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「書くこと」とパートナーとのおいしい関係

これから夫さん自慢をするのでそういうの苦手な人は回れ右。

うちの夫さん、今まで付き合った人と異なる特徴が沢山ある(そして強烈なファザコンだったはずなのに、私の父親にも全く似ていないし正反対でもない)んですが、その際たるものが

私が何か書くことについて完全容認している

ことです。

実は夫さんから、私の書いたものや作ったものに致命的なケチつけられたことないんですよね。感想として「ここはこう思う」とか具体的な指摘は来るんですが、「書いている行為が気持ち悪い」レベルのやつは全くないです。

そういうわけで、連載記事や、込み入った内容のnoteについては夫さんに下読みを頼んでいます。

私独りで書くと、細部に立ち入り過ぎたり、議論を飛ばしたりして不親切になることがあり(多分私の興味の持ち方があんまりバランスよくないからだなw)、よりマーケットに近い夫さんの感覚で補正した方が読まれやすくなるなぁと思ったからです。これを頼めるのも夫さんのスタンスのおかげだな。ありがたいことだ。

そして、こういうパートナーがいると何が一番良いかというと、いい意味で文章から肩の力が抜けるんですね。

否定されるのはつらいから、正当性を求めてしまった

私が大学生の頃付き合っていた人は理系の人だったのですが「文学部は気持ち悪い」と公言して憚らない人でした。
ずっとそう言われていたのに、私自身はいろいろあって「だいぶ変化球極まりない文学部の専攻=美学芸術学」を選ぶことになり、文学部の人となったわけです。

結果、相手が否定したエリアに自分から入り込むことになったんですね。

そうすると何が起きるかというと、否定されるのがつらいから「書くことでこいつの鼻明かしたろ」みたいな発想になるんですよ。

おう、そもそもその発想よくないwwww

今だから思いますが、そういう、人の持ち分を鼻で笑うような奴は何しても絶対認めません。頑張るだけほんと無駄。だから説得せず逃げるが勝ち。

そして、文章で人を変えようと思って書くと変な力みが入って、無関係な人にもその力みが伝わってしまうのでそれも良くないです。
できる限りナチュラルな状態で、期待を捨てた文章の方が人に深く刺さります。(どうやら、今の連載でもその法則が超効いているらしくて笑う……いや、笑えない……w)

禅問答みたいなんですけれど、遠くに届けたければ期待は捨てた方が、期待で肩が固まっている時より遠くへ投げられるんだと思います。

どうしたらそんなパートナーに会えるのか?

多分最初から何も期待してなかったからですね。だから得とかそういうのを期待しちゃダメなんですってば……!

そもそも夫さんとの最初の出会いの時は印象悪かったので付き合う気すら全くなかったですし。色々あって仲良くなり出した時も超テキトーに月一、激安焼肉店で肉食べて喋るだけでしたし(まじ色気ないな!)

強いていうなら

・苦難の時期を共に超えていた(当時の会社超カオスだったんです…)
・最初に期待がなかった

の2点がポイントのような気がします。

そして、これは男女に限らず良い友人関係にも言えると思います。別に一緒にいたかったわけじゃなかったけど、気が付いたら長い間、一緒にいたねぇ……。しかも、その時間はそんなに悪くなかったなぁ、今思うと充実していたなぁと思うような、同級生/同僚/バイト先の人。

もし幸運にも、そういう知り合いがいるなら大切にしてほしいです。

それは運命からの贈り物かもしれません。

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