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広島の夜間学生を知っていますか

2016年のセンター試験終わり後...
高校時代で夜間学校に進学した先輩との話... 先輩 「広島の夜間学校って知っている?」
ボク 「なんですか?それ?!」
先輩 「夕方から学校に通うっていう感じの大学よ...」
ボク 「え、面白そう...」
ここから全てがはじまった...


あなたは「夜間生」って言葉を聞いたことがあるだろうか?
多くの人がイメージするのは、
高校の通信の学校っていうイメージをかもしれない...

僕自身も4年前までは「夜間生」って言葉はほとんど知らなかった...
でも、今僕は「夜間生」だ。
※2020年3月に卒業予定です...

僕がなぜ「夜間生」という道を選んだか、
「夜間生」の実態っはどのような感じか、
他の昼間の学生との違いについてなど普段は知らない世界をお見せしましょう...

そして、これを読み終わった後にこんな選択肢もあるといことを
知ってもらいたい...

1.「夜間生」をなぜ選択したか?

僕は当初は関東圏の大学に進学したいと思い、日々勉強に励んでいたが
センター試験で失敗し、思うような点数が取れなかったために進路選択を変更するのを余儀なくされた...

また、家庭の事情で私立の大学に行くための学費を払うのが難しく、
国立大学しか選択肢がなかった...
そんな時に高校の1つ上の先輩から連絡が来て
「広島大学経済学部夜間主コース」について聞いた。

知らない方はこちらを確認してみてください...

初めこの話を聞いたときは「なんだこの選択肢は?!」って驚いたのを覚えている。
話を聞けば聞くほど、今までの自分の「大学」という固定概念が180度変わり、いつしか大学のHPとパンフレットを読み漁っていた...

正直最初は「夜間」っていう響きに抵抗がすごく感じていたが、
その当時僕は将来マスコミのお仕事についてみたいと強く思っており、
日中にマスコミ関係の職場で働きながらでも学校行けるのではと思い
自分の夢にも挑戦でき、なおあかつ勉強もできるという
新しい発想にすごく魅力を感じ、受験することを決意し、見事合格した...

2.夜間生のメリット

①学費が4年間で約150万円で済む
(国公立の昼間の学生:300万円、私立の大学:400~500万円)
授業料免除制度など申請すると入学金と生活費だけで済む

②昼間の時間を有効活用できる
僕の場合は自分の夢のマスコミ会社で働きながら社会経験を蓄積した
その他にも大学以外で自分の時間に当てれる時間が多い...

③社会人との交流できる
同い年の学生ばかりでなく中には社会人で日中は
正社員として働きながら学校に通っている方、
自身のキャリアアップに向けて通っている方、定年してもなお学ぶことに貪欲な方など幅広い世代の方と関われる

④立地が良い
これは広島大学のみに言えることかもしれませんが、
街中にあるかキャンパスで利便性がよく、
学生以外の幅広い世代の方々と関われる環境が整っている

3.夜間生のデメリット

①圧倒的に学習している時間が昼間の学生に比べて少ない
人によってまちまちな部分があるが、大学に滞在している時間が少ないため
学習量が少ない可能性が高いです
※個人的には大学にいなくても学べる方法はたくさんあるのであんまり気にしておりません...

②選択できる科目数が少ない
これは4年間苦労した部分です...
自分の学びたい科目や授業が極端に少なく、面白くない授業も受けなくてはいけないのは正直苦痛でした...
1・2年生のころは昼間の授業を取得するために、1時間半かけて東広島にあるキャンパスに通っていました...
※早期単位取得したい人はオススメです...

③「夜間生」というイメージがまだあまり良くない、知られていない
まだまだ「夜間生」というのは知られていないのが実実です...
あまり「夜間生」に固執はしなくても良いですが、ボク自身は夜間生は
ハングリー精神を持っている人が多いと感じてます...
だからこそ、もっとこの選択肢を「失敗」ではなく、「正解」と思えるような活動していきたいし、伝えていきたいです...

④昼夜逆転生活になりがち
これは、どうしても最初は陥りやすいです...
ただ、日中に働く時間を設けることで逆に朝7時起きになったりもするんで
改善の余地はたくさんあります...

4.夜間生になってからのボク

僕の強みでもあるが、僕は昼間の学生に比べて圧倒的に
社会経験があると感じています...
大学1年から3年の6月まではテレビ局で社員さんと同じレベルの仕事をこなし、大学3年の10月から大学4年の2月までコワーキングスペース「co-ba hiroshima」で学生アンバサダーとして広島の学生により「場」を利用してもらうために日々試行錯誤していました...

co-ba hiroshimaについてはこちら...
夜間学生はマストで行ってみて欲しい場所です.

正直入学した時は、「夜間生」になったことに誇りや自信が全くなかった。
でも、約4年間「夜間生」として過ごしてきて思うのは、
考え方や捉え方次第ではどうにでも変わると思うし、
正直、大学で学んでインプットしたことを現場の世界でアウトプットできるのはとても意味があり、自分の中に持っている知識をアウトプットすることで初めて意味をなすということを感じれるようになった...

また、自分の置かれているポジションや立場が危ういと感じずに
上手く自分の立場を最大限に利用することも大事だと思う。
今は僕は自信を持って「夜間生です」って強く言える。

5.最後に...

長々と話してきたが、最終的に何が言いたいのかというと
自分から「選択肢」を狭めないで欲しい...
僕も正直たくさんの経験をしている方かと言われればまだまだかもしれないけど、自分の知らない場所や未知の体験に飛び込んで来たことで「今」があると強く感じる...

だから、今大学進学という選択に悩んでいる方は特に高校生に向けてになるけども改めて色んな「選択肢」が転がっていることを忘れないで欲しいです..

まだまだエピソードが尽きないですが、今回はここまで...
最後まで読んでいただき、ありがとうございました...

ボクと同学年で夜間生の選択をした友人のnoteも参考にしてみてね...


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