お望月さんの2018年に_観た映画ベスト10__1_

【餅】2019年に観た映画ベスト10

よく来たなお望月さんだよ。今年はたいへん多くの作品を見たので200作品の中からベスト10をまとめていこうと思う。ランキング付け行為にとって順位はそれほど大きな意味を持たず、10作品をまとめるために残り190作品について思いを馳せ再び味わうという旅路を楽しむためのものだ。

評価傾向
放送や配信よりも劇場で見た作品が上位になります。昨年までは「自分が見た年が公開年だ!」というポリシーでしたがある程度の節度を持ち、新しめの作品をセレクトします。(そうでない作品がベスト10に居座る場合はそれだけすごいということです)またベスト10とは別にクラシック枠を用意します。

2019年に観た映画ベスト10
01. 『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018年製作の映画)【劇場】
02. 『怪怪怪怪物!』(2017年製作の映画)
03. 『スノー・ロワイヤル』(2019年製作の映画)【劇場】
04. 『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年製作の映画)【劇場】
05. 『アメリカン・アニマルズ』(2018年製作の映画)【劇場】
06. 『ハッピー・デス・デイ』(2017年製作の映画)【劇場】
07. 『サマー・オブ・84』(2017年製作の映画)【劇場】
08. 『アクアマン』(2018年製作の映画)
09. 『ミスター・ガラス』(2019年製作の映画)【劇場】
10. 『トロール・ハンター』(2010年製作の映画)

レビュー関係はこちらのマガジンにまとめてあります。

2018年版はこちらから

ベスト映画2019

01. 『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018年製作の映画)

徹底的に画面にアニマを宿すバケモノ映画。作品や楽曲よりも「劇場視聴体験」こそが至高の思い出になる。と思ったらソフト化された映像でもすさまじく楽しかった。スパイダーマンがスパイダーマンになる物語。これはもう2xxx年代ベストでよいでしょう。サントラも圧が強くいつまでも聞き飽きない。マスターピースだ。

02. 『怪怪怪怪物!』(2017年製作の映画)

情緒がもうダメになるバケモノ映画。孫文ビームを食らって自我と自意識が消滅した。2018年のシッチェス映画祭作品が二年連続で一位になるところだったのでとてもヤバい。もし劇場で見ていたら席を立てずにガッツポーズしたまま死んでいたかもしれない。

03. 『スノー・ロワイヤル』(2019年製作の映画)

「俺のための映画」「俺のための映画のまま」「監督続投の拡張版」としてリリースされるという奇跡の俺得映画。オリジナル版と比べて明確な笑いどころが増えており、リーアム・ニーソンが濡れた大型犬のような顔をするたびに抱きしめたくなる。もちろんカタログスペックのシーンも完璧だ。

原作の『怒りの除雪車』もアマプラ定番作品になったようなので是非見てね。

04. 『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年製作の映画)

とにかく10年間おつかれさまでした! 鑑賞後は変な興奮していたけど、しばらくするとスーッと溶けて爽やかな気持ちになりました。きっちり終わらせたので後味の記憶がない。ジェイク・ギレンホール太郎? 来年枠かな(絶対好きだと思う)

05. 『アメリカン・アニマルズ』(2018年製作の映画)

胃痛がするタイプの怖さであまり見返したくないんですが、とてつもなく高品質な作品。事件の当事者が本人出演するんだけど、そのどれもが信用できない語り部なので彼らが話すごとに画面内の現実が様変わりしていくという曖昧さが良い。途中で雨とか降って何となく中止になってほしい。当事者本人が進行中の強盗作戦とすれ違う場面が死ぬほど胃が痛くなり最低で最高。

06. 『ハッピー・デス・デイ』(2017年製作の映画)

最低最悪のヒロインが何者かに殺害されることで時間が巻き戻されてまた殺される。最高。何度も繰り返すことで行動を最適化したり死に戻り前提でふざけてみたり人間的な成長と葛藤が繰り返され納得のいく作品となっています。続編の『ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)』もセットで楽しんでみてほしい。

07. 『サマー・オブ・84』(2017年製作の映画)

『ターボキッド』製作チームのサスペンス作品!! 「1984年」という時代設定はあの頃の少年たちがいま何歳かな? と考えると怖すぎる。殺人犯だって誰かの隣人だ。サントラのボリュームがありこれもまた見事だったが、ドラクエの余波で感想Noteを書き損ねた。

08. 『アクアマン』(2018年製作の映画)

爆発依存症が作った爆発アクションライドムービー。モモアマンのチャーミングさとバーフバリに近い神話的骨格が合わさり最強。シチリア編での壁ぶち抜きシークエンスが良く、終末水宙戦争「宿借りの星」の映像化となっていた。

09. 『ミスター・ガラス』(2019年製作の映画)

恥ずかしながらシャマランにちゃんと向き合ったのは今年が初めてなのですが、シリーズを追いかけるうちに「大ネタのどんでん返しマン」というイメージが払しょくされていき、とにかく真摯で丁寧な美術の監督なんだなという印象が強くなりました。20年くらい頭の中にしまいっぱなしの結末をこの作品に込め「南無三!誰かに届きやがれ!」という勇気をもって投げつけられた人間の可能性、フィクションを信じることへの強さをひたすらに味わいました。

10. 『トロール・ハンター』(2010年製作の映画)

これまで「お望月さん好きだと思うよ」「おもちさんそのもの」「おまえ」「貴様」「YOUだ」と刃牙幼年編で地下闘技場へ案内される時のように言われ続けていながら見るチャンスを逃していたドキュメンタリー作品。エンドロールの隅々まで配慮が行き届いていてアンコが詰まっているので最後まで全く飽きずに見ることができる。トロールがいるのいないの? とかそういう話ではなく、もっと地域に根差した社会問題や書類の運用、国際的な物流や自然保護に関して考えさせられる。本作ではトロールを傷つけておりません。 年間10位だけど、今後のオールタイムベストに刻まれ続けるであろう作品。

ベスト映画クラシック

間違いなくベスト入りではあるもののちょっと寝かせすぎた作品です。

切腹(1962年製作の映画)

法廷モノなのに暴力で全て解決してから入廷してくる等、脚本手腕が凄まじいバケモノ作品。肝心な時にあなたは血迷えるだろうか。作品が面白すぎたおかげでNOTEで一番面白いレビュー記事を書いた。

死刑台のエレベーター(1957年製作の映画)

人がどこかに閉じ込められるのは最高のエンターテイメントだ。それがマヌケな悪人であればあるほど面白い。

散歩する霊柩車(1964年製作の映画)

爆笑犯罪コメディ。狂言自殺した女房を乗せた霊柩車が強請りのために行ったり来たり。計画は予想以上の成功を収めるが……ブラックな笑いの絶えない無倫理アクションです。最高。

ワースト映画9選

多くを語りませんが、それぞれチャーミングなところが見つかるはずです。君も確かめてみよう!

2019年映画【王者】

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(2019年製作の映画)【劇場】

最高の悪役ゲマ、最高のヒーロー、そして最悪のワクチンプログラムが混じり合い寒暖差が「ととのって」しまったため、ベストにもワーストにも絡まず特に話題に出ることがなくなった作品。たぶん金ローでやるんだろうけど、その時には全世界に怒られてほしくもあり、徹底的に擁護したくもあり。

王者としたのはですね、最も真剣に作品に向き合うことになった作品だからです。そして、最も読者からの支援(ZENI)を集めた作品でもありNOTEのサポートがなければ観に行かなかった作品であることは間違いありません。ありがとう読者。肝心の作品については「ちょっとホメられようと背伸びして脚立ごと倒れて死んだ」くらいの優しい目で見てあげてほしいです。

未来へ

年間200作品を見ても特に良いことはなかったので来年は映画を見ないことにします。きっと見ないと思う。見ないんじゃないかな。まちょっと覚悟はしておけ。

いじょうです。みんなも面白い映画だけじゃなくてカルマ調整にもチャレンジして五億点をゲットしようね!

悪のリストへ感謝

映画履修の方針及び「この人たちが観てるならそっちは任せた」を実現できたのは、明石さんやアロハ天狗氏の「悪のリスト」の貢献が強いです。ありがとう、悪のリスト。

詳しくはこちら。

最後にもう一度。今年もありがとうございました。

お望月さんの2018年に 観た映画ベスト10 (2)


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