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面接してわかった、アニメカルチャー業界で採用されやすい1つのポイント。

突然ですが、弊社はアニメカルチャーの分野でデザインをしたり、映像を作ったり、CDジャケットの撮影をしたり、プロモーションの企画を考えたりする会社です。(ここでいうアニメカルチャーとはアニメ、ゲーム、漫画、コスプレ、美少女ゲームなどです。)

会社を設立して5期目になるのですが、これまで多くのデザイナー志望の方を面接をする機会に恵まれ、アニメカルチャー業界、特に制作側の視点で求められる人物像というものが見えてくるようになりました。

もちろん、採用のタイミングやその会社との相性、その人の基本的なスキルや人柄などの要素も絡んできますので、あくまで1つの視点でしかないのですが、アニメ関連の仕事に就きたい人全般にいえると思いますし、言いたいことは1つなので簡単にメモします。

結論から書くと、

アニメカルチャー”以外”の知識や経験、センスがある人。


は採用されやすいと思います。

何かしらのアニメカルチャー知識があるという前提ですが、そこからさらに、音楽やファッション、グルメからスポーツまで何でもいいのですが、アニメカルチャー以外に好きなこと、そしてそれが人に負けないくらい詳しければ、アニメカルチャーのデザインをするにしろ、企画を立てるにしろ、表現の幅がグッと広がりますし、何より視野が広いクリエイティブができます。

例えばアニメ好きなだけだと、アニメ好き目線での表現しかできません。そしてその目線しかないと、先日書いた記事の通り、アニメ好きにしか刺さらない表現しかできず、アニメ嫌いな人からしたら嫌悪感を抱く表現になってしまう可能性もあります。

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僕らもいきなりアニメカルチャーの会社を立ち上げてたわけではありません。CM制作会社で映像をつくっていたり、FLASHで企業のキャンペーンサイト制作していたり、バンドをやっていたりと、過去の経歴は様々だし得意分野も異なります。そんな中での共通言語が、たまたまアニメカルチャーだっただけなんです。

各々の得意分野で足し算や引き算、ないしは掛け算をしつつ、アニメ好きの目線・嫌いな人の目線までも含めてアニメカルチャーの表現を探っています。

(ありがたくも)弊社の面接を受けてくれる方は、アニメ好きやゲーム好きが多くそれを全面に出してくれるわけですが、厳しい言い方をするとその知識は当たり前に必要です。

むしろそれ以外の知識や経験、目線を聞かせてもらって、まだ見ぬ20年代のアニメカルチャーの表現を一緒に考えていけるようなイメージが出来る人は非常に魅力的だと思います。(繰り返しになりますが、デザイナーならデザイナーとしてのスキルは必要です。)

アニメ業界、特に制作現場に飛び込んでみたい人は、アニメカルチャー好き”以外”の強みを伝えることも1つのポイントかもしれません。

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