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アマゾンプライムで配信開始されました!『ラーゲリより愛を込めて』

この記事は過去記事に加筆修正したものです。

良い映画を見た時って人に勧めたくなりませんか?

この映画を全国民に見て欲しすぎてnoteでは2記事を書き、500以上のスキを頂きました。私のレビューを読んでこの映画を見に行ったというコメントもいただきました。

しかしそれでは満足せず、ニノが毎週やっているラジオにメッセージを送りました!

ラジオにメッセージ送るなんて、初めてです。
内容は
「ニノはtwitterを始めましたよね、私はnoteをやっていて、ニノの活躍はnoteで書く事にしています。特にラーゲリより愛を込めてについては公開と同時に見に行きnoteで感想を広めてています」
みたいな感じで、noteのリンクまで貼ってしまいました。

現時点でまだこのメッセージは読まれていません。(たぶんこの先も読まれることはないと思いますが)
でも映画をみて感動して、昔は友達と話すだけでしたが、今はnoteのような個人が発信できるツールがたくさんあり、ラジオにまでメッセージを送ってしまいました。

ニノのラジオ番組です

以下映画の感想です。
12/9公開の『ラーゲリより愛をこめて』を見てきました。ラーゲリとはシベリアの収容所のことです。

あらすじ

あらすじはシベリアの収容所に収容された人々が日本への帰国という希望を持ちながら、過酷な状況を生き抜く話であり、その帰りを日本で待つ家族の話しでもあります。

ラーゲリから愛をこめてを見るべき理由を
前半ははネタバレ無しで後半はネタバレありで書きます。


1. 実話として知っておく必要がある

戦争関係の映画は私は苦手です。
人が亡くなったり、苦しんだりする姿を見るのは誰でも辛いです。
この映画を見る時に、暗い気分になりたくないから、見ようかどうか迷う方も多いと思います。

でもこの映画は、戦争や戦後の話しというだけでなく、人間としての尊厳や、生きることの意味に気付かされる映画です。

約60万人の方がシベリアに抑留されていたという事実があります。
ストーリーもテンポがあり、上映時間の2時間14分があっという間です。

2.主要キャストの演技が素晴らしい

二宮和也、松坂桃李、桐谷健太、安田顕、中島健人、北川景子と全員主演ができる俳優さんです。(敬称略)
俳優別の印象に残ったシーンはネタバレに書きます。

大袈裟な演技や独りよがりの演技をする人は1人もおらず、チームワークの良さが伝わってきます。 

俳優さんたちの今までの作品と違った面が見れたり、ここに名前の上がっていない、収容所のキャストの方々も素晴らしいです。
パンフレットで名前を知った方もいました。
瀬々監督は3チームからなる収容所のすべてのキャストさんの名前を覚えていたらしいです。


3 生きるために必要な事を再確認し、今の状況に感謝できる


食べ物や寝る場所があるだけでは人は生きていけないということを、この映画を通じて
痛感しました。
騒然な環境の中で彼らを生かしたのは帰国できるという希望でした。
そして、過酷な労働環境の中で彼らの娯楽は野球、俳句、イヌ、水浴び、家族、手紙などでした。
希望と娯楽無しでは人は生きる意味を見出せませない事が再確認できました。
この映画を見て今置かれている状況に感謝でき、大切にしようという気持ちになります。

4. 主題歌

主題歌は「Mrs. GREEN APPLE」による「Soranji」です。「Soranji」は誦んじるからきた造語らしいです。誦んじるるの意味は映画を見ればわかります。エンドロールで流れる主題歌は、スケールが大きく、シベリアの空を連想させます。 主題歌つきの予告をこの記事のトップに貼っています。

Mrs. GREEN APPLEの大森さんはこの歌詞を書く時に水分をとらずに身体を極限状態にし、5キロぐらい体重が減ったらしいです。

そのことに関してニノのYouTubeで大森さんが語っています

5.二宮和也と中島健人初共演

2人が私の推しなので、映画を見に行きました。2人は嵐とセクシーゾーンです。
彼らはアイドルですが、他の俳優さんたちと同じぐらいいい演技をしています。
でも、ジャニーズが嫌いな方もいらっしゃると思いますので、そういう方は北川景子さんも出るので見て下さい。

ネタバレ

俳優別印象に残ったシーン

1.二宮和也 

みんなの希望だった山本がガンになり入院しているシーン
宣伝番組で松坂桃李さんがニノの演技で一番印象に残っているのが、病気の時の声だと言ってました。
声のかすれ具合や病気だけど優しい表情、生きていこうとする演技が素晴らしかった。
ロシア語も上手でニノに関しては言いたい事はたくさんありますが、次記事でたっぷりと書きます。

2.松坂桃李

座り込みのシーン
松坂桃李は本当に痩せていて、普段の感じと全くちがいました。
全編通して抑え気味の演技が話の悲しさを倍増させますが、初めて自ら行動し、全員を巻き込んで山本さんが治療してもらえるように座り込みをするシーンが心に残りました。

3.桐谷健太

山本と名前で呼ぶシーン
前半は厳しく、狂気さをまとった鬼軍曹役をされていましたが、山本が入院したシーンで
一等兵とではなく、山本の名前を呼ぶシーンは優しさが溢れていました。前半との対比がすごかったです。

4.安田顕

他の人と距離を取っていたが、野球に誘われて、ベッドで頭を打つシーン。慶應で4番だったらしいです。
静かだけれでも、存在感のある演技は映画全体を引き締める存在でした。

5.中島健人

労働のひと時の楽しみであった水浴びをするシーン
彼は中盤から登場しますが、そこから収容所の雰囲気が少し明るくなります。
その他犬を抱くシーン、山本から字を習うシーンも印象的です。

6. 北川景子

夫を迎えに舞鶴にいく準備をしていた時に、亡くなったことを知り、泣きながら庭へでて泥をつかみながら、嘘つきと叫ぶシーン。
何をしても美しすぎました。

7.四人がモジミに遺書を伝えるシーン

書いた遺書は奪われても、覚えたものは奪われないという山本さんの教えを証明したシーンでした。
妻への遺書が「よくやった。」から始まるところが山本さんらしい。

8.クロのシーン全部

番組で中島健人が撮影後一年たってクロと再会するところをやっており、トレーナーさんがこの映画に向けてどんなトレーニングをしたかを見ていたので余計に感動しました。
クロの本名はダイキチらしいです。

9.全員でオークレメンタインを歌うシーン

山本を外の病院で診てもらうために、全員で座り込みをし、雨の中でオーマイダーリンと歌う時の抑留者たちの笑顔。撮影日にたまたま雨が降ったので、雨のシーンになったらしいです。

10. 自暴自棄になる相沢(桐谷健太)を山本がそれでも生きるんですと止めるシーン

手紙で日本に残した身重の奥さんが亡くなったことを知った相沢は自暴自棄になり、ラーゲリから出ようとします。その相沢が山本を止めます。
自分より身体の大きい桐谷健太をニノがどうやって止めたらいいか悩んでいたらしいですが、また、たまたま雪が降り歩きにくくなり、引き止めやすくなったらしいです。
天候もこの映画に味方しています。

泣ける映画?


この映画、号泣すると宣伝されていますが、私は複数回ポロポロと涙がこぼれました。
劇場には皆さんの泣き声が聞こえていました。どのぐらい泣くかはひとによると思いますが、ハンカチとマスクの替えを持って劇場に足を運んで下さい。

パンフレット

久しぶりに映画のパンフレット買いました。
最近はネットに情報があるので買わなくなりましたが、今回は映画を見た後に買って隅々まで当日読みました。
山本さんの遺書が全文掲載されています。

パンフレット

こちらが公式サイトです

上映劇場一覧

本当に皆さんにみていただきたいので、お近くの劇場がわかるようにリンク貼っておきます

今日はまじめに映画の感想を書いたので、次は二宮和也•中島健人担(担当、推し)としての感想を自分が書きたいように書きました。
その記事がこちら


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