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親子逆転 機能不全家族からの脱出方法とは?

親子逆転現象。機能不全ファミリーでは当たり前。
子供が親で親が子供。親の面倒を子供が見る。とはいえ、本当に小さいうちは親が着替えや食事・買い物・学校への連絡などはしてくれます。そういう面倒ではなくて、「情緒的」な面倒を見るということ。親や家族はあなたに安心安全を提供していたか?ってこと。

機能不全ファミリーでは、親は大きな不安と恐怖と戦いながら育児をしています。親もズブズブのアダルトチルドレンですからね。正しくいよう、世間に恥ずかしくないよう子供をコントロールしなければと、まだ起こっていない最悪のケースを想像しては子供をがんじがらめ、もしくは無視します。親自身の見捨てられ不安から、親もいい子でいようとい続けているんですよね。子供がどんな個性を持っているかなんて、わかっていても蓋をして躾を続行します。悪いことしたら隠す子供がいるでしょう?そんな感じです、機能不全の親は。

そしてもれなく、夫婦間や嫁姑問題も冷え切るもしくは、ごたついており、そちらでのフラストレーションも子供に向けられる、吐き出されます。躾という形をとって。お母さんはこんなに不幸なのよと、お父さんは仕事で大変なんだよと。子供が頼れるはずの父・母がいがみ合っており、且つ自分自身のことでいっぱいいっぱいなので、子供に耳を傾けられません。どっちの親にも助けを求められません。子供だっていっぱいいっぱいなのに。

大人になって他の家族が、どうもうちとは違うぞ?と気づいて確信に変わればわかりますが、未就学児に自分の家族がおかしい・変だと気づける子供はどれだけいるでしょうか?

言うことがころころ変わる親、話を聞いてくれないのに聞かなくてはいけない親、困ったときに逆に怒鳴られてしまった思い出、助けてほしい時に助けてもらったらなぜか罪悪感を感じてしまったあの時、仕事に逃げたお父さん。妹はよくて私はだめ、その逆もしかり。一緒にいると緊張する親。凍り付いてしまう親からの着信。うざいほどの愚痴吐きメール。どうでもいいことへの同意賛同を強制させられること。

感情は吐き出せず、言いたいことも言えず、だけど大人たちの感情のゴミ箱をやらされ続ける。自分自身には蓋をしたまま。

そして、困った大人たちを見ながらも、だれにも相談、打ち明けることすらできずに成長していきます。まれに少し打ち明けることはできても、育ててもらっているんだからと、親を悪く言うことを否定されたことは数知れずではないでしょうか?「親なんだから」という枕詞で遮られて…つまり正論?に踏みつぶされて。まさか そんなに最悪とは 普通の人は思っていませんからね…やれやれ。

そうやっていつしか、私は苦しい・私は怒っている、そんな感情に蓋をします。(プラスの感情も閉じ込めます)そして理不尽な大人および力を持っているかのようにふるまう人から搾取される生き方が始まっています。

だって それしか知らないのだから。
それが 生き延びるすべだったから。

本当のことを言ったら拒絶される。思っていることを口にしたら親の機嫌が悪くなる。お稽古に連れて行ってもらえなくなる。お母さんの機嫌が悪いと、どたどた歩いたり、バタンとドアを大きな音で閉めたり、無視が何日も続いたり、気まずい沈黙の夕飯が続いたり、洋服が見当たらなかったり、首を絞められたり、野菜を投げつけられたり、自分だけおやつが用意されていなかったり…

そういった「情緒」心の安心安全が乱されるくらいならと、身の安全のために自分を抑え込むことに長けていくアダルトチルドレンなわけなのです。

そうして培った対人関係のスキルは、やがて、いじめられたり、ハラスメントをされたり「いつも自分だけ損している」現実を呼び寄せてしまうのです。

そこでいろんなものにすがるようになりますが、そもそも根本的ながないために、うまくいくわけがありません。世の中にあふれているのは、ある程度普通の人のために用意されています。重度のアダルトチルドレン、機能不全家族育ちには通用しません。骨がないのに立てないのです。

つまり骨もないのに立とうとしてきた。それがアダルトチルドレンの生育環境だったわけです。どうりでしんどい

そして選ぶ人もそういう人、搾取する人を選んでしまいがちです。だってそれしか知らないのだから。それがいいと思い込んで生きてきたのだから。

じゃぁその状況から脱するにはどうしたらいいか。
骨を作り上げるにはどうしたらいいか。

実は骨は作らなくてもあります。

ないことにされただけで、しっかりと骨はあります。ただ使うことが許されなかった、危険だったので、使い方を忘れているだけなのです。

じゃぁどうしたら骨が見えるのか。
それは、ズッタズタにされた傷を癒していくこと。傷を癒す。傷って、例えば、子供が夕飯つくりの手伝いをしなくてイラつくとする。だけど基本お手伝いしないはず、子供って興味がないと動かないし。じゃぁなんで自分はイラつくのか?小さいころからお母さんにやらされてきた、そしてやらないと機嫌が悪くなる母親がいた、だから自分は我慢してやっていたという怒りを消化する・成仏させる。それが傷を癒すということ。

たとえば、普通に働いて、毎日お酒を2本飲む夫にムカつく。そこには、自分は好きなことを我慢して働いているのに、夫は我慢もせず頑張りもせず働いて、お酒を飲んでのんびりしている。私はのんびりする時間もなく家族のために働いて家事までやっているのに、夫はズルい。お酒も時間も仕事も我慢してやっている自分がいる。なぜそんなに我慢しているのか?私がやらなければ家が散らかってしまう。食べることに困ってしまう。どうせ夫は働かない…そこに不安が隠れていたりするわけで…

それを解消することで、本来の自分が見えてくるんです。

だから引き寄せの法則ってのは まぁ 本当だと思いますが、そもそもの無意識の中の混乱を整えると、自然と環境が改善して、凪の日々が訪れると思うんですよね。もちろん 回復してもいろんなことが起こるし、沢山人間がいるので、いろんなことがありますが、そこで喜怒哀楽を感じ消化して、自分の軸に戻れるようになってくると、だいぶ生きるのが楽になりますよね。
改善したからっていいことばかりではありません。かといって、各段に前よりも不運なことは減りますし、変な人は去っていく。もしくは自分から遠ざかるようになります。その、自分以外のコントロールできないものとのかかわり方が変わってくる=現実が変わってくる、それを引き寄せの法則なんて言ったりするのかもしれません。引き寄せの法則 よく知らないけどね。

ただ、いつも笑っている人には、怒っている人は近くにはいないよね。怒っている人には、人って近寄らないしね。そういうことだよね。

何をやっても抜け出せなかったアダルトチルドレン
自分を癒すことから はじめてはどうでしょうか?



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