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初めてムラづくりをやってみて思うこと③(いきなり総括2023【刷新編】)

さぁこの農閑期、炭コタツに入って”ぬぐだまり”(青森の方言:温まり)ながら書き連ねてきたムラ・コミュニティの総括記事もやっと最終章。家周りの作業でやりたいことが溜まりすぎているけど、まぁこれでやっと春を迎えられそうだ。
今回の記事では、来たる2024年度4月からのコミュニティはどうなるのか?それについてザッと書いていくとします。

過去の関連記事も読んでない方は先にそちらをどうぞ↓

ニワトリの雛たち
ニワトリの雛たち
(この翌日にはみんな野生のテンに持って行かれた)

ザ・MURA の運営はどうしていくか

プラットフォーム(集まるところ)について

いくら実体を持たないユルいコミュニティとはいえ、何かしらの土台環境(プラットフォーム)は必要なので、MURAの理念っぽいものや実際に利用するネットワーク、ツールなどの案内をWEBサイトでおこないます。特定のイメージを連想させたくないのでかなりシンプルでソリッドなページになります。

<WEBサイトは4月中に開設予定>

おそらくですが、ワイド・ネットワーク(広い窓口)としてLINEのオープンチャットなどを利用して1次情報の公開をおこない、ローカル・ネットワーク(狭い窓口)として、発信者のSNS(個別のFacebookやInstagram、X=旧Twitter)や個別の電話やメール連絡、またはLINEオープンチャットのサブトークルームでジャンル分けするなど、そこから具体的な2次情報のやり取りができればトークルームが乱雑にならなくていいのかなと思っていますが、まぁやってみながら各々で使いたいツールで修正・アップデートしていきましょう。

※ 僕も気づけば40代半ばなので時代に遅れ気味です(笑)。便利なものはちゃんと活用してヤング世代ともウマくやっていきたい。

【補足】
→1次情報 = 手伝ってくれる人募集!〇〇あげます!こんなとき、みんなどうしてる?などのトピックの提示(言い出しっぺ的投稿)
→2次情報 = 日時や場所、条件などの具体的な詳細の伝達、質疑応答(公開コメント欄でおこなえば共有Q&Aとなって質問重複がなくなります)

万が一、いや億が一、メンバーが増えすぎたり、関係エリアが多岐に渡ったりした場合は窓口を増設。ワールドワイドになってしまった場合は諸々を多言語化するなどその都度対応していきます。その頃にはきっとそういうの得意な人/やりたい人がMURAにいるでしょう(なりゆき任せ)。

↑まぁ堅苦しいことを書いてますが、できる限り省力化して、皆さんの暮らしが楽しく自由で豊かな方向に向かえれば嬉しいです。楽しくなけりゃ続かないし、自由じゃないと狭苦しい。やればやるほど豊かになっていかなきゃ意味がない。そして、このMURAというコミュニティがチグハグなものにならないようにうまく調和していって、関わってくれる人たちとの間で良き循環が生まれてくれたら幸いです。あとは自然に発酵されていくのを待つのみ。またゼロからのスタートだけど、それがまたイイ。なんならゼロのままでも別にイイ(笑)。今の状態でも十分に素晴らしい。他者と関わらない方が自分らしく在れるって人もいるだろう。距離を置くこと、それも立派な関係性のひとつだと思う。

僕は、この世界はもっともっと素晴らしく豊かになると思っている。春にブワーッと桜が咲くように、僕は世界がそんな風に開花するときを、何か面倒なことをして自他ともに負荷をかけるんじゃなく、ただこのMURAを作って待つことにした。いやぁみんなでお花見したいですね!

うちみるフォーラムのランチ
うちみるフォーラムのランチプレート

メンバー特典について

昨シーズンでは「ムラビト」という名称をつけて、イベント参加費を割引したり、最速で1次情報を届けたりなど、何かしらの優遇があったわけなんだけど、そういったものはありません。

今の世の中、まだまだ卑しい世界だから「いかに損をせずに得をするか」みたいなことを軸にして行動する人もいるだろう。だけど、損得行動が主体になると Take&Take の奪い合いの世界(コミュニティ)が待っている。もし、このコミュニティが情報や資源のバーゲンセールみたいになっちゃったらちょっと悲しいなぁと思う。理想はやっぱり Give&Give。「得をせずして徳を積む」みたいな感じになっていったらめっちゃ嬉しい。

先述のプラットフォームはあくまで、自分と関係してくれている人たちと豊さを生み出すキッカケ、または補助的なツールと考えて、生活の中心に据えるものではないと考えている。まず一番に大切なのは目の前にいる人。パートナーや子ども、友人はもちろん、初対面だけど今まさに自分とリアルに関わっている人、その人が何かを語っていたら耳を傾けたり、困っていたら自分のできる範囲で力になってあげよう。

目の前のことがある程度落ち着いていて、そこに余剰な豊かさ(情報でも物資)があったり、または落ち着くどころかむしろ何か困ったことがあって頼れる人が近くにいなかったり、はたまた呑みたい語りたいけど近くに誰もいなかったり…そんなときには気軽にどんどん利用してもらえればと思う。

あえてメンバーというものを定義するとしたら、リアルでもオンラインでも関わりがある人みんなが人生に大なり小なり関係するメンバーなんだろう。これって境界がすごく曖昧なんだけど、どこまでも水平に続くヨコ軸な繋がりだ。

我が家のコンポストトイレの説明
コンポストトイレの説明

自立するための自給自足を伝える

いろんな自立の仕方はあるだろうけど、自給自足というのはその代表格みたいなものかなと思う。自給自足といっても千差万別。人の数だけやり方はあるだろうけど、我が家なりのやり方や実体験を伝えるため、これまでは「研修生」という名目で受け入れをおこなってきた。そういった伝える活動は今後も続けていきたいけど、それはそれで時間もパワーも割かれてしまうので、我が家がダメージを被らない程度に、お互いのニーズが満足いくんじゃないかな?っていうような設定をいくつか用意します。

  • 弟子入りプラン【ハードモード】(最長1年間くらい)<無料>
    師匠(僕)に毎日朝から晩までコキ使われながら自給自足のイロハを身につけていく、さながらジャッキー・チェンのカンフー映画の展開のような修行生活。参加人数限定(1〜2名)。できる限り弟子の自立的な暮らしもサポートしていく。
    ※あえてオーバー気味に表現しています(ヒエラルキーとメリトクラシーが生じないように配慮します)

  • 自給自足の寺子屋【ノーマルモード】(1〜2週間程度)<有料>
    期間限定の実践的な塾講座。広く浅くザッと学ぶライトコースと、一つの分野をしっかり学ぶプロコースの2パターン。なるべく参加者の希望に沿えるカタチで日程や内容をカスタム。1日あたり2〜3時間の講座と任意の自習時間で構成。日程や内容が決定したらMURAやSNSなどで他の参加者も募って賑やかにディスカッションしながらやりたい。寝食は受講者各自で賄ってもらう。

  • 自給自足ちょこっと体験【イージーモード】(1〜2日間程度)<一部有料>
    旅の途中や仕事休みを利用して、我が家の暮らしを実作業などを通して体験してもらうプラン。オプションで晩ご飯も有料にてご提供。

  • うちみるフォーラム【イベントモード】(毎年10月に開催)<有料>
    これまでも続けてきた我が家の暮らしを詳細に伝えながら敷地内をグルリと周回するツアーイベント。自給自足生活に興味がある人が一堂に会するので、波長の合う仲間もできてイベント後の交流も期待大。こちらに関しては特に変更なし。

  • うちみるオンラインサロン【オンラインモード】(1ヶ月単位で入会可)<有料>
    嫁さんが2024年2月にスタートさせたオンラインサロン。我が家が培ってきたこれまでの知識や経験を通して自給自足的な暮らしを学ぶサロンで、中学生以上くらいなら女性でも始められる内容構成。毎月2つの自給自足スキルの実技習得、調味料の作り方などの講座動画の閲覧、家庭菜園の勉強会など盛りだくさん。詳しくはコチラ

以前よりも細分化したけど、そのぶん内容を絞って、参加者の希望に対応できるようになったかなと思う。

具体的な詳細やお申し込みはうちみるのWEBサイトにておこなっていきます。
<情報公開は今年4月を予定しています>

わがやのプチ見学会
我が家のプチ見学会

来れる人はとりあえず我が家にカモーン!

そんなこんなで、肩肘はらずにユルく自由で負荷が少ないコミュニティづくり:ザ・MURA! どんな豊かさが生まれるかは関わる人次第☆ すごい無責任だけど楽しみです。

豊かな暮らしをするには自立することが大事。依存っていうのはラクなようで代償がつきまとうもの。大抵はお金を支払うことで簡単に何かに依存できるんだけど、そのお金を得るために結構な人生時間と労力を費やして、むしろ行動が制限されてしまう。自給自足はやることだらけでラクではないんだけど、何でも自分で決めて行動するから、人生の限りある時間の大半を自分のために使える。まさに自分で立つことができる。

我が家は自分で言うのもなんだけど、自給自足で自立するためのノウハウ、さらに拡張可能なポテンシャルを持っているから、興味がある人は遠慮なくどんどん来てほしい。オンラインももちろんイイけど、同じ空気を吸いながら一緒に動いたり、夢を語り合ったり、人情話で泣き笑いしたりする方が僕には向いている。

(だからホントは知らない人とかSNSとかチャットとか苦手なんです)
(昔は面白く使っていたけど、最近はすぐ目が疲れてしまう…)

だけど、今の世の中、国も町も人も、あまりにバラバラすぎると感じる。みんなこの地球の土の上にいて(飛行機や宇宙船とかに乗ってる人もいるけど)、そこから生まれてくるものを食べて暮らしているんだけど、そのつながりを意識できずにツマンナイことで競争したり、クダラナイことに夢中になって一喜一憂したりしている。たぶん本当の豊かさはその先にはないのに。

グローバルなレベルでおかしい方向へいっちゃってるものを、ちゃんとした方向に戻すにはやはりグローバルなツールが必要だ。

イエス、ザッツ、WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)。

そういうわけでこの「ザ・MURA」なわけであります。
依存ツールでは決してないけど、誰かの自立や豊かな人生をサポートします(多分)。

結局のところ、関係性やら繋がりやらコミュニティというものはあくまで人が動くキッカケに過ぎないわけで、人が具体的に動いてこそ豊かさも幸せもそこに生まれてくる。

さぁまた春から動いていきましょう!

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
興味がある人はぜひ「ザ・MURA」に関わってみてください。
WEBサイト公開までごゆるりとお待ちください。

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