浮かれたまま社会に埋もれるクソ人間になっていたんだなと今でも思います。。😓

私が今でもリスペクトしている人。
それは新入社員の時に配属された部署の課長です。

私はこの課長から、人生を生きていく上で必要な多くの事を教えていただき学ばせていただきました。

実際に起こしたいくつかの事例（いや。。ある意味全部事件）を通じて、リスペクトした経緯、何を学んだかお話していこうと思います。

①浮かれたまま天狗になっていた鼻をへしおられた事件
新入社員で配属された部署が人気の部署であり浮かれていたことはお話しさせていただきましたが、そこからまぁまぁ長い間私は浮かれ続けていました（笑）
勝手に会社に認められた優秀な人材だと勘違いして、天狗になっていたのです👺
仕事においてさぼっているつもりはありませんでしたが、この天狗になりだしていた態度が周りにはすこし見えていたのだと思います。

新入社員のある日、課長から資料作成を依頼されました。
依頼をこなすため少し残業もして資料を完成させ課長に報告をしました。

すると、、、まさかの出来事が目の前で起こります‼️

なんと資料を破られたのです。。。😵

破った後に課長は
「お前に今日依頼した事はこんなことじゃない。この資料を見る限り作成の途中で何回か疑問に思ったり分からなかった事があったはずだ。疑問に思ったのに分からないのに、これでいいやと勝手に判断して作成したように見える。違うか？」
と言ってきました。

これはまさに図星であり、私は作成途中でいくつか分からず疑問に思うところがあったのですが、多分これで大丈夫だろうと学生時代の軽い判断で勝手に作業を行なっていたのです。とりあえず一生懸命資料だけ作ればOKだと思っていました。

続けて課長は
「いつまで学生気分で仕事をしているんだ？社会でまだなにも実績もなければ経験もないくせに何を勘違いしている？自分の価値を出さないと周りから信頼されないしお金を稼ぐということはできない。社会はそんなに甘くない。1分1秒無駄にせず、分からなければすぐ聞いて自分で勉強し理解して価値をあげていけ。いいかげん早く社会人の気持ちに切り替えろ！」
と言われました。

新入社員として入社した自分はまだ何ひとつ価値がないのに、希望の部署に配属されたからといって勝手に価値があると勘違いし、お金を払って授業をうけていた学生時代と同じ考えで業務をおこなっていた事に気づかされました。

入社以降、伸びに伸びきっていた天狗の鼻を見事にへし折られた瞬間でした。

この事件以降、私は気持ちの持ち方を変え、謙虚に貪欲に1分1秒無駄にせず様々な知識を吸収するようにしました。自分の価値はなんなのか？自分にできる事は何なのか？にこだわって社会人生活を送ってきました。
そのおかげ今の私があり、自分の価値を表現することができるようになりました。

「限られている時間を無駄にせず、自分にしかだせない価値を見出す」

ことを教えていただいた事例でした。

②日報報告 勝手にやめる事件
新入社員で配属されてすぐは、いきなり部署の力になれることも少なく、日々勉強といった毎日を送っていました。
課長からは、日々学んだ事を忘れない為にも簡単でいいから日報で報告をあげてほしいと言われていました。
当然、指示なので最初は真面目に取り組んでいましたが、4月に入社して8ヶ月たち年を越したあたりから、自分でできる作業も増え忙しくなり、少しずつ日報が面倒になってきてしまいました。。
そこから日々の報告を怠るようになり、ある日を境に完全に自分から報告やめてしまいました。
やめてもそこまで怒られる事はなく、自分の仕事はしっかりやっていたと思っていたため内心、

「何も言われんな。ラッキー😊」

と思いながら、日々を過ごしていました。

6年後、転職のため会社を辞めると伝えた時に初めてこの日報を勝手にやめた事について言われました。

「お前新入社員の時に、日報勝手に辞めたよな？人生失敗する奴は大抵途中で何かを諦めてやめてる。お前もその諦める側の人間だったという事は認識しないといけない。しかし、これから転職して挑戦して成功するためにはどんな些細な事も続ける事が大事や。まずは、成功するまで諦めず続けなさい。」

と、、、

衝撃でした。
私が軽く考えていたあの日報は、人がどこまで忍耐強く続けいけるかを確認していたという事実に。

そして、この事件以降、転職した後も私はどんな小さな事でも最後までやり切る事にしています。

「何事も諦めてやめたらその先に成功はない」

という事を教えていただいた事件でした。

③廃棄金額数億円⁉️品質に対する信念か？お金か？事件
新人から数年たち、工場で品質管理担当として業務をしていたある日、製造現場から私に電話がかかってきました。

プルルルル・・・・📞ガチャ

●製造
「もしもし。現場で作業ミスが発生し装置が停止したため、開けてはいけない扉を十数秒開けて復帰させたし。その時に曝露状態となった製品はロット分けしているから、評価して特別採用で使えるようにしてくれ。扉開けた時間はたった十数秒やから大丈夫やと思うけど。」

◉品質管理担当だった私
「装置停止の作業標準に従わないで、強引に違うやり方で作業するのはありえません。曝露した製品は廃棄して下さい。評価するにしても3ヶ月以上と大幅な工数がかかりますし、確実に使えるという品質は保証はできません。」

●製造
「なんやて？お前のその判断で数億円の廃棄なるんやぞ。話にならんからお前んの上司と話するわ」

当時の上司は私が部署異動していたためリスペクトしている方ではなく、別の方でした。
結局、その上司は製造と話をして
「製造も困ってるし、時間かかるけど評価したってくれ」と私に言ってきました。

私の気持ちとしては、
「いやいや。。せっかく作っているルールを少しの時間だからいいだろうと簡単に破って、その後何事もなかったかのようにされるのがすごく嫌‼️
（①で話した通り、自分も過去同じように軽い判断でやめ失敗しているから尚更。）
品質を甘く見過ぎている。判断が間違っていた事を反省してきっちりとした再発防止を検討して欲しい」
と思っていました。

しかし当時の上司を含めて周りの人たちは、数億円の廃棄という目の前のお金にだけに目がいっており、私の声は届かずとりあえず使えるようにしてくれといった空気感が流れていました。。

渋々評価を始めようとした時、たまたまリスペクトしている人が工場に来られたので、私は事の経緯を説明して、どうすべきかを相談しました。

すると、、、

「何を悩んでるんや？お客様に対して品質守るのが我々の役目やろ。品質守れない商品は廃棄や。製造が約束を守らずやっているんだったら製造で責任を取るべきや。廃棄して今すぐ再発防止を検討し報告するように言ってこい！再発防止ができるまで生産停止や。
なんか言われたら俺が言っていたと言え。文句あるなら全て俺が受けるからお前が悩むとこじゃない。」

と。
特に悩まれる様子もなく、一瞬で回答をされたので正直驚きました。
目の前のお金ではなく品質部隊としての信念を持って回答されており、さすがだなと感じた事と、何かあったら自分が全ての責任を取ると明確に言ってくれたことに感動して、この人のためならば今後も全力で仕事をしようと心に誓った瞬間でした。

この事件以降、なお一層、業務に対してこだわりを持って取り組むようになりましたし、自分の判断に自信がつき迷う事がなくなりました。
また、管理職になった時も、私が言っていただいたように、責任を持って部下に接していこうと参考にすることができました。

「自分の信念は曲げない。判断するときはしっかりと責任をとることも覚悟する」

ということを教えていただいた事件でした。

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さてここまで３つの事件をもとに私がリスペクトする人から教えていただいた事を紹介させていただきました。

「限られている時間を無駄にせず、自分にしかだせない価値を見出す」
「何事も諦めてやめたらその先に成功はない」
「自分の信念は曲げない。判断するときはしっかりと責任をとることも覚悟する」

この3つが今の私の軸になっていますし、常に頭にいれながら日々を過ごしています。まだまだ自分自身、完璧に体現はできていませんが明確な道標があるおかげで迷わず日々成長する糧になっています。

若い時に出会えて指導していただいた事を感謝すると共に、自分も体現して同じように次の世代にしっかりと伝えていく事が、次の世代である若い人たちの人生に良い影響を与えれる人になれる方法であると今回整理することで気づく事ができました。

今でも元気にしておられるかな？？🤔
この記事が遠くあの人にも届くことを祈って。

今回は以上です。

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