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言葉の壁

明けましておめでとう

新年早々、あり得ない地震とか
起こってしまってますが
あなたの身は大丈夫でしょうか?

元旦に大津波警報なんて
誰も小説にもならないようなことを
普通にやってくれますね。

兎にも角にも
命が最優先。

その次に全容解明
してほしいと思います。

ところで、そのニュースで
元旦からずっと地震関連の事ばかり
流れていますが、

震源地に居ない我々に
必死で逃げてって言っても
現地に居る被災者からすると

TVなんて見てる暇なんか
あるわけないし、

その必死な訴えは
被災者に伝わってるのか?
って感じちゃいました。

まぁそんな偏屈なこと言ったって
しゃーないのは分かってるんですけどね。

こういうときってやっぱり
ラジオがいいのかな~

日が明けて被害状況見てるけど
東日本大震災みたいな規模では無さそうで
不幸中の幸いというかなんというか。

それでもお亡くなりになった人が
居るようなので、
正月早々本当にかわいそう。

早く、今まで通りの生活に戻れるように
説に祈ります。


さて、ここからが本題

大晦日の晩、
毎冬恒例で近所の居酒屋さんで
年越しをしてました。

私の地元で一番長い
開業43年の超老舗
そこでおでんを突きながら
年越しするのが恒例。

んで、お客さんも
僕らの親世代のオッチャンばかりで
僕と嫁共々、いつも可愛がってもらえる
居心地の良い場所

そこで話す言葉は
なかなか濃い目のウチナーグチ。

僕は昔、祖父祖母と同居してたんで
割りと聴くだけは出来たんだけど、
話すのは難しいって感じ。

でも僕ら世代で聴くのも
難しい人も居るし
僕らの子供世代なんて
訛すら無くなってる。

民族を滅ぼすには言葉を奪うって
聞いたことがある。

植民地時代にアフリカや南米などが
西洋からの侵略を受けて
言葉がその国の言葉になってるのは
今では歴史が証明する事実だし、

言葉ってのはその国や人種の
アイデンティティなのは
間違いないと思う。

そして、沖縄が昔々、
琉球という独立した国だったってことを
考えたときに、

日本という国に侵略されたっていう
捉え方は、目線の1つとしては
間違ってはないと思う。

一応お断りとして入れておくが
僕は決して左翼とかではなく

普通に日本という国に産まれて
ごく一般的に愛国心を持ってるつもりだし
日本の文化も大好きだ。

それでも沖縄以外の日本の文化と
沖縄の独特の文化は
特色が全然違うので
以前は違う国だったってのは
とても良く理解できる。

そんで、話は戻るけども
ウチナーグチはもう
絶滅寸前です。

僕らの親世代、
僕らの10個位上の世代が居なくなったら
ウチナーグチって言葉の継承は
もう無くなるだろう。

僕は喋れない。

仕方がないこととはいえ
やっぱり元々使っていた言葉が消えゆくのは
とてつもなく寂しい。

ウチナーグチは汚い言葉も沢山あるけど
独特の柔らかさや温かさもあって
やっぱり言葉としては好きなんだけど

自分を琉球の国の人間という目線で
考えたときにに、
薩摩の琉球侵略が1609年。

琉球という国の民族浄化は
400年の時を経て
行われることになる。

人間はコミュケーションを取らなければ
生きていけない生き物だし、

そのコミュケーションツールである
言語を奪うってのは
アイデンティティを奪うって事だと思う。

今の日本もそういう事を
考えなければならない時期だと思う。

日本の侵略はどんどん進んでいる。

大東亜戦争から70年
沢山のものが日本から奪われていきました。

ここから数百年後、
日本人の言葉や感覚、肌の色も含めて
どれだけのものが伝承して
残していけるのかが
既に問われていると思います。

何故なら沖縄がそれを証明してるから。
昔々沖縄が受けた事が
300年後に日本が受けていること。

変わっていく所と
絶対に変えてはならない所
それをしっかり理解して
これからも生きていきたいと思う。


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