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EKITUZIのこと③~TERIYAKI BASEについて

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突然の一店舗撤退

2018年6月いっぱいで入り口近くのカートのラーメン屋さんが撤退することになりました。
テナントの空き。場の運営をする者にとってはかなりのリスクとなる事態ですが、ありがたいことにラーメン屋さんやインドカレー屋さんなどいくつかの引き合いもいただいてその中から選べる状況になりました。
普通なら、引き続き通常の飲食店に入っていただくのが通常のセオリーで最初は僕もスタッフもそのつもりでいたのですが、僕の中では一つのプランが浮かんできました。

屋外イベントでぶつかる壁

仙台に限らないことだと思いますが、屋外イベントで飲食のブースを出す場合、保健所の許可が必要です。
仙台市の場合、
・公益性のあるイベントである
・反復営業ではない
などをはじめ許可されるためにはいくつかの条件があります。

EKITUZIがあった宮城野区は楽天スタジアムなんかもあるからでしょうか?特に厳しく、とにかく商業目的の屋外飲食イベントはほとんど認めない、という姿勢でした。イベント活用をしようと思っていた僕らにとってはかなりの障壁でした。

ただ「コンテナカートやキッチンカーでの調理ならば認める」との一言もあり。「セントラルキッチンを作っておけばよかった~」と後悔していたところだったんですね。

そんなとき、オープン前からちょくちょく遊びに来てくれて、技ありのものを作ってくれていた木工遊具のクリエイターの梶くんが「これ、俺らに貸さなければいかんでしょ」の言葉とともに登場。

梶くんがEKITUZIで作ってくれたもの。

画像1

木製看板

画像2

木ューブ

画像4

インディアンテイストのA看板

などなど

チームTERIYAKI BASE参上

構想としてはクラフトビールバー&レンタルスペース。
まさに僕が求めていたイベントの際のセントラルキッチンの役割も果たしていける!これだ!と思いました。

その後後半戦のEKITUZIにおいてTERIYAKI BASEと山賊のようなTERIYAKIメンバーが果たしてくれた役割は非常に大きいものでした。

スタッフからは「なぜ普通のお店を入れないんだ!」と猛反対を受けたのも今となっては懐かしい思い出です。

狭くはないEKITUZIの中で仲間を巻き込み、次々といろいろ仕掛けてくれた大工、転勤族、天才などからなる「繊細な山賊集団=TERIYAKIメンバー」。
感謝しても感謝しきれず。

そのまま昨年二月の「大工が作るまちづくり会社」株式会社Re Earth Designの設立へと続き、ストーリーは引き継がれました。

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