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マラソンで目標達成ができない2つの理由とその解決策とは?

何らかの目標を持ってランニングを継続していると、必ず「壁」にぶつかります。

目標に向けて頑張っていたのに、膝を怪我してしまった。

毎回4時間切りを目指してフルマラソンに臨むのに、なかなか目標を達成できない。

100kmのウルトラマラソン完走を目指すも、途中で関門に引っかかってしまう・・・。

あなたにも、こういった経験が一度や二度はあるのではないでしょうか?

もちろん、私も現在進行形で色んな壁に跳ね返されています。

チャレンジングな目標を設定したり、成長をしようとする時には必ず何らかの壁を越えていく必要があります。

多くの人はその「壁の越え方が分からない・・・」と悩むわけです。

具体的に言うと、フルマラソンで4時間を切れないという人は、「4時間を切るための練習方法が分からない・・・」と悩む。

ウルトラマラソンが完走できない人は、「ウルトラマラソンを完走するための練習方法が分からない・・・」と悩みます。

もちろん、練習方法は一つの例です。胃腸のトラブルで悩んでいる人もいるでしょうし、レース時のペース配分が分からないと言う人もいるでしょう。

ですが、多くの場合、これらの悩みに関する解決策は存在します。

特に「どう練習すれば4時間がきれるのか?」「どう練習すれば100km完走できるのか?」といったノウハウは存在するわけです。

もちろん、人それぞれ現在地が異なるので「これさえやれば万事うまくいく!」みたいなノウハウはありません。

目標達成のプロセスを考えると、現状と目標の間には必ず「ギャップ」が存在するわけなので、現状の課題を洗い出し、それぞれに対して解決策(トレーニングなど)を実施していくことになります。

非常にシンプルですね。

ですが、それでも多くの人の悩みが解決されない理由は大きく2つあると思っています。

①そもそも目標達成に対する優先度が低い

1つ目はそもそも、フルマラソンで4時間を切りたい!とか100kmを完走したい!という目標の優先度が低いために、目標が達成できない・・・という問題があります。

「優先度を上げましょう!」と言いたいわけではなくて、市民ランナーにとって、ランニングやマラソンは「趣味」なので、是が非でも目標を達成しなければならない理由がないわけです。

仕事や他の用事で忙しければ、後回しになってしまいがち。

なので、ランニングやマラソンの方法論以前の問題ですね。

②自分のできる範囲で目標達成できる方法を探す

1つ目の優先度の話とも関連性がありますが、私自身も含めて多くの場合、自分のできる範囲内で目標を達成する方法を考えます。

平たく言うと「楽な方法で目標達成するにはどうしたら良いのか?」を探しているわけです。

例えば、フルマラソンで4時間を切るために、もしくはウルトラマラソンを完走するために、強度が高いトレーニングを取り入れた方が良いことが分かっているのに、それ以外の方法で完走することを目指す。

逆に私のようにせっかちな人間は長くゆっくり走ることよりも、短い時間で追い込んで走った方が楽だったりもします。

今の世の中、目標を達成するためだったり、課題を克服するための情報は沢山あるわけです。

なので、実はノウハウやトレーニングに関する悩みを抱えているランナーの本当の課題はそこではなくて、「自身のコンフォートゾーンを広げることができるかどうか?」ではないかと考えています。

進化・成長のための鍵は何か?

以上を踏まえて考えると、ランニングやマラソンはある意味やらなくても生活に支障が出ることはありませんし、目標を達成しなければならない理由はありません。

なので、そもそもランニングやマラソンをやっていること自体が賞賛に値しますし、一般的な見方をすると「ちょっと変わっている」のかもしれません。

そんな自身の進化・成長のために日々走っているランナーが壁を越えていくために必要なのは「これまで取り組んでこなかったこと」「取り組むことに対して心理的なハードルがあるもの」だと思っています。

トレーニングの原則については上記のランナーズNEXTの中でも書きましたが、人の体は様々な刺激に対してうまく適用するようにできています。

つまり、(目的をもって)新しい刺激を加えると、その刺激に対して人間の体は適応しようとするわけです。

逆に言うと、普段から慣れ親しんだ刺激に対しては良くも悪くも慣れてしまいます。

もちろん闇雲に新しいことをすれば良いわけでありませんが、今まで意図的に避けてきたものに取り組み、検証していくことが「更なる進化と成長」のために必要なのではないかと個人的には考えています!



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