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過去には戻れない

先日、以前「卒業」したお仕事から、再度のオファーがあった。
突然のことで、ましてや担当者も変わっていて、面識もないけど、私のことを聞いて電話をして来られた。

最初は、なんだろう、と思って電話に出たものの、だんだんと「あきらめ」の気持ちでいっぱいになった。

あきらめの気持ちには、二つの要素が含まれている。

1 相手が、「私だったら決してしないだろうな、というアプローチをとったこと」

→私ならば、おそらくまずメールをして、事情を説明し、その上で電話をして、またはお会いしてお願いをする。
電話一本で、面識もないけど、自分のバック(会社、団体)があるからこそ、「仕事を与えてあげようか」と言う気持ちが見え隠れした気がした。

もちろん丁寧に、柔らかい物腰で、こちらを気遣うような言葉はあったが、全体のやり方としては「私だったら、やらないな」と思うものに対して、
私は何もいうつもりはないし、その義務もない。
マナーを教えていた私としては、「それ、マナー違反です」と言いたいのだが。
「一寸の虫にも、五分の魂」

2 自分の気持ちに「やる気」が全く戻らなかったこと

→この話を聞いていても、すぐに「忙しくて」と言って断っている自分がいたし、自分の心を慎重にのぞきながら聞いていたのだけど、完全に過去のものとなっていて、全く、1ミリも気持ちが戻らないことに対して、「ああ、もう無理だな」
とあきらめた。

過去には戻れない。

よく聞く言葉だ。
恋愛に対しても、よく使われるが、それ以外のことについても
「過去には戻れないし、戻らないほうがいい」のだと、過去の経験から思う。

人は誰でも前に進み続けるしかなくて、たとえ嫌でも、いつの間にかスマホを使っているし、いつの間にかキャッシュレス生活になっている。
誰も元には戻れない。

私にとっては、過去には戻れない、ということを再確認できたし、相手の態度を見ていれば、こちらをどう思っているのかが、すごくよくわかるので、人間観察の一つとして私のネタ帳に一つ加えさせていただいた。(実際にこうして、ネタにしている笑)

今日は、皮肉っぽくて申し訳ない。
こんなダークな部分は、大人ならば一つや二つはあるはず、と思って書いてみた。

年末で良かった。年明けだったら、ちょっと嫌だったなー。


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