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ところ変われば品変わる / ドアは押して中に入る?

■押すのか?引くのか?で揉める・・・

以前からずっと思っていた事。

どうして香港の住宅のドアは玄関から各部屋に至るまで押して入るように作られているんだろう?🤔

きっと香港で暮らすことになった多くの日本人に共感される疑問に違いないです。玄関にせよ、台所にせよ、一つ一つの部屋にせよ、あらゆるドアは押して中に入るようにできています。

ドアを押して中に入るということは→

◎より窮屈な姿勢で中に入っていくことになります。一旦少し開けてドアを押さえたまま体を半身入れル。更に、もう一回ドアを押して・・・。
◎ドアを開けっ放しにしようとすると、内側の有効面積が小さくなます。
◎内側のスペースには、特にドアを開けるのに干渉する場所には、ものを置きにくくなります。玄関なら靴とか (そもそも三和土が存在しません)、キッチンなら冷蔵庫とか、部屋ならたんすなど。もし、置いたとしたらそれらを100%有効に使う事は難しいです。

と言うことを日本人の知人と話していたら、ドアが引いて入るように作られているのは日本だけだという話ことを教えてもらいました。まじですか?!😱

えー、シンガポールとか、上海とか、タイとか、ロスとか、NYとか今まで行ったところではどうだったっけ?

更にこれにはきちんと理由があって、押すように入るようにすれば、他者が一緒に侵入しにくいようになる、ということも教えてもらいました。そうなんか?😮

そうすると使い勝手ということに対する感覚が全く違うことになりそうですね。

ドアと言えば引いて入るのが当たり前だとして育って来た僕ら🇯🇵と、ドアと言えば押して入るのが当たり前だとして育って来た香港🇭🇰の人々。

どっちがいいとか悪いとかではなく、オンラインにおいてもオフラインにおいてもUIとかUXに関する議論が噛み合わなくなっても全く不思議ではないですね。

国内で地方によってお雑煮には何を入れて食べるか、という違いよりは、大きな違いかもしれません。

例えば、プロジェクトを進めて行くにあたって、僕らは最初から起こりうる事態をなるべく予測し対策を持っておくべきだと考える時、香港では起こるかどうか分からないことは最初から考えることではない、と主張するかもしれませんよ。

まぁ、その違いを楽しむべきなんですけどね。笑。

#でもさ香港でもみんなの好きなドラえもん #どこでもドアは引き手だよん

* カバー写真=Pixabayによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/271639/


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