ゆっくり@らぶかんとりch

ゆっくり@らぶかんとりch

最近の記事

日本人と恥の文化

罪の文化と恥の文化動画(note内容と同じ) 「罪の文化」と「恥の文化」 「罪の文化」、「恥の文化」というのをご存じだろうか。 米国の人類学者ベネディクトが「菊と刀」(1946年)において用いた文化類型であり、それぞれ西欧と日本の文化を表している。 ここで彼女は西欧的な「罪の文化」では、道徳は絶対的基準をもち、個々人が良心による内面的な罪の自覚に基づいて行動を律している、としている。 一方、日本人にみられる「恥の文化」は、他者の目を恐れて自分の行動を律する、としている。

    • 【全てを考え直す】#論理ロンリー

      これは全てを考え直すための備忘録である 基本認識を考える 人間はある対象をありのまま認識できない。 すべてその人による解釈を経て認識される。例えば視覚情報、ですらその人の持っている特有の神経や脳で変換、解釈され認識されるのである。 つまり「ある対象」と「ある対象だと認識しているもの」は全く別物である。 解釈を考える 解釈とはその人の持っている既知の知識や事象への変換のことを指す。 リンゴを認識した時、初めてリンゴを見れば見れば「丸い」「赤い」「果実」などに変換し認識す

      • 日本人の特性と、左翼やリベラルが嫌われる理由

        序文日本では左翼とリベラルは比較的人気がない。 嫌われていると言っても過言ではない。 ではそれは何故か、日本人の特性を踏まえて考察したい。 動画(noteと同内容)日本の文化と責任日本の文化は、自由や権利と相性が悪い。自由や権利には自ずと責任が伴うためだ。 外国の人も責任を取るのが好きという訳はないと思うが、日本人はとりわけ責任を取りたがらない傾向が強い。 この問題についてキーワードになるのが、「相対主義」と「統治客体意識」である。 これには日本の歴史を知る必要がある。弥生

        • 原発の発電コストは安いらしい。これは本当であろうか。

          コスト面において原子力発電は優位性があるから原発を再稼働すべきである。 せめて燃料高騰に対して繋ぎとして原発再稼働をするのが現実的。 賢らにそう喧伝する人がいた。 福島の事故を経てまだ終息もしていないのにそう口にできるのだから、彼らは何を見ているのかわからないし、ろくに考えてもいないのだと思う。 それだけならまだいい(よくはない)。 原発反対派を感情的、ヒステリーだと揶揄するような言い振りであった。 その人の主張の問題点を列挙する。 まず原発反対はコスト面だけの問題では

          オタクは差別されているのか

          これはオタク差別だ。 ネット上にはそういった声(書き込み)もよく見かける。 あるオタク曰く、オタクは差別されているらしい。 私もオタクであることを自認するが、その真偽については懐疑的である。 この記事ではオタク差別について考察したい。 オタクとは1980年代、日本のサブカルチャー好き同士が互いに「お宅」と呼んだことが語源とされる。 1989年の東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件が発覚した。信憑性は不明であるが、その事件と関連して、コミックマーケットに集う人々を「10万人の(事

          オタクは差別されているのか

          マスコミ嫌いは次はネットを盲信する馬鹿か

          マスゴミ。 ネット上でしばしば用いられるマスコミに対しての蔑称である。コミと廃棄物のゴミを掛けたものだ。この言葉を用いる人は叩いていいものとしてマスコミを見なしているのだろう。 このような雑なマスコミdisは私は嫌いである。そういった雑なdisをする人に限ってネット情報を高く評価している場合も散見される。 何故そのような考えに至ったか述べたいと考える。 クオリティペーパーまず私はマスコミがすべて清廉潔白とは言わない。NHKの受信料徴収やそれについての最高裁判決はおかしいと思

          マスコミ嫌いは次はネットを盲信する馬鹿か

          Twitterという名の蟲毒

          TwitterというSNSが意見を尖鋭化させやすいのは、言わば一般常識かと私の中では思っている。その事について考察したい。 意見の尖鋭化とはそもそも意見の尖鋭化とは、世間一般の共通認識とはずれて過激化していくことと考える。もし世間一般の共通認識と同じような意見であれば、尖鋭化したとは言われないであろう。その方向性で深く考察できたのなら全く別の好評を受けるはずである。 世間一般とずれる。 ここが重要だと考える。 匿名かつ社会的立場の均質化Twitterを利用する者で本名

          Twitterという名の蟲毒

          無知は喋ってはならないのか~知へのリスペクトの欠如~

          無知は主張するなというのか、議論するなというのか。 それは表現の自由、言論の自由の侵害ではないのか。 ネット上で無知を指摘されたユーザーがふとそのようなことを言ったのを見かけた。はっきり言おう。 黙れ。 無知側からそのような言が出てくること自体が知へのリスペクトへの欠如を強く覚える。 これからこのことについて述べていきたいと考える。 知へのリスペクトへの欠如COVID-19の2類5類論争 COVID-19、所謂新型コロナウィルス感染症が流行した2021年。とある論争

          無知は喋ってはならないのか~知へのリスペクトの欠如~

          原発なんかやめちまえ

          2022年2月24日ロシアがウクライナを侵攻した。その直後ロシア軍はチェルノブイリ原子力発電所(原発)を制圧。3月2日には欧州最大規模の原発であるザポリージャ原発を攻撃、制圧したことがわかった。 稼働中の原発を国家が攻撃したのは有史上初の事である。一歩でも間違えば、核の大惨事を引き起こす危険性もあった。あの福島第一原発事故やチェルノブイリ原発事故の数倍もの悲劇が起こった可能性もあった。そのためロシア軍のこの攻撃は当然非難されるべきである。 この話題を切っ掛けに、日本国内では

          原発なんかやめちまえ

          山田太郎議員は何故自民党から出馬したのか

          2019年7月山田太郎氏は第25回参議院選挙に自由民主党公認で全国比例で出馬し、540,077票という得票で当選した。自民党の参議院比例候補者の中で得票数第2位であった。 そんな彼の掲げる政策の一つが表現の自由を守ること。 だが、在籍する規制派も少なくない自民党から出馬したことから、表現の自由を守るという建前を疑問視、懐疑的な目を向けた人も多い。 この記事では何故山田太郎氏が自民党から出馬したかを考察したい。 山田太郎議員の経歴主に山田太郎氏自身のサイトからの引用となる。

          山田太郎議員は何故自民党から出馬したのか

          冷笑系への批判

          冷笑系ってダサいと思います。 そもそも冷笑主義とは であるが、日本のネット上で蔓延る冷笑系はそれとは一線を画すと考える。 何故なら彼らに上記のような哲学は感じられないからだ。何事にも斜に構え、対立構造にどっちもどっちと判定している。また自身を現実主義者だと捉えており、どちらかというと体制寄りの考えをしているのが当てはまる。 これらの冷笑系について考察する。 露悪趣味『「歴史の終わり」と世紀末の世界』(1994年)にて浅田彰氏が夏目漱石著の三四郎に触れ、偽善と露悪について

          日本の核兵器保有(核共有)が現実的でない理由

          2022/2/27テレビ番組日曜報道にて安倍元総理が核兵器保有(核共有)に言及した。核保有をタブー視せず議論すべきということらしい。だが、この件について、はっきり申し上げれば、議論に上げるまでもなく論外であり、現実的ではないとしか言いようがない。 議論も許さないのかと抗議する人もいるが、議論には主張が必要であり、主張には根拠が必要であり、根拠には知識や資料集めが不可欠である。 知識や資料集めをした時点で、核保有は無理な話であり議論にならないのだ。 その根拠を述べる。 核

          日本の核兵器保有(核共有)が現実的でない理由

          これから自殺をしようと思っている君へ

           こんな場末の文章を見つけ出した君は、もしかしたら今、とても追い詰められているのかもしれない。辛いだろう。苦しいだろう。悲しいだろう。そんな状態の君に頼むのは申し訳ないのだが、少しだけ君の貴重な時間をこの文章に分けて欲しいと思う。大して時間はかからない。だからどうかよろしく頼む。 どんな自殺方法も苦しい 君がどんな方法を考えているかは知らないが、そのまま実行すればほぼ確実に、君はその方法によってとてもとても苦しむことになる。楽には死なせてくれない。楽に死ねると巷で噂の方法も

          これから自殺をしようと思っている君へ