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母のその後


先日こんな記事を書きました。

みなさんに読んでいただき、コメントもいただいたので、その後のご報告を、と思い、noteに母のその後をしたためることにしました。

2回転倒して、すっかり自信を無くした母は、そのまま外出を自粛するのか、それとも思い切って注意しながら外出に挑戦するのか?

結果

無事に外出できました!
その時、私も途中から合流をして一緒に買い物もしたのですが、先日教えておいた生活の知恵も、すごく役立ったようで、「本当に良かった」と何度も言ってくれました。

さらに、「外出できて良かったね」とメールを送ると、「本当に良かった」とまたメールでも言っていました。

これからも、今まで同様ひとりでバスに乗って映画を見に行くことも、続けるそうです。

もちろんこれは母が望んだことなので、私はあくまでもお手伝い。
さらに、雨や悪天候で外に出れない時も、自宅での時間を心地よく過ごすために、お茶を淹れるテイーポット、好きな犬のイラスト入りのピンクのカップ、そして足が冷えないための、これもまたピンクの犬柄のルームソックス(もこもこ)を300円均一のショップに連れて行って購入。

「1,000円でお釣りが来るよ」
というと、驚いていました。その後、嬉しそうでしたが。

ふと思ったんです。
母たち世代は、昭和の高度成長期を支えた人たちです。
給料も働けば働くほど上がったし、終身雇用だったし、でもその分100円均一の店などはなく、全てのものがある程度高かった時代です。

その時代の人たちは、「働く」「稼ぐ」ことには熱中しますが、「生活の向上」は後回し。
もちろん家を買うなどの大きなお金は使っていますが、日々の生活を少しの工夫で豊かにする、などあまり考えなかった世代のような気がします。
もし生活を豊かにしようとすれば、また大きなお金がかかる・・・と思っていたのでしょう。

私たちバブル世代は、バブルも知っているけどその後の失われた30年も経験していて、ある意味、どちらの時代になっても生きていける気がします。
そうして、母たち世代に今の時代のことを教えることもできるんだな、と思ったのです。

現在母はいまだにガラケーです。
iPadを私と娘でプレゼントしているので、こちらでyoutubeなどは見れるようになりました。
しかし、近々ガラケーをスマホに変えてあげようと思っています。
「まだ使えるから勿体無い」というのですが、「時代遅れのものより、新しいものを使おうよ」と言って、買い替えを手伝うつもりです。
きっと便利だと思って使ってくれることでしょう。

私には平成生まれの娘もいるので、母と私と娘では、生まれて、生きてきた時代が全く違うことをつくづく感じます。
その時代によっての「当たり前や常識」があるのですが、それをより自分たちが心地よいものに変えていくことは、年を重ねると難しいのですが、その手伝いはできるんじゃないか、と思っています。
変える目的は、「より心地よい人生にするため」です。

私がやっていることは、ほんの親孝行の真似事ではありますが、母が毎日幸せに生きてくれたら、子供としてはこんなに嬉しいことはありません。
まだまだ元気で楽しんで生きていけそうで、私もほっとしました。


以上、ご報告でした。


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