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インド滞在記 #11(2004年~2005年)

2004年12月2日~3日 ジョードプル:バスは運ちゃんを見て選ぶべし。

さて、昨日(12/1)は無事、インド放浪2ヶ月オーバーの日本人青年(18歳)から荷物を引き取り、夜9時ジャイプル発の列車に乗るべく駅に向かいました。

ここのところ、インドらしからぬ真面目なタイミング(=あまり遅れず)で列車が到着していたので、一応時間に余裕をもって駅に向かい、待機していたのですが、結局、目的の列車がジャイプル駅を出発したのは日付が変わった夜1時半過ぎでした・・・遅れなくていいときに限って、遅れてきやがります。

列車内、私のスリーパーシートの周りには、高校生くらいのインド人グループ(たぶんみんな友達同士)がおり、世界中どこでも高校生の仲良しグループの近くならきっとそうでしょうが、実ににぎやかでした(=寝られませんでした)。

ジョードプルに到着したのは朝7時半ころだったと思います。次の目的地であるウダイプルまではバス移動を予定していたので、まずは駅から歩いてホテル探しに向かおうとしましたが、(珍しく)その前にシティツアーなるものの申し込みを試みてみました。

ジョードプル駅内に外国人向けのツーリスト・ブリューなるものがあり、まずはそこで問い合わせてみたのですが、なにやらシティツアーはRTDC(Rajasthan Tourism Development Corporation)ホテルというところで受付・管理しているらしく「そこへ行け」と追い払われました。

シティツアーの午前の部は、朝9時スタートとのことだったので、急いでRTDCホテルとやらを探して行ってみましたが、残念ながら午前の部には間に合わず、昼2時からの午後の部に参加することになりました。

シティツアー開始まで時間ができたので、続いて宿泊地を確保し、少し休憩しました。さすが砂漠に近いだけあって、日中の日差しは肌に刺さるように鋭利で強く、言うまでもなくカラッカラに乾燥していて、外に出ていると体に堪えます。

さて、午後からはシティツアーに参加したのですが、第一印象は「ツアーって楽ちん〜〜〜!」でした。どこでも車で連れていってくれるし、がんばって自力で場所やアクセスを探さなくていいし・・・。時間が限られていて、行きたいところが一致していれば、ツアーもありだな、と感じてしまったのでした。

ウメイド・バワン、メヘラーンガル、ジャスワン・タダ、マンドールの4ヶ所へ行きましたが、特にメヘラがよかったです。きっと、ジョードプルの街を一望できる場所にあったから、そう感じたのじゃないかなと思います。といいますのも、ジョードプルの町は、上から眺めると本当に青く蒼く、乾いた土色と刺さる日差しの白色とのコントラストが、ガイドブックを見て予想していたより、はるかに美しかったです。個人的には、ピンクシティと呼ばれるジャイプル以上の素晴らしさでした。

ツアーの後、宿に戻ると、ちょっとうれしい偶然が。なんと、ヴァラナシで出会ったキクチ君に再会し、「あれー、ひさしぶり!」なんて昔からの旧友に会ったかのようで、お互いのその後の旅の話やら、これからの予定の話やら、つきぬ会話を楽しんだのでした。

さて翌日(12/3)は、朝10時ころまでホテルで寝ていて、久しぶりにゆっくりと旅立ちの準備をし、正午ころにホテルをチェックアウトしました。そのあとは、近所を目的もなく(ホントなにしてたんだろ)ブラブラし、バス停へ行って、午後3時発のウダイプル行きバスチケットを買いました。

出発時刻の3時まで特にすることもなかったので、その辺のチャーイ屋へ行って一服したり、果物売りと値引き交渉を楽しんだり(最後は追っ払われてしまった)して時間を潰しました。

予定通り3時にバスはウダイプルに向けて出発。今回の旅では、初めての都市間バス移動でしたが、まったく問題なく快適な移動でした。(列車に比べて)時間も遅れるどころか早く到着してしまうくらいでした。ただし「じゃあいつもバスでいいじゃん」というわけではなく、やっぱり座席スペースは(列車に比べて)限られるので、荷物は自分の身から離れたところに格納する必要があったり、運転手さんの運転スキル(と対向車や道路状況に対する運)に乗客全員の命が委ねられたりするわけで、やっぱり使い分けは大事です。

今回は、長時間の移動ではなく、昼出発して同日の夜には到着する(かつ経路的に列車よりバスのほうがアクセスしやすい)という行程だったので、移動手段としてバスを選びました。が、やっぱり途中途中で人の出入りが激しいので、手から放して置いている荷物は常に少し心配でしたし、山道の坂を降りていく時なんかは下手な絶叫マシンよりスリリングな体験でした。ただただ「事故りませんように、神様」と祈っておりました。

さて、ウダイプルに到着した後は、目星をつけておいた宿までオートリクシャーで移動し、ぶじチェックインできました。ホッとした後、屋上(かっこよくいえば、ルーフトップレストラン兼バー)でラエリー(イスラエル人)とヨーロッパ娘に出会い、旅のお話などを聞きながら、「今回の旅も、終わりに近づいてきているなぁ」などと、ほんのりしみじみしていたら、眠たくなってきてしまったので、今日はおやすみなさい。

あれ・・・今回の記事、おもしろポイントなしじゃん。。。
期待してくれた人、ごめんなさい。
いつも読んでくれる人、ありがとう。
(つづく)

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