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これまでの組織と、これからの組織と、ジブン発見と。

時代の流れが、ゆるやかに、激しく変化しているのを感じるこの頃です。
「きれいごとをしようじゃないか。」のメッセージを発信し続けるベンチャー企業で働き始めて11年。
人事になって5年が経ちました。

何のための組織か?
ここ数年、肌感覚として一番強く感じている変化を言語化してみると、
【組織のための個】 から 【個のための組織】に
という認識の変化です。

もっと言うと、
【組織】という概念が【コミュニティー】という概念に移り変わっているように感じています。

選考中の学生さんからよく聞く、
「歯車になりたくない」「ありがとうと言われることが喜び」「周りを幸せにする仕事がしたい」という言葉。
この旨の思考性を持っている人は、年収が高かろうとも、ブランド化された企業であろうとも、入社を決意することはないと思われます。

個にフォーカスした心理的報酬
「そんなんじゃ評価されないぞ」「ノルマ達成しないやつは人間じゃない」
(そんな世界があるのかどうかはわかりませんが(笑))、
そういうたぐいの恐怖マネジメントはこの手の人たちには全く効果的ではないことが想像できます。

自分の頑張りが認められないなんて…
私がやってることは誰も幸せにしていないんじゃないか…
ノルマは私に合っていない…

その考えの先に、「社会不適合なのかな…。転職しようかな…。」という考えが出てきます。

逆に、
「○○さんのおかげで助かったよ」「いい仕事をしてくれてありがとう」
という心理的な報酬(感謝、つながり、信頼、尊敬etc…)は、この人たちの気持ちを満足させます。
不思議なことに評価や金銭的な報酬をもらうより、高い満足感を感じさせるようです。

「私がここに存在している意味」を「自他共に認めらることができる心の満足感」が、重要なファクターとしてハタらいています。

ジブンは何者なのか?
少なくとも10年前より、
こういった価値観を持った若者が増えていると感じます。
もちろん社会人の中にも、です。
世の中の枠組みを、リフレームするタイミング。

組織のための個:歯車としての画一的なワタシ からの脱却。
個のための組織:ワタシが居たいと思える組織 の探究。

物理的報酬:高い給料、地位、名誉、権力…  なのか。
心理的報酬:尊敬、信頼、安心、絆、やりがい、繋がり… は見落としていないか。

世の中が個にフォーカスし始めた今、ワタシが大事にしていきたい価値観(モノサシ)が何か?を探すことは、今まで以上に重要で大切なことがらになってきています。

私自身の経験(ガチガチの理性女子から、ジブン発見の期間を経て、ありのまま女子に変化していった過程など)や、会社の中でトライアルしたことなどから、「ジブン発見」のあれこれをコレから書き綴っていきたいと思います!