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第1回 #逆噴射小説大賞 (2018) を振り返る。

祭りは終わった……
(妖怪ハンター「闇の客人」より)

2018年のNote最大のオンラインイベント(鬼踊り)と言えば、間違いなく「逆噴射小説大賞」でしょう。そのすごさを振り返りつつ、まもなく発表される最終選考に備えていきましょう。

追記:最終選考結果とコメントが発表されました!

スゴイぜ。やはりスゴイ・イベントだった。(詳しくはリンク先を読んでね)


その規模

投稿作品数1900件超。

※数値データ的な分析は mktbnさんのピックアップ記事が非常に丁寧です。

投稿作を巡る感想やキュレーション等の #逆噴射ピックアップ が130件超。

小説大賞をきっかけに執筆された後続作品が数十件。

なぜか「相撲」がブームとなり専門特集記事まで生まれ、12月時点で90件を超える投稿がマガジンに登録された。 ※応募作品中のジャンル比率としては特別に高いわけではありません(しかり力士は巨大なので目立つ)

中核タグ #逆噴射プラクティス の登録記事件数は、2550件超(12/27時点)

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その運営のされ方

確固とした信念を持ち歩みを止めることのない「真の男」が「真の男」を探す。(真の男は象徴的な意味であり性別的な意味ではない) 信頼のできる運営方針によって逆噴射小説大賞は力強く運営された。

ニンジャスレイヤー等のIPを抱える「真の男」ダイハードテイルズ出版局が運営。

絶大な人気を誇る社会派コラムニスト「真の男」逆噴射聡一郎先生が審査。

自ら発信することを好み文化的多様性を愛する(プロ作家も含む)分厚い読者層が参加。

長期間に渡る「逆噴射小説講座」マガジンの連載によるユーザー教育。

「ハッシュタグ暗黒独裁体制」に象徴されるユーザー統率力の高さ。

その参加の容易さ

開催を知ってから参加するまでのハードルが非常に低い。400文字制限の小説大賞。その文字数は3ツイート分に満たない。

今回の本文文字制限は400文字以内です。しかしこれは「400文字以内で物語を完結すること」という意味ではなく「小説の冒頭部400文字で応募する」という意味です。
「2018年10月に「逆噴射小説大賞」を開催します」より

長編小説の最初の部分だけを抜き出して投稿する。またはいちばんオイシイところだけを抜き出して投稿する。漠然と思いついてる作品なら、とりあえずGOできる。後悔は死んでからすれば良い。

つまり「この続きを読みたいと思わせる、最もエキサイティングなパルプ小説の冒頭400文字」を表現した作品が大賞を受賞し、その応募者は大賞の栄誉とともにCORONAビール1カートン(24本入り)を獲得できます。
「2018年10月に「逆噴射小説大賞」を開催します」より

その面白さ

#逆噴射プラクティス タグを検索することで貴方は容易にとんでもないパルプ濃度の楽しい小説の出だしを読むことができます。

検索結果の一例「定番」で並べた場合。

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いくつか定番をピックアップしてみます。

鉄の棺桶に乗り込んだ耐久レース!

哲学的ですらある世界最小にして最大の相撲!

アバンタイトルが出る瞬間を完全に切り取った正統ハードボイルド!

血と鉄と硝煙の中に迷い込んだラブコメディ!

あなたはクリエイターに簡単に支援をすることができる。例えば、続編を望む作品へスキを送る。作家をフォローする。note内で引用して感想を書く。(新機能!) これらの行動が作家に伝わることで、パルプスリンガーに「水」を与えることができます。

このお祭りイベントをきっかけにnote内が激しく交流して大変刺激的なタイムラインが発生しました。つまり、人生の #QOL 品質を高める行動です。

未来へ

そして、第2回の開催も計画されている。貴方はnoteという銃を持っている。では弾丸は? それもすでに持っているはずだ。

「練習しろ、毎日だ」

なお、この言葉は、逆噴射バンデラス聡一郎先生の受け売りだけではなく、Noteの理念にも合致しています。

先日開催された「Note入門勉強会」でも「どうやって書く」「フォロワーをたくさん増やす」ことではなく「毎日、情熱をもって、粗削りでも書き続けること」の重要性が説かれていたそうです。

我々パルプスリンガーの目指す方向とNoteのニューメキシコの荒野は一致している。彼らはならず者だがむやみに暴力を振るうわけではない。荒野を拓くための銃をペンに持ち替えた開拓者なのだ。

じゃあ、メキシコシティの荒野でまた会おうね。

<!-- 大賞じゃなかったのでここはボツにしといて下さい -->

<!-- (受賞したら公開してください)ありがとう。まさかこれだけの結果を出すことができるとは思いませんでした。年末年始、帰省等で離れた家族と再会することも多いと思います。家族愛や考えてみませんか。応援ありがとうございました。 -->



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