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出産前の持ち物と心構えの最終チェック (ドイツ・日本)

出産予定日まで残り1ヶ月。早く息子に会いたい気持ちでいっぱいでした。臨月に入るといつ陣痛が来てもおかしくないので、出産時にバタバタしないように妻と話し合いながら事前に準備をしました。

出産後にも出生届、戸籍謄本、児童手当などの手続きが必要となりますので、何を用意すべきなのかチェックをし、申請書は前もって書いておくとスムーズです◎

ママは臨月に入るとお腹が張っていたり、腰痛の症状、股関節の痛みなどの身体の変化だけでなく、頭も赤ちゃんが産まれることや赤ちゃんを迎えることでいっぱいいっぱいになっていると思います。なのでママと話し合いながらパパが準備をするようにして下さい。

出産前後にむけて準備することは沢山ありますが、一つ一つを済ませていくことはこれから自分の子供と一緒に過ごしていくパパとしての実感に繋がりました。

入院前の持ち物

書いた入院に必要な持ち物のうち、病院、産院によっては準備してくれているものが多くあるようです。施設によって異なるので事前に確認しておくといいです◎
主な物を中心にまとめてみました。

入院の手続き

-日本-
ママは妊娠診察時に印鑑以外の持ち物をいつも持っていくと思います。これに加えて入院時は印鑑が必要となりますので忘れないようにしましょう。申請書や入院費の精算時に印鑑は必要になります。母子手帳ケースにまとめて入れておくと良いです。

-ドイツ-
ドイツの場合は出産予定日の1ヶ月ほど前に説明会へ行き入院の手続きをします。なので入院当日は下記の持ち物でOKです。
立ち合い出産を経て、産後も家族3人で過ごしたかったので個室のファミリールームを選びました。

〈日本〉
◯母子手帳
◯健康保険カード
◯印鑑
◯入院先病院の診察券
◯(入院保証金)
〈ドイツ〉
◯母親手帳(Mutterpass)
◯健康保険カード

服装

授乳がしやすいように前が開くパジャマ、身体を冷やしてはいけないのでカーディガンやパーカー、靴下を持っていきましょう。
寒い時期に出産する予定の方はモコモコ靴下がオススメです。

◯マタニティパジャマ
◯カーディガン・パーカー
◯下着
◯靴下
◯サンダル

生活用品

このリストの中で持っていって良かったと思う物はマッサージオイルでした。なるべくベストな状態で出産を迎えてもらう為にも、ママにベッドの上で1番楽な体勢になってもらいマッサージをして下さい。

出産前の不安をどこまで和らげられたのかは分かりませんが(聞いてない....笑)、我が子に会う出産前の貴重な時間なので色々と話しました。

◯お風呂用セット(シャンプー・リンス・ボディーソープなど)
◯洗面用具(歯磨きセット・洗顔アイテム・ヘアブラシ・コップなど)
◯バスタオル・タオル
◯マッサージオイル
◯リップクリーム
◯骨盤ベルト
◯髪留めゴム
◯ティッシュ
◯充電器
◯メガネ(コンタクトをつけているママ)
◯リラックスできる物(香り・音楽など)
◯イヤホン
◯ビニール袋(洗濯物や使用後のガーゼなど)

食べ物・飲み物

陣痛と出産は体力勝負です。陣痛の合間に手軽に食べられる軽食・飲み物を用意して下さい。また出産後にママは母乳や大量に水分補給をしないといけないので水は必須になります。

因みに料理や飲み物で水分を1日2リットル以上は摂取しなければいけません。飲み物を渡す時はストローを忘れずに。

出産後お見舞いにくるご両親やご友人用にティーバッグの紅茶などもあると良いかもしれません。

◯軽食
◯飲み物(水・ノンカフェイン茶など)
◯ペットボトル用ストロー
◯ティーバッグ

陣痛・出産時(立ち合い)

待ちに待った立ち合い出産。我が子が産まれるまでの経験を夫婦で共有できることは、何ものにも代えがたい感動でした。また自分でへその緒を切ったことも貴重な体験でした。

ドイツではパパがへその緒を切ることを大切にしています。
子供との絆を深めたくて出産前からやる気満々でした笑
日本でも最近は増えてきているそうです。

命がけで出産している中、パパができることは限られてます。
代わりたくても代われない自分に無力さを感じるかもしれません。でもやれることは沢山あります。

・ママの気持ちに寄り添い声をかけながら精神的に支える。
・陣痛を和らげることをポイントにママがして欲しいこと、して欲しくないことを臨機応変にサポートする。
・ある程度流れが掴めてきたら、ママの状態を見て自分から持ち物リストのアイテムを有効活用する。

流れや過程を事前に理解して知識をつけ、ママが出産時に臨む立会いにしていきましょう。

◯うちわ
◯陣痛を和らげる物(テニスボール)
◯ハンドタオル(濡らしたタオル)
◯汗拭きシート
◯飲み物
◯ペットボトル用ストロー

出産後

出産後、分娩室で2時間ほど身体を休めてからファミリールームに戻りました。ドイツでは産後直ぐ母子同室となり、早速赤ちゃんの世話が始まります。家族3人でゆっくり過ごせたので良かったです◎

ママ1人で世話をするのは本当に大変なので一緒にいれて良かったなと思いました。
しっかり妻をサポートしつつも赤ちゃんの着替え、オムツ替え、寝かしつけをしました。

◯赤ちゃんの服
◯オムツ
◯お尻拭き
◯おくるみ
◯母乳パッド
◯ナプキン
◯ガーゼハンカチ
◯円座クッション
◯授乳クッション
◯汗拭きシート

退院時

〈日本〉
出産育児一時金で収まることもあるようですが、精算時に現金が必要になることがあります。出産場所や施術内容で金額が変わりますので予め近くにあるATMの場所を知っておくと良いです。

お会計が終わればいよいよ退院です。母子手帳が返却され検診の説明があります。帰りの際は必ず乳児用のチャイルドシートを忘れないようにしましょう。

〈ドイツ〉
ドイツでの出産および入院は健康保険でカバーされます。ただ部屋をグレードアップすると追加料金を支払わなければなりません。僕達の場合は後日レターが届いて宿泊費を振り込みました。日本と同様帰りの際はチャイルドシートを忘れないようにしましょう。

-出生届について-
通常戸籍役場(Standesamt)に行って病院が発行してくれる証明書とともに出生届(Geburtsanzeige)の申請をしますが、戸籍役場の役員が受け取りに来る病院もあります。病院内で書類提出を済ませることが出来るので予め聞くと良いです◎

日本へ出生届を提出する為とドイツで各種行政手続きをする為の出生証明書(Geburtsurkunde)を予備も含めて合計7部発行しました。

入院期間は自然分娩で2-3日、帝王切開で4日(体調により延長可能)なので短いですが、退院して自宅に戻ってからヘバメ(助産師さん)による訪問ケアがあります。

赤ちゃんの検診とママのケアは勿論、アドバイスを聞けたり、Apotekeで買える薬を紹介してくれたりなどドイツの出産後のシステムが手厚く感動しました。本当にありがたかったです。

初めての子育てに多少はこれで良いのかと不安もあったのですが、ヘバメさんに「完璧ね!」「心配ない」と言っていただけたので自信にも繋がりました。

◯普段着
◯赤ちゃんの服
◯現金(退院時に持ってきてもらう)
◯乳児用チャイルドシート
◯✴︎両親の出生・戸籍証明書
◯✴︎婚姻証明書
✴︎はドイツで出産予定の方のみ

最後に

入院時に必要な物を大まかに分けてまとめました。一つのバッグに全てまとめて入れずに、入院時と退院時に使う物を別々にすることをオススメします。また出産時に使う物は慌てず直ぐに持っていけるように小さめのバッグに入れるなど工夫をすると◎

僕達は出産予定日1ヶ月前に準備しました笑
初めての出産でなるべく出来ることは早めに済ませた方が良いと思ってやったのですが、早すぎでした、、笑

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