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統合失調症は、神様からの贈り物

統合失調症患者の方が読んでくださったら嬉しいです。

これまでに統合失調症を2回発症しました。なかなか理解されにくい病気だし、人に打ち明けるのは今でも怖いです。

一度発症すると入院を余儀なくされ、脳の機能が低下したりもします。

2度目の発症時に入院したときは、家族、職場の方、友人に本当に迷惑をかけました。自分自身は周りの患者さんとうまくなじめない時期があり、外出できないことがとてもストレスになっていて、担当の先生に泣きついたりしていました。今になって思うと、たぶん要注意患者だったと思います。笑

それでも、できることは少しずつしていました。太陽の光を浴びたり、本を持ち込んでヨガをしたり、廊下をひたすら歩いたり、週に数回の作業療法にも真面目に取り組んだりと。

こんなふうに前向きに取り組めたきっかけは何だったか。

それは「自分は統合失調症である」ということを受け入れたからです。

入院初期のころ、先生に言われました。「あなたには病気の自覚がありますか?」と。すぐに私は「薬を飲めば日常生活を送れるので、病気という自覚はありません。」と答えました。

一晩、先生が言ったことを熟考して「そうか、私はこの病気を受け入れなければ前に進めない。」という考えに至り、一生付き合っていくことを覚悟し、翌日先生に伝えました。

私は自分の病気を受け入れます。

それから、少しずつ回復に向かっていきました。先生が促してくれた私の「覚悟」は大きな力を持っていたようです。

入院中は何かと気がふさぎ込みますが、太陽の力を借りたり、病院や先生の言うことを騙されたつもりで(笑)素直に聞いてみたり、焦らずマイペースに過ごしてみてはいかがでしょうか。きっと順調に回復します。

もし時を戻せるのなら、この病気を発症しないよう予防して過ごせたのならどんなによかったのにと悔やむこともありました。

しかし、おそらく私はこの病気にならなかったら、挫折を味わうこともなく、プライドだけが高く、人の痛みにも気づけない人間になっていたと思います。

私が統合失調症に罹ったのは、大げさではなく、神様からのプレゼントだと思います。この贈り物を自分のものとして、人のために使いなさい、そこで学んだことを分かち合いなさい、ということだと解釈しています。

入院中、最も好きだった作業療法があります。それは「ヨガ」です。いま、ヨガについて学んでいます。自分がヨガによって癒されたから、他の人も癒したい、そんな単純な理由です。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

また記事を書きますので、ご覧くださったら幸いです。