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デザイン力は99%の努力と1%のセンス

商業デザインは論理的です。なぜその色にしたのか、なぜそのレイアウトにしたのか、なぜその写真にしたのかを説明できる必要があります。

なぜなら目的があるからです。

商業デザインには何かしら達成したい目標(サイトからのお問い合わせを増やすとか操作を使いやすくするとか)がある。
なんとなく作ったものでは達成する確率が低くなります。たまたま良かったという無責任なことはできませんし、なんとなくだとプランがないのでPDCAを回せなくて改善もしにくい。

論理的ということは根拠があるし科学的です。セオリーだったり知るべきことはたくさんあります。まずはそれを学ぶ必要がある。そこを理解してない人が意外と多い。

センスがないからなぁと言う人がたまにいますがそれはセンスではなくデザインの勉強する努力がたりないからなぁと言っているのと同義です。ただの努力不足だし、デザインできる人が努力してないみたいな感じがして内心イラってしてます。

あとはデザイン力つけたいからフォトショップ教えて欲しいと言う人もたまにいますが意味がよくわからない。フォトショップできたからデザインできるわけじゃない。フォトショップはただのツールです。フォトショップを自在に操れてもデザインの基礎を知らなければ良い商業デザインはできない。

まず学ぶべきはデザインの原理原則です。

センスはどれだけデザインについて自分なりの考察をしているかの経験値の差な気がします。日々デザインについて考えることでアイデアの引き出しが多くなっていきます。引き出しが多くなることで選択肢が増えるしアイデア出しが早くなる。この差がセンスと呼ばれていると思います。

良いデザインに触れていることも大事ですが、それよりも自分なりの考察をしている数の方が大事です。なぜこの色にしたのか、この型にしたのかを説明できるくらい考えることが大事。ベストは作った人と答え合わせできると良いのですが、なかなか出来ないのでせめて自分なりの考察くらいはした方がよいと思います。作者にデザイン根拠聞けないときは仲間内で同じ対象でデザインの考察を出し合って話してみるのはオススメです。

世の中には商業デザインがあふれています。電車の中の広告や飲み物のパッケージなどなど。それらが、どうしてそうなったのか考えると満員電車でもデザイン力を養うことができます。

商業デザインにおいて良いデザインとは目的を達成できているものが良いデザインです。
良いデザインは「違和感ないもの」「説明が必要ないもの」が多い。デザインの存在・効果に気づかずに行動させられていることが多い。
その結果、デザインは説明できないもの、センス(感覚)が大事だと思われているような気がします。

デザインの原理原則を学ぶならこちらがおすすめです


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