フッ軽は身を滅ぼしかねないと気づいた

私はフッ軽である。誘いには可能な限り乗っかることにしている。

最近、SNS上での絡みが多くなったこともあり、遊びやライブの連番に誘われる機会が多くなった。今まで通り、全部に乗っかっていたのだが、それに限界を感じ始めた。

4月

母「バンテリン行かへん?」
僕「行くよー(2週間後に推しのライブで名古屋行くんやけどな)」

5月

友「蓮の聖地巡礼に金沢行かへん?」
僕「行くよー(前々週推しのサイン会、前週蓮のライブ、翌週ZOZOマリン、翌々週新潟で予定詰まってるけど)」
※蓮:ラブライブ!シリーズの一つである、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのこと。

6月

職場の同期「京セラで交流戦あるから行かへん?」
僕「行くよー(この月だけで既に4試合野球見に行く予定なんよな)」

7月

研究室の同期「結婚するから披露宴来てや、関西な」
僕「もちろん行くよー(前日の夜ライブで関東おるんよな)」

8月

母「ハマスタ行かへん?」
僕「行こかー(同じ日にあるLiella!のファンミ行かれへんようなった…)」
僕「そういえばついでに福山雅治のライブにも行けるで」
母「両方行こう」
僕(いらん事言った…)

9月

友「LiSA行かへん?」
僕「行きたいー(LiSAの曲、鬼滅の『紅蓮華』『炎』『明け星』と『Catch the Moment』くらいしか知らへんけどいきなりライブ行って大丈夫かしら)」

~翌日~
別の友「LiSA興味ない?」
僕「あるー(ほとんど知らんのにLiSA両日参戦の可能性が出てきた…)」

職場の同期「京セラも良いけど甲子園で試合見たくね?」
僕「そやねー(既に5試合抑えてるんよな)」

こんな感じで特段行きたいわけでもない予定を重ねた結果、自分の首が回らなくなってきた。

分かったことがある。

誘いに乗るときの基準を設けるべき、ということである。何でもかんでも誘いに乗っていると、どこかでキャパオーバーが生じる。これを防ぐために、誘いに乗らないという選択肢を持っておくべきなのである。

そこにあるから拾いに行くことばかりを考えるのは危険である。推しに全力で全国を回る人や、グッズやチェキを大量に貢ぐ人がいるが、なかなかどうしてこのような離れ業をやってのけることができるのだろうとつくづく感じる。自分の熱中するものと心中する覚悟があるのなら良いが、義務のように感じている人がいる。

義務と感じるなら、この考えは捨てた方が良い。別に100%の力を注がなくても、他人はそれを受容してくれる。私が最近感じたことである。

だから、今後は予定を断る頻度を減らそうと思う。

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