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取り入れてみて合わない考え方には執着しない

20代の頃は、自分の短所を克服し、無敵の強い自分になりたいと考えていた時期があった。
その頃は、スポーツ選手が著した自己啓発本や、スポーツ選手を取材したライターの記事を読み漁っていた。
気になった言葉は小さいノートにメモして、通勤の行き返りや休日の空いた時間に見返して、自分を奮い立たせていた。
でもいつしか、そんな言葉のメモを書き連ねたノートを見なくなっていった。
別に見飽きたからではないのだが、いつの間にか、人の言葉に頼らずとも気持ちの切り替え方や持って行き方がわかるようになり、マイナス思考に陥る回数もある程度は減ったからこそ、見なくなったのだろうと思う。

そんなノートを久しぶりに見てみたところ、
「失敗を引きずる」(中日ドラゴンズ・浅尾拓也)
という言葉をメモしていた。※出典は以下記事

この言葉をメモした当時や、記事を読んでいた時は、仕事でも私生活でも、とにかく失敗が多かった。
失敗を忘れることが出来なかったので、浅尾投手と同じく「とことん失敗を引きずる」ことをそのままやってみたけれど…



結果は「大失敗」。



失敗を引きずったことで、私の場合は気持ちの切り替えがより一層できなくなってしまった。
今も失敗すると、だいたい続けざまに何かミスをしてしまう。


「失敗を引きずる」ことを一つの考え方として取り入れるのは良いし、それが間違っているわけではないけれど、誰にでも合うわけではない。だから、自分に合わないなと思った考え方に執着しないこと。



当たり前のことなのだけれど、これがきちんと理解できるようになり、学びとして生かせるようになったのは、本当に最近になってからだと思う。

今後も、色々な人の意見や考え方を聞いて、取り入れるものは取り入れていくのだろうけれど、自分の失敗経験から言えることとして、


「人の助言はどれも間違っていない。ただ、自分がしてきた経験をもとに合う合わないがあるから、全部を受け入れる必要はない。合わなかったとしても、ひとつの考え方として胸に留めておけばいい」


ということ。

このように考えて、今後もいろいろな考え方と触れ、少しでも理解しつつ、取り入れるべきものとそうでないものを判断できるよう、日々少しでも成長していきたいと思います!


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