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サッポロ全国ツアー〜那須の空模様は澄みきっていたか

全国のビールファンの皆さまこんにちは。などと全国のビールファンの皆さまを相手取って挨拶するなど畏れ多くてできません。一部のビールファンの皆さん、こんにちは。私です。

自他共に認めるサッポラー(サッポロビールを愛する人)であり、常々
「サッポロ(本社)に住みたい」
と言っている私なのですが、今のところサッポロ本社に住み着く事は叶わずとも、サッポロの拠点を全て訪問する事は出来るぢゃないかとある日唐突に思い立ち、全国ツアーを思い立った次第であります。

ですので、今回の主旨は札幌ツアーではありません。サッポロ(事業所)全国ツアーなのです。シリーズ化して行きます。

サッポロさん、敷金礼金払うから、本社の給湯室(風呂なしトイレ共同)とか住まわせてくれませんかね。8万円までなら出します💸

さて今回は、兼ねてより行きたかった、栃木の北の果てにあるサッポロ那須工場へ2/10〜11の2日間で行って参りました。

こちらのサッポロ那須工場、場所は福島県との県境に程近い、那須町にあります。

こちらの那須工場では、一般的にはあまり知られていませんが、サッポロのご当地シリーズの中でも、取り分けプレミアム色の強い『空模様シリーズ』というビールを製造しております。

(真ん中3本が空模様シリーズ)

プレミアム色が強過ぎて小売では栃木県外にはまず出て来ません。ドラフトなんて言ったらなおのことです。

サッポロ公式、アマゾン、楽天等の各通販で買う事はできます。

しかもお値段、定価で1缶¥360と言う、サッポロにしては超強気の価格設定。
知名度は低いながら、クオリティの高いビールを製造しているのが、那須工場なのです。


満を持して迎えた2月10日(土)。
先ずは行きのグリーン車で乾杯。士気を高めて行きます。初めてダーマ神殿に行く時ぐらいの緊張感と高揚感を感じました。未だにダーマ神殿に行った事はないのでその辺りの実際の感覚は図りかねますが。どなたか、行った事ある方いたら教えて下さい。

サッポロよりヤッホーブルーイングの方が多いのはご愛嬌です。

ビヤホール生が安定の旨さでした。


黒磯駅から那須工場までは、バスが1時間に1〜2本。バスが当面来そうにないので、タクシーを探します。

駅前にタクシーが来る気配が全くないので、最寄りのタクシー会社に直接配送を依頼します。

待つ事20分。タクシーが来ました。黒磯駅前はバスもタクシーも容易には来ません。これ、豆です。潔くタクシーの配送願いを出しましょう。

黒磯駅からタクシーで2,000円強の移動距離で漸く那須工場へと到着。

荒涼とした大地に煌々と光り輝く1等星!!⭐︎
これぞ我等が求めていた約束の地...!

こいつぁ、ちょっとした要塞だぜ...!

こちらの建物、1階がお土産コーナーとバイキングレストラン


2階が展示場とカフェスペースとなっております。


何これ。額に入れて我が家にも飾りたい...

るーび☆ぽっさ(°∀°)!

さてさて、一通りサッポロビール及び空模様シリーズに対しての理解を深めたら、次は2階のカフェスペースへと移動しましょう。
こちらのカフェ、白穂乃香、エーデルピルス、陽射しのピルスナー、月夜のドゥンケル、流れる雲のヴァイツェンとサッポロのプレミアムビール5種類×160mlが¥700で飲み比べ出来るのです。
安いです。かなりお得感あります。都内なら白穂乃香のドラフトはグラスで¥700ぐらいが相場ですからね。
空模様シリーズのドラフトのレアさを考えればなおのこと。

・陽射しのピルスナー
サントリーのプレミアムモルツと同じ、チェコのザーツ産ホップを使用した高級感溢れるラガー。苦味がキリッ!と、そして後味に僅かな甘味と余韻。黒ラベルともヱビスとも違う深みがあります。

・流れる雲のヴァイツェン
こちら良い意味で薄味。ヴァイツェン特有のエステル香かなり控えめ。銀河高原ヴァイツェンとは対極の位置にあるヴァイツェン。八海山泉ヴァイツェンをもう少し淡くした味わい。余韻に軽やかな甘味が残ります。

・月夜のドゥンケル
空模様御三家の中では実は1番好きです。大手メーカーの造るクラフトは美味くないと言う先入観を打ち砕く入魂の一杯。重過ぎず、軽過ぎず、それでいてロースト麦芽の香ばしさと甘みの余韻は適度に残る技有りまくりな出来栄え。最高。

当然にしてミニグラス×5では足りませんからね。

空模様シリーズを3周しました。大満足。ビールだけ味わうのであれば2階のカフェスペースが圧倒的にお得です。
私、酒飲む時はあまりツマミ食べないのでカフェスペースで充分事足りてしまいました。
外は雪がちらつく空模様だった為、来場者も少なく、じっくりと、静謐且つ濃密に、ビールと向き合う事に費やせました。

お土産コーナーでは空模様シリーズのTシャツが売られていました。圧倒的存在感とダサさ。2着購入。今年の夏はこれを着てライバル達に差をつけてやるです\\\\(۶•̀ᴗ•́)۶////

もちろんお土産用に空模様シリーズも購入。堪能し尽くしました。

那須工場を出た後は宇都宮駅まで戻り、マイクロブルワリーblue magic で飲み直します。

自社製造のビール以外にも、栃木県内の優良メーカー、うしとらブルワリーやプレストンエールのドラフトもありました。

飲み比べセットで全種類飲み比べし、割とアッサリ目な芸風が多い印象を受けた中で、取り分けスタウトのバランスが凄く良かっです。手放しに旨い。個人的には、いわて蔵のオイスタースタウトに次ぐ旨さ。


宇都宮トドメの一軒は、以前に当マガジンにも出演して頂いた、酒の軍師ことbe@tさんイチオシの『かんちゃん』を訪問。満席で30分待ちでした。

黒ラベル生で、ダメ押しのサッポロビールと合わせて食べた味噌ダレ焼き鳥が絶品でした。

(卓上の瓶から味噌ダレ付け放題)

ニンニク香バッチバチでモツ焼きと良く絡みました。この味噌だけで酒飲めます。

さらにハツ刺し¥400がこの価格ではあり得ない量とクオリティを叩き出して来て、我々一行は栃木の懐深さに恐れおののき、平伏した次第です。申し訳ない_(:3 」∠)_

翌日は、餃子店を三軒ハシゴして無事に帰って来ました。

悟空の特製肉餃子が小籠包ばりに肉汁出まくって大層旨かったです。

2日間かけて、1人当たりビールを3.5ℓほど摂取し、体内のプリン体濃度が現在どうなっているのか恐ろしくて知りたくない状況ではありますが、大変に満足度の高い栃木遠征でした。

栃木県来訪の際には是非とも足を運んでみて下さい。

とは言わず、ビーラー(ビール好きな人の意味)ならば、これらが為だけに栃木県まで是非とも足をお運びください。
さあ、今すぐに。そうこうしているうちにあっと言う間に時間は流れて行ってしまいます。手遅れになる前に。或いは。今ならば。

〜今回訪れた店

サッポロビール那須工場
栃木県那須郡那須町高久甲4453−49

blue magic
栃木県宇都宮市池上町3−8

みそだれやきとり かんちゃん
栃木県宇都宮市曲師町6−2

とんきっき
栃木県宇都宮市馬場通り4-2-3

悟空
栃木県宇都宮市馬場通り4-2-4 日野屋ビル 1F

青源
栃木県宇都宮市川向町1-23 宇都宮駅ビルパセオ 1F

#ビール #栃木

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