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【台湾語学留学 クラス紹介】中国語流のシャレ学ぶ「成語與歇後語」

冬学期に受講したクラス内容の紹介の続き。前回書いたのは月〜金の同じ時間帯に受ける必修の少人数クラス。今回から3回にわたって記すのは、選択肢がいくつかあるなかから自由に選んで受講する選択科目である。

まずは月曜日の10時から受けた「成語和歇後語」。

成語は成句・ことわざという意味だけれど、紹介されたモノのほとんどが、日本語でいうところの四字熟語だったように思う。一方で歇後語は辞書によれば

xiēhòuyǔ【歇后语】
(一種の言葉遊び)二つの部分からなる成句で,前のたとえの部分だけ言って後の部分を自然と推察させるしゃれ言葉.▶たとえば,“擀面杖 gǎnmiànzhàng吹火”(めん棒で火を吹く)とだけ言って,“一窍 qiào不通”(全然通じない)を暗に理解させる類のもの
北京・商務印書館/小学館「中日辞典」第3版

あえて日本語で近いものを探すなら「犬も歩けば→棒に当たる」「風が吹けば→桶屋が儲かる」「目には目を→歯には歯を」「三人寄れば→文殊の知恵」みたいな慣用句のことなのかな? いわば中国語流のシャレというか。

中国語の文章を読んでいると四字熟語もこういう言葉遊びも結構登場する。そしてこういう言葉は往々にしてその文章の主題を指し示す。

授業は講師から学生に対してのレクチャー形式。学生がプレゼンテーションを求められたり、学生同士でなにか討論したりという双方向性は少なめだった。どちらかというと机上の学習ONLYになってしまいがちなクラス。

担当講師が秋学期にもお世話になった学生いじり好きな先生だったこともあり、個人的にはとても楽しかったが。

宿題はその週に学んだ10〜15個ほどの成語・歇後語を使い、文章や対話文を作りなさいという形式が多かった。全部使う必要はないと言われてはいたが、こっちも意地があるので網羅したくなっちゃう。結構骨の折れる作業。とはいえうーんうーん頭をひねっているうちに覚えられるので良い宿題。

2カ月半の講座で約120個の成語&歇後語が登場した。私が好きだったのは

日上三竿
回味無窮

…あたりかな。「画竜点睛を欠く」ではなく「画竜点睛」という成語があったのが面白かった(日本語だと「欠く」までセットだが、中国語ではそうでもないらしい)。

中間テストは特になし。期末テストは暗記が求められると思ってQuizletというアプリを使ってちょくちょく暗記カードを作っていたが、結局資料持ち込みOKだった。


【2023年1月26日の日記】

机に向かっての勉強時間は2時間23分。

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