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『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』エディ×フェリシティでいっそう映える上空1万mの密室アドベンチャー 公開・配信中

【1219(木) PM5時解禁】『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』ポスタービジュアル

原題:THE AERONAUTS  ★★★★☆

気象を予報するという概念がまだなかった、19世紀ヴィクトリア朝のロンドン。気球で高度1万メートルの旅に挑んだ、実際の出来事を元にしたアドベンチャー・ドラマ。

冒頭。19世紀の雰囲気に一気に引き込まれ、まるで道化師のようなフェリシティの扮装とご愛嬌に新鮮さを感じつつも、彼らふたりと共に心のワクワク度も上昇します。

エディ・レッドメインは、『ファンタスティック・ビースト』の魔法動物学者ニュート・スキャマンダーのように、先人たちからは疎まれるような(でも理解者はいる)ちょっと堅物で意固地な、でも研究についてはひたすら真面目な気象学者ジェームズ・グレイシャーに。

フェリシティ・ジョーンズは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のジン・アーソのような、とてつもない勇気と向こう見ずともいえる冒険心の持ち主で、さらに大きな喪失感を抱えている気球乗りアメリア・レンに。

『ビリーブ 未来への大逆転』(ON THE BASIS OF SEX)ではルース・ギンズバーグを演じた彼女が、今回はジン・アーソ以上に体を張った役柄で、こうしたチャレンジングな姿勢も含めて大好きです。


実際はジェームズ・グレイシャーとヘンリー・コックスウェルという男性ふたりが1862年9月5日に飛行したそうですが、

『博士と彼女のセオリー』のコンビを再びスクリーンで見られるだけでも歓喜というもの。ふたりの息の合った、必死の表情をとらえたクローズアップと、荘厳な天空をとらえたロングショットの対比により、気球に乗っている臨場感は増し増しに。

命をかけて上空1万メートルまで昇り、そして地上に降りてきたふたり。美しいだけじゃない、あまりにも大きな天空を相手にした厳しさもしっかりと見せます。


そして

そんなふたりは、決して○○なんかしない、のです。


「ピーキー・ブラインダーズ」のファーストシーズンでも監督を務めていたトム・ハーパー。6月公開の『ワイルド・ローズ』も手がけています。

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