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社会人の勉強は Howから入って原理原則 に至ると長持ちする

先日、社会人の勉強時間がとても少ないという記事がありました。

【衝撃】日本の「ゼロ勉強社会人」は52.6% なんと1日の勉強時間は平均13分だけ(横山信弘) - エキスパート - Yahoo!ニュース

私自身が「ITサービス開発のプロジェクトマネジメントの勉強会」を開催していて、改めて自分の「自分のPMスキルの源流」を訪ねてみる機会が増えましたが、

知識/考え方の側面において、およそ「武経七書」に負っているところが大きいということが確認できました。

ここに書かれている原理・原則が、私のPMスキルの「How」を批判する視点をくれるので、あるプロジェクトの成功・失敗に関わらず、年に1回くらいの反省の時間をとって、自分の結果に対して「原理原則」を当ててみて、「うーむ、、、」と悩む時間を作ります。

こうして、自分のスキルが腐らないようにしています。

勉強会ではHowを伝える以外にない

ところで、私が勉強会で参加者にお伝えできることは「Howそのもの」となります。こんなときはこうしましょう、的なことを伝えざるをえないのです。

それは言い方を変えると、特定の条件下でのみ有効なことを伝えているわけです。

ということは、上記に書いたように、あとになって「自己批判」するのはちょっと難しいと思います。なぜなら、プロジェクトは毎回々々 異なるから、前提条件が異なります。よって私が伝えたこと=「私の あるやり方・過去の成功事例」でもって、「皆様の今回のこと」を評価できないと思うからです。

要するに、「How」は、自分自身を批判する基準を持たない、ということかと思います。

そうは言っても、社会人の勉強は 一般的には「How」から入らざるを得ないです。仕事で成果を挙げるとは、「Howの行使」以外の何ものでもないからです。

常に「知識」と「原理原則」と「経験」の3つを強調する

というわけで、私は、勉強会の参加者には、「How」を伝えると同時に、それのルーツとなるような考え方が載っている「書籍」は必ず紹介するようにしています。

そして、「経験してみないと腹落ちしないと思いますので、できるだけ経験しましょう。それまでは、変に理屈で理解しようとしなくてもよいです」ということも伝えています。

知識だけで理解するのは、本当に難しいからです。それは私自身の実体験です。だから、何かを理解しようとする対象には、とても謙虚になります。「伝え聞いただけでは真の理解はできていないだろう」と肝に銘じているからです。

「勉強する」とは本当に難しいことだと思います。

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