箸を正しく持つコツ

箸を正しく持つコツ

【はじめに】

「〜箸」といった箸に関するマナーはありますが、ここでは箸を正しく持つコツを紹介しようと思います。

箸の持ち方というと、いきなり完成形を再現しようとする人が多いと思いますが、もっと簡単に正しく持てる方法があります。


日本人であれば誰しも筆を持ったことがあると思います。

筆は鉛筆やペンとは違い、先の方ではなく真ん中かやや後ろを持ちます。
箸の場合は後ろの方を持ちます。

そして人差し指と中指を巻きつけるようにし、親指の腹で支えます。

薬指と小指は特に使いませんが、巻きつける人差し指と中指に引きつられて巻くような形になり、手の内側に小さい球を持ったような形になります。


箸を一本だけ筆に見立てて持ってみて下さい。

この時一本の箸は人差し指と中指と親指で固定され、自由に動かせると思います。

先で円を書いたり十字を切ったり、自由自在です。


この持ち方をしてから、もう一本の箸を差し込んで持ちます。

薬指の第1関節(指先の方)と親指の付け根の付近で挟み、こちらはガッチリ固定します。


自由になる上の方の一本を動かして挟みます。

これで見栄え良く上手に持てるはずです。


橋の持ち方が悪いと見栄えが悪いのですが、実用上どのような違いが出るのでしょうか?

箸の持ち方が正しく出来ていない人は、箸を使って器用にものをつかめないと思われがちですが、そんなことはありません。

試しに豆をつまんで、皿から皿に移す競争をしても、正しく持てない人と、正しく持てる人の差はほとんどありません。

しかし、箸を使って重いものを持ったり、大きくて柔らかいもの(豆腐など)を持ったりすると箸の角度に自由度が無かったり、パワーが無かったりするのでうまくつかめません。

日常的に困るのはやはり見栄えが大きいです。

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